一楽

hirunesai2009-07-07

窯焚き後、一路 加賀へ

加賀ICの近くのコンビニで買い物

仮眠、と思ったら

猫が着いて来る

菓子パンとかあんまり良くはないけど

食べ物は菓子パンしかない

投げ置くと結構食べる

待ち切れずに、投げようとする手から奪い取る

そんなに腹ペコやったんか

他のお客からも貰ってそうやけどな


取り合えず2時間ほど仮眠

片山津で朝風呂。少し熱めの湯に浸かる


さて、今日の予定はまず加藤和紙工房さん

フィーリングで出発

つか大雑把な地図しか持ってきていない

多分こっち

次はこっち

あら ?? 

迷いました 笑

まぁ良いや、別に予約してあるわけじゃなし

と言うことで適当に佐藤和紙工房さんを目指しつつ、ドライブ

途中の神社が気になり Uターン

車から降りて写真

小松市波佐谷町の磯前神社

云われは分からないけど

鳥居の先、参道の両脇に牛と馬の像がある

再び車を走らせていると、眠い

流石に二日で5時間。しかも600kmを一人で運転 & 窯焚きは無謀

退避スペースがあったので車を停めようとすると

十二ヶ滝 と立て看板

近付いて見ると 小松市布橋町 西尾八景 十二ケ滝 と書いてある

覗いてみると落差は小さいけど、幅があり中々の滝

滝壺の側まで降りられる

水が綺麗

夏とか泳げるかなぁ

写真を撮り、車に戻ろうと歩き出す

みゅ !?  中々に好さげな  石

何でかねぇ 石 って 拾い出すと夢中になっちゃいますよねぇ 笑

20分ほど石拾いを堪能し

再びドライブ


11時過ぎやっと加藤和紙工房さんを発見 !!

・・・ありゃ・・・

工房となっていたので、勝手にウェルカムな普通のお店やと思ってたんやけど

どうも、そおいう雰囲気ではない

慌てて電話をしてみる

紙漉き体験を御願いしたいんですけ・・・・

ダメでした orz

日程が決まっており、その日程以外でも5人以上なら出来るんですけど との事

残念。加賀雁皮紙の体験してみたかったっす


ダメなもんはダメと気分を切り替えて、大聖寺

今度は途中で予約の電話 笑  

らくやき体験工房 翠雲窯さん 13時から

簡単にご説明頂く

土は信楽の赤系に1割ほど砂を混ぜたもの

体験はこの土 2kg で 3000円

お茶碗3つくらい作れるとの事

玉造りで形を作り、乾燥、削りの順

17日の窯焚きで焼き上げて下さるそう。しかもこちらは薪窯だとか

特に作りたい形は決めず気の向くままに

焼き上げは15〜20分なので 大きさは殆ど変わらないそう


こちらの荒木実先生が楽焼を始められたのは

教室を開くので世話をしてくれ と依頼があった為

持ち込みの焼成もでき

土地柄からか、最近は金沢からも結構来られるとか

昨日は41人の外国の留学生が絵付けをした作品を取りに来て

明日は地元の保育園の子供達が25人体験に来られるとか

好いですなぁ、子供達が地元のものを体験し、それを自分で使う

素晴らしいことです


茶碗2つと湯呑みを作り、乾燥

乾燥の間、先生の運転で らくやき体験工房翠雲窯の一周年を記念する

「らくやき作品展」に連れていって頂く

力作揃い。また焼き上がりの雰囲気が違う

中には釉薬までご自分でされている方もいらっしゃる

すごいなぁ

車中でいろいろお話を伺う

作るポイントは 持ち易く 点て易く 飲み易い

あまり茶碗の約束事に拘り過ぎない事

(中には、どうかなぁ という約束事もあるとか)

作ったものはためない

人にあげれば使った感想が聞けるし

なにより溜め込むと作る気が起きなくなるから

大樋焼が楽焼から独立する時 飴釉を頂いたのだそう

だから最近まで楽焼には飴釉が無かった

浄土真宗のお膝元。地元の9割が真宗の方だとか

地元の方は柴田勝家を恨んでるんですか ?

と尋ねると

死んだ人は皆仏さんやから


工房に戻り削り

目安は350g以下

難しい。本当に余分なものは残せない

只管削らないと

磁器の方が言われてた 削ることで本質を出す というのが分かった気がする

茶碗2つの最終的な仕上げの削りは先生にして頂く

一つは高台まで直して頂く

大体 5〜5,5cm。いっても6cmまで

名品といわれるものの高台はこのくらいの大きさなのだそうです

茶碗の底を拝見する時に、高台が顔になるので大き過ぎても小さ過ぎても駄目


最後に作品展の作品を参考に釉薬を決める

御影石と赤 (無鉛) 湯呑みは緑

時計を見ると16時過ぎ

今日はとても勉強させて頂きました

やはり、一楽 ですね

届くのが楽しみです



アクアシピィで風呂に入り

京都を目指す