細川家の名宝展

昨日天満屋さんの後、県立美術館に

永青文庫 細川家の名宝展

既に時間は15時をまわっているので

ちょっとやばいから駆け足で見るか、と一度は考えつつも

結局、いつもドリルにマイペースで見て廻ることにする

どうせ書画の類やら、国宝つったって鞍なんぞ

オイラに分かるはずもいしの

いつも通り好きなものを好きなように拝見することに


今日のお目当ては茶器と武蔵筆の水墨画

まあこちらも分かりはせんのだが  笑


鵜図 宮本武蔵

 鵜の脚の力強さに目が行く

 過も不足もなく落ち着いて力強さを感じる脚

 後で見た白隠禅師の乞食大燈像の足にも ( 同じではないが )

 同質なものを感じた

 それと、鵜の目

 鳥の目というより女の目に見える


ガラシャ消息

 奥行き

 素晴らしいの一語

 教養の高さと類稀なるセンス


芦雁図屏風 伝宮本武蔵

 冷え寂びた景色だと眺めていると

 身体の芯のほうから熱を帯びてくる


七仏通戒偈 一休禅師

 水や風のように流れる書画はよく見るけど

 まさに奔る炎


厚板紅萌黄薄紫浅葱段結花唐草文様

 グラデーション ? と言っていいのかな ?

 味わい深い


烏丸光広試筆

 余白


円文螺鈿茶器

 おだやかでどこか儚い螺鈿の光


古瀬戸肩衝茶入 出雲肩衝

 キリとした佇まい。美しい釉の照り


利休尻ふくら

 駄目だ、オイラにはまだ早い・・・


掛分茶碗 銘 念八

 見込みの腰の辺りの立ち上がりのカーヴの穏やかさ

 洒落た繕い


熊川茶碗 銘 米量

 黒とも茶とも灰ともいえぬグラデーションが複雑に入り込み

 細かな貫入とともに釉に多彩な表情を持たせる


熊川茶碗 銘 夏山

 銘の通りに窯変と細かな貫入、大きな入が夏山の遠景を見せる


桜九曜紋唐草螺鈿料紙箱

 美しい !

 そして、欲しい !

 贅沢に施された大きな螺鈿が美し過ぎる

 変わらず流れ行く時の光を見る如し


黒楽茶碗 銘 おとごぜ 長次郎

 腰下から口まで、一息に見せる曲線が美しい


と、‘ 第 1会場 ’でよかったのはこんな感じでっす

・・・第 1会場では

第 2会場は

第 2会場は・・・

・・・・

時間切れで見れませんでした !!

・・・・

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つかさ、第 1会場の最後の部屋に入る前に

もう直ぐ17時で閉館の案内が・・・

うぅぅぅぅう

まあ、ある程度お目当てのものは見られたからいいけどさぁ・・・


第 1会場しか見ていませんが、思ってた以上に見応えのある展覧会でした

流石大大名家の名宝展です