備前焼まつり2010 初日

hirunesai2010-10-16

朝6時過ぎ起床

熱は大体下がったかな

多少咳が出る程度


8時前備前へ。既に伊部小は満車

中学校に車を停めて駅の方へ

ふらふらと歩きながら遠目に眺める

早く来た人が結構見て回ってる

オイラは作家さん狙い

お邪魔させて頂いた順番に書きます


まずは、獅々堀 達先生のとこへ(衆楽館本館の前のテント)

ぐい呑み。いい。好い

徳利も見た感じより全然軽い

窖窯で確りと焼かれた微妙で複雑なグラデーション

抜けの色も好い

コロガシのぐい呑みを一つ頂く

鎬が入り、黄、黒、焦げ茶の胡麻に焦げ

少し赤味の強い緋色の抜け

好いですねぇ〜

3500円のところ3000円にして頂きました

支払いの時、「確か去年も・・・」と覚えていて下さいました

ありがとうございます


安田龍彦さん

(天津神社より東。衆楽館本館の南西、うつわの店土器さんの横の奥、

土器ことよ先生のテントの奥にある建物の2階)

丁度、安田さんが鍵を開けられるところでした

一番乗りです。いぇい

もう、次の窯の作品を作られているとのこと

ぐい呑みを一つ頂く

胴にカセ気味の胡麻

見込みには焦げ茶の胡麻の上に

ボワボワとした大き目の黄胡麻が舞う様に

流石、胡麻が多彩な安田さんです

2100円が1600円

ありがとうございます


渡邊琢磨先生(旧安達酒店さんのところ。天津神社より西)

何やら忘れ物をされて一度引き返されたそうで、到着時開店準備中

それでも選んでいる間、軽妙な言葉を掛けて頂く

包装してある新聞をはずしつつ拝見 (勿論、許可を得てですよ)

ぐい呑みを一つ

コロガシで先生お得意のテクスチャー物 (勝手に命名しました)

青海波ではないけれど青海波っぽい文様が施されてます

目の細やかな土に細やかな胡麻が掛かります

2500円也

ありがとうございます


中平美鈴先生

(駅から北へ真っ直ぐ。突き当りを右折して暫く進んで右手

渡邊先生より西です)

コロガシのぐい呑み

黄、青、焦げ、紫蘇色、緋色、抜けの部分は還元が効いて黒っぽい

色取り豊かな焼けながら、全体としては控えめな感じ

見込みの細かな黄胡麻もいい感じです

2100円が1600円

支払いの時「先日の・・」と、覚えていて下さってました

ありがとうございます


内田和彦先生

(駅前の横断歩道を渡って、北西の道をしばらく、左手。 第3特設会場より西方向)

炭入れのお話など教えて頂く。なかなかに大変な作業のよう

入れる場所の順番、入れ方の順番、炭を熾くかどうか

これらで焼けが変わってくるそうです

クラフト系ですか ? と伺うと

いえ、特に意識はしていないんですけど との事

ただ、地元の静岡に戻った時にも同じ様に聞かれたとか

ぐい呑みを一つ

まだ土が軟らかい内に鎬を入れた、少し変わったマチエールのもの

黄、青に焦げ

2500円です

ありがとうございます


竹崎洋子先生(内田先生の場所からもう少し西方向へ、道路から右手奥)

コロガシのぐい呑み一つ

抜けの緋色から茶、こげ茶、焦げへのグラデーション

控えめでシックな感じのぐい呑みです

「この間も買って頂いたので、申し訳ないです」と

2000円を1500円にして下さいました

すみません、ありがとうございます


さらに西方向へ、上堂智子先生

(花友さんのところ。リフレセンターの少し南

小山陽子先生と並びで出されてます)

先日の天満屋福山店での約束通りお伺いしたのですが

最初に「すみませーん」と

    ?

急遽、愛媛での個展が決まり備前焼まつりでの出品数が減ってしまいまして

とのことらしい。まあ、それは仕方ないですね

個展頑張って下さい

それから、土器先生の窯焚きのお話を伺いました

土器先生は高温域を少し長めに焚かれているのだとか

道理でガンガンな訳だ

観音土のぐい呑みとかもあったのですが

頂いたのはコロガシです

黄、青に焦げが多目

更に焦げのところにメタリックな紫蘇色が !

17日程焚かれたものだとか

2000円を1800円にして下さいました

ありがとうございます


六べえさん

(リフレセンターの北側の道を東へ。原田乳業さんのところです

新幹線の高架下に倉庫があり、そちらでの販売もされています)

社長さんにご挨拶をして、備前焼まつりの出だし具合などを伺う

住宅事情や景気の動向などで壺、花入れなど大きいものの動きが悪いかな〜

と仰られていました (六べえさんでは8割引のものも置かれているのですが・・)

お話の途中で丁度目の前にある大きな大甕の話に

なんと駒形先生作の大甕でした。でかい〜

駒形先生、大田原さん御二方とも御元気だと伺いました

さて、中にて拝見

壺の中に自然釉をがっつり被った宝瓶 (やったと思う) があったので

手に取ろうとすると、見事にがっつりと引っ付いて、一体化していました

何か、妙につぼに入って可笑しかったです

頂戴したのはぐい呑みを二つ

一つは駒形先生のもの (ラッキー)

しっとりとした茶色に白っぽい抜け

量は多くないですがカセ気味の黄胡麻が胴と見込みに品良く

もう一つは作者不明

飲み口が楕円になり、胴見込み全体に白っぽいカセ胡麻が掛かるもの

どちらも1000円の計2000円でした

ありがとうございました


その後は気になったところを少しづつ見させていただきながら中学校まで

結局また、五子窯さんを覗かさせてもらったんやけど

うぅぅ、まだ良いのが結構あるーー

うぅぅ、蛙に成れ、蛙に成れ  笑

来年じゃ


11時半ごろにまつりを離脱


少し時間を潰してから

13時頃、澁田寿昭先生の自宅工房へ

前掛けを着けたまま迎えて頂く

次の窯へ向けて製作中 ! なのです

いろいろなお話を伺えました


土は5,6種類。自然練り込みの土は2種類

石よりが大変

若い人は若い人同士で

木枠の型や道具も自家製

自然練り込みの土だと型で作った後に表面を全て削る (大変な手間だぁ)

ネットショップのこと(写真一つでも大変)

個展用に100個くらい取り置く

作家としてどこで違いを出すか

轆轤仕事の占める割合は少ない (渡邊先生も言われてましたね)

備前の土より、萩や美濃の土(もぐさ土など)の方が、轆轤では扱い難い


途中、鎬の仕方 (スピードとか) を伺うと

実際にやって見せて下さる

乾き具合を見計らって、 スッ と、フルーツをカットしているような感じでした

おおお、凄い


先生の自然練り込みの土では黒い土が白くなる

同じ窯だと場所に因る収縮差は無い。土の種類に因る

これからのけらもすの展開について

先日、知り合いの父君がアメリカから備前焼を見たいと来られた

(その時、轆轤体験もされたそうです)


そして、更に、ディープな、裏事情 ?、等も

例えば、良く焼けた備前・・・・

ぴっぴっぴっ

ぴっぴっぴっ

ぴっぴっぴっぴっ、ぴっぴっぴっ

とか

例えば、備前焼の○は・・・・

どんどんどん

どんどんどん

どんどんどんどん、どんどんどん

とか

・・・・

すみましぇん、書けまちぇん、自粛させてつかぁさい

いやぁ、でも貴重なお話でとってもおもしろかったです


で、本日は自然練り込みの片口を頂くことに

自然練り込みでも白っぽく焼ける方のものです

支払いの時、上代は4000円なのです がっ

うーん、お祭りやから・・・○×△□円で !  (ホンマに安過ぎなので伏せました)

えっ ?! ・・・えーーーーーーっっっ !!!

いやいやいや、先生、それは、安過ぎですっ

お祭り過ぎですっっ !!!!

1時間半ほども長居して、貴重なお話を聞かせて頂いて

その上そんなに安くして頂いては

流石に申し訳ないので 3000円で手打ちにして頂きました

本当にありがとうございました



画像は奥左から

 澁田先生 駒形先生 内田先生 上堂先生

真ん中左から

 作者不明 中平先生 渡邊先生 竹崎先生

手前左から

 安田さん 獅々堀先生        です。


画像が小さくて分からないだろうけど


明日はおとなしく自宅待機かな

月曜日と合わせると、何だかんだで3万ちょっと使ったし

満足ぢゃ