越中三助焼 !

hirunesai2013-05-05

( 昨日の妻有焼陶芸センターの後 )

妻有焼陶芸センターを後にして

最寄のコンビニで 翌 5日の体験の予約

お昼からなら空いておりますとのことなので

5日の13時に予約

後は来た道を富山まで戻る


上越市の七福の湯に寄る

炭酸風呂が気持ち好い

湯上り後休憩室で 1時間程休憩


再び富山を目指す

ちょこちょこと休憩をしながら、相変わらずにのむびりと


日付が変わって 5日の 4時過ぎ頃に道の駅井波に着

5時頃に睡眠するも 8時過ぎには暑さで目覚める

寝袋の中は長袖のシャツとおバンツだけなのにな

まあGWだというのに寒過ぎるよりはましか


折角なので木彫りの体験をするつもりだけど

体験は10時からなのでねカメラ片手に駅内をふらつく

きょーーーー

と行き成り鳴き声が聞こえる

声の主の方を見てみると、雉 ! 4回目だっけな、雉に出会うのは

こんな人里の田んぼの中にまで下りて来るのか

うらやま

早速に雉をカメラに収める


雉に気を取られていると既に10時半なり

あたふたと 2階のくりえ〜と工房へ

先客に年配の男性 (常連の方かな ?) がお一人と

小学生高学年くらいの女の子達が10人くらい

女の子達は東京から来たらしく、この木彫り体験の後は

煎餅焼きの体験をすると話していた

楽しい思い出になるでしょうな


さて、体験です

体験に使われる木は軟らかいものだということですので

そんなに難しい体験ではないかと思います

寧ろセンス的なものの方が・・・


まず彫るものを選びます

お皿、お盆、筆箱、手鏡、あと宝石箱やペンダントのトップなんかも

( 注 物によっては在庫の有無、値段の違いがあります )

結構種類が豊富

で、オイラはコースター (600円) をおチョイ

まず鉛筆で下書き。消しゴムで消して納得いくまで描くもよし

ヴァーンと一発勝負でもよし

下書きが描けたら三角刀で彫っていきます

3,4回程彫り直し、線を深くします

時間の制限は特に無く ( 勿論営業時間内の話し ) 納得いくまで

どうぞ、と仰られていましたので時間と技術のお有りの方は

是非、大作にチャレンジを


オイラ的注意点、留意点

 手前にあるもの ( 自分に近い対象物 ) から彫る

 端っこの方は彫り難かったり、変な彫り跡になりがちなので注意

 1回目の彫りは木が張っているのでそうでもないが、2回目の彫りは

  安心してしまい、少し雑になりがち

 飽くまで下書きは下書き。フィーリング優先

くらいかな

後は、麦からビール力任せはケガの素です


んで、オイラが彫ったのは南天

彫りだしてから気が付いたけど、実の丸がナンしい

それでも黙々と彫り続けていると、完成する頃には既におひるだー直前

最後に汚れ防止の蜜蝋を塗って頂き、完成です


道の駅を出てコンビニで買い食い

13時前、越中三助焼の窯元さんの自宅工房に到着

四代目の谷口三明先生自ら出迎えて下さり、工房へ案内して頂く

美味しいお茶を頂きながら、使い込まれた三助焼の器を眺める

好い感じです

少し深みのある緑や淡い緑、藁灰の白、静かな茶色に沈んだ赤

綺麗やわ〜

中でも緑色のやさしい風合いがとても素敵です

穏やかでやわらかな春の日差しを想わせるようなみどり色のものも


少しばかり土などについて伺いました

土は地元の土で山の谷になった場所の土

釉も木灰など地元の原料から作られる


昔は薪窯だったけど、今はご近所のことを考えてガス窯で焚かれる

まあ、どこに行っても、このあたりは仕方がないことですが

最近はガス窯でも大分良い焼けが出来るようになってきたそうです


お茶碗を作らせて頂きたい旨お話しすると、先生もお茶碗を作るのが

好きで楽しいと


土の準備をして頂いている間、焼き物を拝見

本当に綺麗


準備が整い体験開始

椅子ではなく胡坐での体験。なんか新鮮だ

家でするときはいつも胡坐か、偶〜〜に正座だけど、体験では珍しい

で、手轆轤なしパターン

まあ別に、手轆轤なしは初めてでもないので、そのまま作り始める

( この後、削り作業に入った折りに手轆轤を出して下さいましたので

手轆轤自体は置かれています。必要な方は最初にお願いして下さい )


細やかでサラサラした手触りの土で

作っている形もありますが、とても作り易い土です

といいますか、先生の土の仕込が良いのではないかと

オイラみたいに高台まで仕上げていくタイプには

あまり水気があったり、軟らかな仕込みよりもこの位が丁度

好い感じぃなのです


黙々と作る

昨日お邪魔した妻有焼もそうだったのですが

今回のテーマは中の形

内側を重点目標として作ります

人間と同じで、器も中の形で外の形が決まる・・・

白洲正子さんの受け売りなのですが  笑

以前から御本で拝見して、頭の隅には ( 多分 ) あった ( はず )

なのですが、中々実行に移せずいましたもので・・

今回は気持ちも新たに、と


1時間ほどで完成

結構、良くない ? このお茶碗


仕上げて頂く釉薬を選びます

  えっ !?

20種類以上ある !!

嬉しい予想外です

淡い緑や深い緑、藁白など単体の釉や

2種類の釉を掛け分けたものなどが、20種類以上ですよ〜

しかもどれも綺麗

暫し迷わせて頂きましたが、やはり淡いみどりと白の掛け分けにしました

このみどり色がなんとも言えないのですよ


体験料のお支払い

体験料 1500円 + 送料 500円 の2000円也

送料を少しおまけして下さいました

ありがとうございます


折角なので三助焼の焼き物を頂く

湯冷まし

2000円のところをこちらもまけて下さり、1500円にして下さりました


最後にお茶をもう一杯頂き、お暇させて頂きました

三助窯さんありがとうございました


眠気の波状攻撃をかわしつつ岡山への道を戻る

途中で山代温泉に寄り総湯で浴び浴び

( 因みに古総湯の方は体を洗えずにお湯に浸かるだけになるそうです )

近くの山中温泉もそうだけど

う〜ん、効っくぅ〜

本当に10分もしない間に、疲れが とぉーー っと出てきて

許されるのなら、このまま風呂場で横になり寝たい

(勿論、マナー違反なのでしませんけど)

こんな感じですので、山代温泉に来られる方は

少し時間の余裕をもって来られた方がいいかもです

風呂上り後直ぐに運転とか無理っぽいので

それにしてもいいお湯だ〜


山代温泉を出て再び岡山に戻る