三田青磁 ! & 心月院 !

hirunesai2015-06-28

2時出立

4時間程で三田市

ある程度本日の目的地に当たりを付けた後

1時間ちょっとの仮眠


9時半前、三田市役所の駐車場に車を停めて

三田市三輪明神窯史跡園に、10分程の徒歩にて

工房にて受付けを済ませる

本日は三田青磁の体験講座「やきもの一 ( はじめ ) 」なのです !!


この体験講座は三田市さんが開催されているのですが

三田市民でなくても OK ! という、なんとも心の広いイベント

( 対象・資格 どなたでも、という講座なのです )

しかもですよ、受講料が 700円 !

勿論焼成代込みの受講料なのです !

吃驚ですよね

渋くて綺麗な青磁やなぁ と、以前から気になっていた三田青磁の講座

しかも今回は作るものも自由、という何ともオイラ好みの講座なのですから

このチャンスを見逃す手は、有馬温泉ですよね ( 前振り )

( * 三田青磁の体験講座自体は高い頻度で開催されているようです

   詳しくは三田市さんの HPのイベントカレンダーをチェック ! )


講師は伊藤瑞宝先生

ネットで拝見したお写真だと、ちょっと厳しい感じの方かなあ と

お見受けしていたのですが、実際にお会いさせて頂くと

少し控え目でお優しい感じ、説明も丁寧に教えて下さいます

それからアシスタントをされている女性の方がお一方

こちらの女性も少し控え目な感じですが、関西の女性らしく

軽妙な会話を交わしつつ気遣いの方も確りと

あと参加者がオイラの他に 三名様です

因みにこのお三方の本日の作品、それぞれに力作揃いでした

レヴェル高 !

もしかしたら丹波焼のお近くということも関係があるのでしょうかね ?


体験の土は信楽の土だそうで、600g

今回は、つーか今回もお茶碗です

今日は兎に角、中の形のみに注意を払って作ったのですが

( 直ぐ影響されるんだから  笑 )

オイラにしては超上出来でしたね

もうね、いつの間にこんなに腕上げてん ? みたいなね

・・・・

すみません、嘘でございます

この信楽の土がメタメタ作り易かったのです

なかなかに腰のある土で、始めから薄目に作り易く

高台の仕上げまでスムーズに出来ました

いやはや然し、土のお陰とはいえ大満足でございます


片付けを済ませてから、実は気になっていた

工房入り口に並べられている三田青磁の作品を拝見 & 物色

ミルクマグカップを頂戴してしまいました。425円ですよ !

他にもお湯呑みやお皿、鉢なども置かれていましたから

お近くの方は見学がてらにでも行かれてみては如何でしょうか

一つ一つ微妙に違う色味の中からお気に入りを探すのは楽しいですよ


三田青磁について少し伺ったこと

元々この地で青磁が焼かれるようになったのは

水 ( 武庫川ですね ) 、土、青磁鉱石、燃料の赤松などの

条件が揃っていた為で、しかもなんと ! この三田青磁は

鍋島青磁の様に藩主導のものではなく

民間の窯 !!! だったのだそうです

驚きですよね、本当に

型物が中心で、最盛期には

江戸大阪京都の三大都市で販売されていたのだとか

体験後に展示室で拝見したのですが

深みのある落ち着いた翠色はとても綺麗でした

そして時代が下がり、昭和 19年に原料の減少

戦争などの理由で一度廃窯されて

現在の三田青磁は再興されたものだそうです


再興ですので、土や釉薬も出来る限り昔と同じものを、と

伊藤先生も実際にそのようにされていた時期もあったそうなのですが

土の採れる場所は現在、別な所有者の土地で

青磁鉱石は嘗ては河原で小石程度のものなら拾えていたのに

現在では護岸工事が施されてそれも叶わず

青磁鉱石の層の上は今やゴルフ場、という状態

流石に如何とも出来ませんという旨のお話でした


ただ、そういった努力は決して無駄にはならないもので

釉薬の原料に拘られ、再興された現在の三田青磁も

嘗ての三田青磁の様な、落ち着いた品のある翠色に仕上げられています


体験の後で受付けの方に説明して頂きながら窯跡を拝見

大変に分かり易く説明して下さいました


伊藤先生、三輪明神窯史跡園の皆様

ありがとうございました

焼き上がりが楽しみです


駐車場に戻り、コンビニ弁当でチャッチャと昼食を済ませ

お次は心月院さんへ

ここにお邪魔させて頂かんで、どないすんねん、みたいなね

白洲次郎氏と白洲正子さん御夫婦の墓所がある寺院ですから

御二方の大ファンのオイラとしてはね


車を駐車場に停めて院内へ

とても風情のある寺院で、失礼かとは思いつつ

お墓なども含めて写真に撮らさせて頂きました

本当に墓石や石仏様に風情がありました


御二方の墓前

水を掛けさせて頂き、お墓の近くに用意して下さっている線香を

浄財を納めてからあげさせて頂く


本堂にて白洲退蔵氏、文平氏、次郎氏についての

貴重な資料や説明を拝見

心月院さんありがとうございました


三田青磁の体験といい、白洲次郎氏、正子さんの墓所

お邪魔させて頂いたことといい

いや、今日は本当に大満足です

ありがとう三田市さん !


さて、三田市を後にしてお次は、前振り通りに

有馬へ

車を有馬里駐車場に停めさせて頂き、まず最初に向かうのは

有馬玩具博物館

指人形の絵付けのワークショップをば。250円くらいやったかな

1階に入って直ぐ左手、入館受付けのカウンターで受け付けされてます

お金を払い、好きな指人形を選んだら

ポスターカラーのマーカーを貸して下さるので

それらを持って少し奥にあるテーブルに移動

そこで、好きな風に絵付けをします

オイラはなんとなーくこけしをイメージして

個人的には満足の出来で、結構楽しんで塗り塗りしていたんやけど

ただ体験しているのんが、ぼっちのおっさん一人やった為か

微妙に視線が  笑

いいじゃん、別に。本人が楽しんでんだからよ  笑

つか、ほんまに楽しかった  笑


1階のショップにて蝋纈染め用の蝋を発見

スティックのクレヨンタイプのものやけど

1本 160円か 170円くらいやったから 5本購入


その後はカメラ片手に散策をして金の湯へ

有馬温泉に入るのって何年振りやろかぁ〜


湯船に浸かりながら、不図

・・・金泉染とかってあったよな

まあ、前処理とか媒染とか細かいやり方は分からんけど・・・

ぼーーっと浸かってるのんも芸がないし、ちょっとやってみよっかなー

ということで、なんちゃって金泉染を開始

湯船にタオルを浸ける訳にはいかないので、湯口から出る水を

洗面器に受け、その中に持っていたおぼろタオルのブルーのんを投入

5回ほどそれを繰り返してから一度洗い場のお湯で水洗い

更に 3回ほどしてから、また水洗いの計 8回

結構淡い茶色になった。満足ぢゃ

あー勿論、タオルを浸けたお湯は湯船の外にね


のんびりと駐車場に戻り出立

30分ほど走って眠気が襲ってきたので車を停めて仮眠

実は土曜の昼に起きた後は、今朝の 1時間ちょっとの仮眠のみ

30分ほどで目が覚めたが、用心にもう 1時間ほど寝る


さて帰宅は日が変わってからやな

楽しい 1日やったわ !