ま、間違いじゃないよね ?

hirunesai2010-08-24

蔵の湯でひとっ風呂浴びて

14時過ぎ倉敷中央画廊さんへ

咲楽の女流展へお邪魔させて頂く


今日はまげやさんこと竹崎洋子先生が在廊されていて

いろいろお話を伺うことができました


焼き物を始められたきっかけ

元々、工業デザインの勉強をされていたのだけれど

陶芸のサークルを作って、陶芸を始められたことが始まりとか

笠間の堤綾子先生(と仰られていたと思います 汗)のところへ

その後も何人かの先生を訪ねられ、備前

絵心が無いので最初から焼締めで ! と思っていました との事


備前では最初末石先生のところに

来たんなら働きゃあ良えがあ と言われ

少しの間、土作りなどをお手伝い

その後、作りてえんなら探しゃぁ良えがあ と言われ

‘あ’から五十音順に電話をかけていき、森泰司先生にお世話になることに

修行後、独立

最初は窯を借りて焼き上げ、展示をされていたとか

現在、旦那さんの竹崎典泰先生と御一緒に焼き物作りに励んでおられます


人の縁に恵まれました。と


土は三種類


型物はなかなか難しい

先生曰く、場合によっては轆轤の方が簡単かも


電気窯だと煙を噛まない


煙道を借りて煙道だけで焚かれたことも (珍しい!)

スアナを幾つか塞ぎ、角窯の様に焚かれるのだそうです

ただ、こういうのは余り窯に良くないですとの事

(去年の備前焼まつりで頂いた竹崎先生の酒器はこの時のものと判明

塗り土ではなく強還元でした)


現在伊部では新しい窯は築けないのですが

(窯を作り直すのはOK)

厳密には‘煙突’が作れないのだそう

なので、窯元さんなどは

1本の煙突で‘複数の窯’を作られているのだそうです

吃驚

今でも登りだけがメインやと思ってた

伊部侮り難し


窯は‘道具’なので使い方次第です

おおー、なるほどー

オイラなんかは、窯と聞けば焼けのことぐらいしか考えが及ばないけど

確かに 作り手さんから見れば‘道具’だもんなぁ

作り手さんならではの何気に格好の良い言葉でした


頂いたのは、竹崎先生と土器先生の灰被りのぐい呑み2つ

竹崎先生のものは、激しい黄や黒の胡麻、焦げ、薄い紫

グレイッシュなライトブルーに玉垂れ

飛び散る自然釉

見込みは濃い紫蘇色から黒に

こちらも黄、黒、焦げ、玉垂れとかなりの激しさ

これで 四千円

4000円 です !!

お買い得過ぎ orz


土器先生のもの

ころがし

少しばかり緑味を帯びた青灰色

抜けの緋色と周りの黒、両側に小さな石と共に流れてきた自然釉

クレーターのようになり、全体がややカセ気味

色味が好い !!

値段は・・・

しぇん、ごひゃく ぇん ?

1500円 ?

・・・

せっ、千、五百円 !?!?

・・・・

えーーーーー、1500円 !!!!!!

ま、間違いじゃないの ???

だ、大丈夫 ???

ご、ごっつぁんです


だけど・・

これを1500円で売られたら・・・

他の先生方は・・・

大変かも


咲楽の女流展は 9/5まで

10〜18時 (最終日は17時まで)です

竹崎先生ありがとうございました