久方ぶりに伊賀の天本先生のぐい呑みを使う

白の化粧土を塗り伊賀らしくガンガンと焼いたもの

焦げありビードロあり御本手あり

それらが重なり合っている

すきな人でなければ汚いと思うかも

きれいなものにきたないものが重なり

きたないものにきれいなものが重なる

きたないものときたないものが折り重なる

時間季節天気の光によって変わる

内側から滲みでるものでも変わる

かく在りたい


先日あれこれと思っていると

人は変わるのが当たり前だと少し納得した

不意に。

相手が変わったと責めるのはお門違い

永遠とは変わりつづけるものか