峯紅葉

hirunesai2013-01-05

6時半過ぎ

昨夜、早目にマンガ喫茶入りしたので

時間が来てしまう

まあよかんべえ、と朝飯

カレー  笑

洗濯物になった衣類などを郵パックで送る

駅へ


電車を乗り継ぎ上野毛駅

早過ぎ、2時間程早い

時間を潰せそうなところも、ない

うぅ

その辺を徘徊したり、コンビニで立ち読んだりで時間を潰す


10時に開館

今日から五島美術館で始まる

時代の美 第3部 桃山・江戸編 を見に来たのです

つか、峯紅葉を見たい !

今回の旅のメインデッシュで御座います

(だから珍しく関東をうろついていた)


絵や書は詳しい方に譲ります

取り合えずに気に入ったものだけ

尾形光琳筆 紅葉流水図

尾形乾山 雪松図と四季花鳥図屏風

       視線の動きとか、あと小さな白い花

小堀遠州消息 月迫ち茶入添文


さて焼き物


茶入は一点のみでしたが

瀬戸肩衝茶入 銘 月迫

つくしい土と釉、肩の緊張感


お茶碗

今回は素晴らしいお茶碗が揃っております


光悦の赤楽茶碗 銘 十王、黒楽茶碗 銘 七里

特に 十王はとってもいい

小難しいテクニックではなく

シンプルで控え目なセンスある技術

線、ヴァランス、釉、絶品 !


のんこう黒楽茶碗 銘 三番叟

高いレヴェルでの計算されたセンス

天才肌


黄瀬戸平茶碗 柳かげ

どこまでもうすく透き通った朽ち葉色の釉の美しさ


長次郎赤楽茶碗 夕暮、黒楽茶碗 千声

最初、実際に拝見したときは

なんか、もう少し煮詰められるんじゃあ

形というかヴァランス的な・・・

敢えて、整えていない ? 突き詰めていない ?

という感想だったのですが

それが、暫くすると

でも、崩せないよなあ

箆のあとなど控え目だけど

この形、ヴァランスからは

なに一つ、動かしようがない

鶴首徳利のヴァランスを思い出しました

その形の良し悪しとは別に、崩せないヴァランス


敢えて、誤解を受けるのは承知の助で、書かせて貰うなら

(まあ元々素人ずぶずぶが好き勝手書いているだけですので 笑)

光悦のお茶碗をオイラ達素人が写しても

光悦の○○の写しです、と言えば

(ものまねで真似をしている人物の名前を言うようなもの 笑)

技術、センスともに天地以上の差はあっても

あ・・・あ・・・あーー・・・写したんだ

くらいには言ってもらえそう

若しかしたら、ひょっとしたら、このまま

技術、センスが遥か遥か高みに繋がっていけば

あるいは、写しと呼んで、呼べないことはないかもしれない

でも長次郎の写しだと

どんなに形を似せて写しても

違う

って、言われそう

根本的に、違う という風に感じてしまいそう

(飽くまでタイプ的な違いの話です。光悦、長次郎共に素晴らしいです !)


峯紅葉

赤味を帯びた釉が美しい

造形的には、大胆の極みみたいなお茶碗に見えますけど

基本的なリズムからは外れていないんではないかなと

唯一、イレギュラーな音、それは素晴らしい音、は口辺の箆目だけ

箆目と釉、箆目と口辺

計算が先か閃きが先かは分かりませんが

いずれにせよ、すご過ぎです


鼠志野の伝世のお茶碗が少ないというのは

鼠志野独特の美しさを出すのが難しいからかもしれない

根津美術館の山の端も見てくればよかったよ


なんだかんだと 2時間ほど見ておりました

といっても、その殆どがお茶碗

ぶっちゃけて言うと、峯紅葉にへばり付いておりました 笑

相変わらず、怪しい  笑


当然図録は頂いたのですが (1000円です  画像のね)

峯紅葉をあらゆる角度から写した「特集 峯紅葉」とか

「峯紅葉の総て」とか出してくれないかなあ

写真にも依るけど、1000円くらい出すよ


美術館を出て、もう、大満足で駅へ

今日はもう、この満足感を壊したくないので、さっさと移動

東急で横浜に出て、あとはしたすら東海道本線を西へ

20時頃大阪入りの御堂筋線に乗り換え心斎橋の清水湯さんでしとっ風呂

少しふらつく

夜のなんばなんてしさし振り

相変わらず良ぉも悪うも、賑やかな街や

ただ未だに歩きタバコやら道端で唾吐くやつとかはどうかと思うわ


今夜もマンガ喫茶にin