備前 渡邊琢磨作陶展 〜装〜

hirunesai2015-02-07

遅勤終わり、朝方に寝て

昼過ぎにお目覚

途中起きたんだけどね、くたくたマイバデーがね


のむびりとぽか温さんでしとっ風呂浴び浴びて

天満屋さんへ

水曜日から開催中の 備前 渡邊琢磨作陶展 〜装〜 におじゃマンボー

( 会期は10日 火曜日 迄です ! )


車を停めて 5階の美術ギャラリーに向かう

入り口近くから中を見渡すと、渡邊先生のお姿が !

挨拶もそこそこに展示されている作品を見渡す

おおー ! なんというカラフル !

うーん、美しいガラス達・・・うん ? ガラス ?

隣りの美術画廊でした  笑


改めてギャラリーの方を拝見

しっかりとした濃い目の緋色とその緋色のグラデーションの美しさ

胡麻、自然釉の色とその色味、色の深みの幅広さ

この 2点、押します、私個人的に

押ささして頂きます

コクのある緋色と艶やかな自然釉で装われた備前

押しポイントとしてはオーソドックスといえばオーソドックスですが

故にプッシュさせて頂きます

つか、オイラが押すまでもなく、もうね

誰が見ても良えでしょ !

会期中、天満屋さんへお寄りの方は是非御覧になってください


今回は凡そ 1年半振りの大きい方の窯焚き

それも、お正月 3日からの窯焚きだったそうで

構想製作窯詰め窯焚きと年跨ぎで

何と仕事収めと仕事始めの間が僅か10分 !

既にお正月休みと呼べるものではなく

‘ 休憩 ! ’ レヴェル


会場内に轆轤で挽きっ放しのものがほとんど見当たらない

何かしらの装飾が施されている

先生笑われながら「つい」


酒器などを乗せている板

綺麗な黒に金銀の装飾が・・・

何と先生ご自身で描かれたとか !

しかも、墨汁染め !

墨汁染めにマーカー !   ( 先生、マーカーって  笑 )

きれいなので表面を焼いたのかと思ってました

この敷板作り、途中から興が乗ってしまい

半日やってしまったそうです

流石半日やっておられただけあって、可也素敵なものもありました

ただそうなると、敷板の方に存在感が出てしまい

肝心の焼きものが目立ち難くなってしまうので

現在、板は裏返し中でございます

ご覧になられたい方は渡邊先生まで


この黒い板、本当にきれいです

とてもナ○コさんのリーズナブルな板だったとは思えません

木のコーヒー染めはやったことがあるけど

こちらの墨汁染めの方がオイラ好み

今度やってみよう


今回の薪は赤松に櫟少々


櫟の灰と赤松の灰では櫟の灰の方が融け難い

櫟がいい感じに融けると赤松の方が行き過ぎになり

逆に赤松の方が融けていてもまだ櫟の方が融けていないこともある


大物花器を10点程、窯の良い場所に詰められたそうですが

全部駄目だったそうです

なので、今回の展示、大物選びが大変だったとか


先生の作品によく見られる、ほんのりグレイッシュなライトブルー

これは櫟の熾きに埋もれたところだそうで

当然窯焚きの折は熾きの溜め方に留意される


備前焼まつりでご近所のアクセサリー屋さんは

耐火煉瓦を組んで焼いておられるのだとか


IKEA

最初行って来い窯みたいなものかと思いました  笑


白っぽい胡麻

火前と湿気


不図、見落としていた掛花入に気が付く

大きくはないものの色とりどりの自然釉

その質感、色も様々で中々

素晴らしいです


更に図柄のヴァリエーションが増えた

象嵌ものの青備前などを横目で眺めつつも

キラキラと美しい自然釉が勢い良くぶつかり流れた様な

瓢徳利を頂戴することに

13000円弱也

先生、久方振りの瓢徳利

クッと締まった中程

抜けの部分から濃い緋色、黒へと美しく

幾つものキラキラ煌く黄土色系の自然釉の玉垂れ

音も良い音が出そうです


支払いを済ませ

先生にお礼を言ってから、天満屋さんを後にする


帰宅後早速に徳利の中に水を入れ、‘ 視聴 ’

トゥトゥトゥトゥトトッ

うーん、好え音やねえ

流石、元オケ部員の先生作

って、それは関係がないかな ?!  笑


渡邊先生ありがとうございました