藤沢焼 !

hirunesai2013-08-14

3時過ぎにお目覚

暫く横になっていたが

眠れそうにないので

( まあ、電車の中で寝てるからの )

館内をうろうろ

昨晩、食べられなかった かつおのたたき丼のことを思い出し

誰も居ない食券機の前に恨みがましく佇む

なんで、食券がねえんだよぉ

もう一度見直す

見直したところで今晩は別なところに泊まる予定なのだから

詮無きことなれど・・・

あ ! あった・・って、ドリンク類の食券機じゃねぇかよ

こんなもん、分かるか !!

食券機が定食もの、丼もの、ドリンク類の 3つあり

その内のドリンク類の食券機の一番下で、オイラが恋焦がれた

かつおのたたき丼の食券が売られている

分かるかよ  笑

せめてポップの案内くらい付けてよ

まあでも、かつおのたたき丼を食することは叶わじなれど

謎が解けてすっきりした


6時半前出立、つってもバスに乗るにも電車に乗るにも中途半端な時間

その辺をのむびりと散歩、もちろんカメラ片手に


バスまではまだ 1時間程あるけどイオン前のバス停へ

普通に大きなクロアリがいる

ガキの頃には家の周りにも普通にいたのにな


バスに乗り北上駅

あまり急いでもバス待ちの時間が増えるだけだけど

とりま花泉駅に向かう


花泉

バスまで 1時間半。取りあえずバス停の場所と時刻表を確認

その後、駅近くにスーパーがあったので朝飯と昼飯

それから水分を確保

今日の目的地にはコンビニなどないのだよ


千厩 ( せんまや ) 行きのバスに乗り30分弱

割山というバス停で下車 ( 運賃680円 )

そこからは歩き

昆虫や花の写真を撮りながら40分弱

やっと藤沢焼と書かれた看板が見えてくる

正直、この看板が見えるまで、道が合っているのか

不安で仕様がなかった  笑

バス停からの道をそのまま、変に横道に入ったりせず

道形にくねる道を進むだけでOKです


看板から少し山へ入る坂を登っていくと、左手に工房があります

更にその上に進むと先生の御自宅 ( だと思う ) があります


挨拶の後、仕上げの釉の種類の説明があり

( 織部、飴、透明の 3種類。透明は土が白く焼きあがる為白色 )

早速に開始です


地元の土ですか ? と伺うと

いえ、それは地元の土ではありません との御返事

地元の土でされますか ? そのかわり薪で焼くので

仕上がりが遅くなりますし、料金も多少お高くなります

あと仕上がりもこういった感じ ( 焼き締めの緋色 ) になります、と

是非 !!

是非、地元の土で !!!

ちゅーこって、にゃんと地元岩手の土で作らせて頂けることに

料金は1000円増しの、1kg 3000円

そのくらいなら、ドンと来いです


先生が手早く土を練って下さり、改めて体験開始です


うん、この土好き

なんか触っていて、どしっ とした重みが伝わってくる土

といっても、実際に重いとかではなくて

伝わって来る感覚に、説明としては変なんだけど、重みを感じる土

作っていて楽しい


体験中に伺ったお話など


本間先生はこの道約40年

なんと、ほとんど独学だそうです


越前や珠洲、美濃など焼き物を見て廻られ

いいものだなあと思い、そして

でも、この位なら直ぐに自分で出来るだろう、と

陶芸の道に入られたそうです


然しながらと言いますか、やはりと言いますか

実際に焼き物を始められてから、色々と学ばれたそうです


窯焚きなどは辻清明先生のところでお手伝いをしながら学ばれた


野焼祭は今年で38回目

毎年 5月頃から準備に入られるとか

今年は天候不順で御苦労されたそうです


野焼祭に今年、20代の岡山県民が参加


備前では安倍安人先生や原田拾六先生などとお付き合いがあるそうです


最近は紐作りで蹴轆轤や手捻りで作られている


土は岩手県の海に近いところで採れる土

砂気も多く、時折鋭い石が入っている為

轆轤の時に手を切ることも

( 確かに鋭い石が入っていました )

耐火度も高く、火前で 5日間焚いても全く大丈夫だそうです



不図気になったので、薪窯釉薬ものも焼成されているのかを伺う

多少焼きます、との御返事

流れで、大した考えもなく、体験で作ったものに釉薬を掛けて

薪窯焼成して頂くとか出来ますか ? と更に伺うと

いいですよ、とあっさりとした御返事

え、あれ ? 本当にいいんですか ? と考えるより先に

お願いします、と言ってしまいました  恥

すみません、本当に宜しかったのでしょうか

根が卑しい上に殊焼き物絡みになると、どうも

いやはや、まったく です

しかも最終的に 2つ作って、片方が織部の薪焼成

もう片方は普通に緋色の焼き締めで、などとお願いしてしまう始末

本当にこんな我侭を快く聞いて下さり、ありがとうございます


1時間半程でお茶碗 2つ ( つっても 1つは小さ過ぎるか )

オイラ的には作り易いし、作っていて楽しい土でした

土味も良さそう


山の中の静かな空間で蝉の声を聞きながら

楽しく体験させて頂きました

最後に体験料3000円を支払い、お暇

粉香木窯さんありがとうございました

届くのは10月末〜11月とのこと

目っ茶楽しみです


バス停まで来た道を戻る

行きの不安な道程に比べ、かなり気分よく


バスの時刻まで 2時間少々

バス停の直ぐ近くの親水公園 ( なんかドッグパークもあるらしい ) で

ぼんやり過ごす

大きな荷物を持ったおっさんが公園でぼーっとしている

地元の人から見ると、完全な

不審者   笑


やっとこバスに乗り花泉駅に戻る

今度は石巻


石巻より更に一駅、陸前山下駅で改札を出る

歩いて10分程の元気の湯さんへ

800円を払いしとっ風呂


再び石巻駅へ戻り、今宵はマンガ喫茶