大徳利やし 大甕やし

hirunesai2009-09-12

目が覚める。何時 ?

9時26分。8時間ちょっと

途中雨音で少し目覚めただけ

とりあえずトイレット

おっ !! 宅きゅーーー便 !!

どこどこ ?

常滑 ! 義翠窯さんやっ !!

開けてみると 思ったより黒っぽい焼き上がり

黒い器胎に藻掛けの緋色と独特の茶緑が似合いすぎ!!

フリーカップの方も少し緑がかった白っぽい灰色の貝釉が渋めです

花入れでもいけそう

土がまた透明感があって好いですね

今度は手びねりで藻掛けかな

ありがとうございました


さて、どうしましょう

五子窯さん、市長選の期日前投票

刀剣の里、備前陶芸美術館

でも なんとなくのんびりしたいし


午後になってやっとこ家出

期日前投票に行き、銀行でお金をおろす

備前へ。駅前に車を停め、五子窯さんへ

お店に入ると、お客さんと類子先生がお話をされている

お客さんは県外の方の御様子なれど備前とは長いお付き合いのよう

お二人がお話をされている間に黙々と拝見

うーん悩むなぁ

良いものが多い。形が堪んない

ただ、これっ!! という決め手のものがない

やっぱり、そういうものはもう残ってないんやろうなぁ

以前お邪魔させていただいた時より数も減ってるしなぁ


お二方のお話が少し耳に聞こえてくる

先生は手ろくろと電気ろくろを使われていた

後年は手びねりのものが評判が良く、手びねりのものが多い

作ってから (使い道を) 考えていらした 何に使おうかのぅ


今日は徳利を買うつもりやったのですが、ぐい呑みなども良い

徳利一つと呑み系を一つ・・・にすると予算が・・

うーん徳利を三つくらいまでに絞り、呑み系を二つまで絞る

ふと、徳利の後ろに蓋物が一つあるのに気づく。

湯呑み ? フリーカップ ?

手に取ると形が良いぃ !!!

全体の形は大徳利のような形で、蓋を取ると大甕のよう

黄胡麻黒胡麻がのり蓋など とろっ とろっ!!

中は底の辺りに少し胡麻があるけど、火が当たっていないので土の感じが分かる

これっ !!!!

15000円也

もう一つ緋襷の3000円の汲みだし ? ぐい呑み ?

引っ付きがあり、見込みの緋襷が金掛かっている

見込みの土に吸われたような胡麻も好い

二つで18000円のところを16000円にして頂きました

ふふふふふ

ふふふふふふ

いやぁ、良えもん もぅたわぁ


お支払いをして、店外へ

あっ、そうや !

もう一度お店をのぞき、ショーウィンドの撮影許可を頂く

いやぁ、良え形やわぁ


不老川まで行くと窯焚きの煙

うきうきうっきーで車に戻り

長船へ


備前おさふね刀剣の里

まず、ふれあい物産館へ

実は刀よりも、“ペーパーナイフ手作り体験”がお目当て

土産用のお守り刀や備前で打った包丁、ペパーナイフなどが置いてある

けども、体験のことはどこにも書いてない。むむむ。

探していると、手作りペーパーナイフキット 1500円なるものが

迷いつつ聞いてみる 原料は備前で作られたものですか ?

奥から男性の方が出て来られ、答えはノーでした。

ペーパーナイフの原料は釘だそうで、洋物もあるかもしれないとの事

どうやら、備前の刀と同じ原料で体験できるのは“小刀製作講座”のほうだけのよう

以下は、そこにいらっしゃった刀工さんのお話

備前の刃物は出雲の玉鋼を原料としているのだそう

で、出雲の玉鋼は現在国産の砂鉄から作られている

しかしながら、将来的には外国産のものになるかも

ガー−ーーン !!!!

なんか、ショック !!!

取り立てて刀に興味も無く、もちろん見ても良く分からんし知識も無い

でも、なんかショックやわぁ

備前の刀が純国産やなくなるかもしれんなんてぇ

それに砂鉄なんてどこにでもあるもんやとばかり思ってた


で、更に伺うとペーパーナイフも原料こそ釘やけど

備前の刀工さんが鍛えたもの ! とのこと

なので一つ頂く事に

先程の男性の方が簡単に作り方を説明して下さる

(販売責任者の中田さんでしょうか ?)

草ヶ部です、平島の先の と言うと

なら、仕上げをしてあげるから 持って来て下さい との事

おお !

ありがとうございます

どんな形にしようかなぁ、と言いつつ使い道はペーパー・・・ではなく

クレイですけど・・・おほほほほほ


折角なので刀剣博物館に

入は500円

小学校の時、遠足で来たよなぁ・・・・

あれっ!? 博物館って入ったっけ ???

思い出せん。まぁいいや。

へぇ〜、ほーー・・・ふぅーん・・・

分からん

まぁ 予想ドリル

単純に好みだけで見て回る

どうもあちしは短刀が好みらしい。なんか好い

あと鞘。漆芸ですね。卵殻のが かっちょ好い

日にちや時間帯がよければ、刀工さんの仕事も見学できます

今日は塗師の方が仕事をされておりました

他にも柄に巻く鮫皮を触ったりもできます


飯を買って 帰宅

今日は午後からやけど、なかなかに濃ゆい一日でした