そこから白鳥、大野と抜けたので
なかなかにタイトな山道のドライブでした
しかも夜中 笑
大野辺りで適当に寝ようと思ったけど
興奮の為か寝られない
まあ、いいや と、そのまま越前陶芸村へ向かう
5時過ぎくらいかな、陶芸村に到着
ちょっぴし迷ったのは内緒 笑
駐車場に車を停める
既に窯から出る小さな炎が見える
夜の闇の中で窯が美しい
直ぐに着替えて
現在、絶賛窯焚き中 ! の越前窯に向かう
窯焚きをされている方はお二人
日向豊先生と神奈川から(凄げぇ ! )来られているお姉さまです
丁度人手が少ないときに来たみたい・・大丈夫か ? >>俺
因みにお二人は昨晩の21時から焚かれているそうです
しかもこの後は朝 9時まで焚かれるとのこと
12時間とか・・
もひとつ因むと日向先生は 4日目
12時間×4・・とか・・
更に明日は火止めまで居たいと話されていました
もう頭が下がります
お姉さまに横くべの手解きを受ける
一応 3年前にも横くべの手伝いはさせて頂いたのだけど・・・
出来ない orz
まごつく orz
その内、顔のすぐ近くまで炎が来る始末・・・
危ないので溶接用の顔当てを貸して頂く
(因みに髪の毛が少しチリチリになられた方もいるそうです)
それでも3,4回ほどすれば何とかかんとかだけど
形にはなって・・・きた・・のか ?
オイラが薪をくべている辺りは1180℃くらい
一番温度の高いところの温度計の温度は既に1280℃
まだ 1日以上焚くのに結構温度上がってるんだなあ
横くべの間次の薪を用意したりするのですが
神奈川のお姉さまは手馴れた御様子できびきびと動かれる
そればかりではなく周りへの気配りもきちんとされる
本当にアマチュアの方なのか ? と疑ってしまうほど
如何見ても作家さんにしか見えないのですが 笑
凄いです、本当に
後ほど、焼き物暦が15年ほどで、年に一度くらい
沼津の貸し窯で共同で窯を焚かれているとお聞きしましたが
それを聞いた後でも、やっぱり凄いです
元々の人間性が違うと思います
一段落したところで、焼きみかんなるものを頂戴する
なんか、酸味が飛んで不思議なお味
元は結構酸っぱいみかんなのだとか
そういえば某公営放送で世良公則さんの陶芸番組に出られていたのが
日向先生だったと思うので、確認するとやはり日向先生とのことでした
途中様子を見に関係各位の方々が来られる
日向先生の父君の日向光先生(今回の窯焚きの総指揮を取られている方)も
様子を見に来られて
朝、交替の先生方が来られる 9時までの横くべ手伝いの命を拝命する
少しばかり横くべにも慣れてきて、ちょっとだけ余裕が出来たので
よしなしごとを考える
やっぱり12時間って大変やよなあとか思っていると
他の方とお話をされていた日向先生曰く
今やったことの結果が出るのが、大体 5〜6時間後なので
12時間でも悪いわけではないとのこと
うーん、流石
朝方の心地好い風
9時前に山田先生をはじめ、朝の当番の先生方が来られる
さて、んだば帰っぺとか考えていると
なんか、山田先生がオイラの大鉢は(中に)入っていなかったかも
とか言われて、確認してきます、と確認に行かれ
そして、戻って来られてから
大丈夫です、ホームページで確認しました と
とりま、後は朝の先生方にお任せして
やや逃げ気味に退散です 笑
お手伝いさせて頂いたのは 4時間ほどでしたが
前回同様、とっても貴重な体験をさせて頂きました
薪窯体験実行委員及びスタッフの方、他の参加者さん
ありがとうございました
本当に珍しいですよね、作陶だけじゃなくて
窯詰めから窯焚き、窯出しまで、文字通りに‘体験’出来るなんて
次回は出来れば窯詰め体験がしたいなあ
さて、どうしよう。このまんま直ぐに帰るのもあれやし、と
越前秋季陶芸祭を見ることに
着替えてから新作展、クラフト市、薩摩焼展などを見ることにす
まあ、あれや
取り合えずやなぁ
・・・・
凄げええええええええええ !!
正直
吃驚した
絢爛から重み、瀟洒から控えめな美
相反する要素が高いレヴェルで混ざり合っている
レヴェル高けえええええ !!
白薩摩の暖か味のある白とか細やか〜な貫入とか好えわぁ
なんか薩摩に行く用事があったような気がするなぁ 笑
薩摩焼展の後クラフト市で
青ノ木窯 松井勝彦先生の酒器を頂く
メタリックで銀河の様な釉薬で
勝手に鉄釉とかなんかやと思っていたら
南斗 ! 越前海岸の石を釉薬にされたものなんだとか
越前海岸の石に鉄分や、あとおそらくマンガンも
含まれているからだと思います、とのお話でした
綺麗ですよー、光の加減で静かな金色に光ったり
メタリックブルーに光ったり
宇宙の写真を眺めているようです
こちらの釉の作品は電気窯で焼かれているとのことでした
(焼き締めの作品は穴窯焼成だそうです)
お値段はお祭り価格の1500円 ! でした
でも、好いですよねえ、地元の石から釉薬だなんて
あと新作展や福井県陶芸館で販売されていた
越前焼の作家さんや窯元さんの作品の中にも
良さ気な焼きもんがありましたよ〜
まあ予算の関係で、ね・・・ですけど
ヴァリエーション豊富です !
陶芸村を離れ、越前海岸へ
刺身定食なんぞをいささき
かれい崎荘でしとっ風呂
結構、疲れている感じだったので
無理らずに海岸でぼーーっと石拾いをしたり
(注※ 別に釉薬にする為ではなく 笑 オイラの墓石ですな)
夕方少しだけ寝
目覚めるともう薄暗い
うーん明日はどうしよう
このまま帰るか、もう一箇所くらい寄るか
いずれにせよ西へ
画像は頂いた青ノ木窯さんの酒器