フィールドオブクラフト倉敷 2019

1時間弱で無事倉敷芸文館着

地下駐車場に車を停める

8時過ぎ

まだちくとばかし早いのでシートを倒し横になる

10分程休んで会場へ

 

流石にまだ人影は疎ら

作家さん達も準備をする人

まだ会場入りされていない人

ボランティアの方達もまだ然程に忙しそうではない

開店準備で作家さんが居るところから

のむびりと会場内を見て廻る

 

まず長南芳子さんの作品を拝見

以前から気にはなっていた長南さんの作品

心の中にある “ どこか遠くにある街 ” の真鍮のオブジェ

ただオイラの中でオブジェというカテゴリーが

ほとんどないので、拝見するだけだった

今日も本当はミニワークショップの

様子見の心算だったのだけど

長南さんの説明を伺っている内に

オイラの部屋にもそんな物語のあるオブジェが

一つくらいあっても好えかもな、と思い始める

実際に作品を拝見していると

その物語、どこか懐かしく優し気なフォルム

そして真鍮の穏かな金色に惹かれていく

この長南さんのオブジェはテーマ、物語から

作り始められるそうで

テーマ、物語が決まると自然に形が決まって行くのだそうです

またオブジェ通しを組み合わせることによって

全く違う作品に見えるのも中々悩ましいところで

つい集めたくなってしまいます

ということで、オイラにしては珍しく

オブジェ作品を購入

「 月を見る家 」 2160円 を頂きました

忙しい時にこの作品を見て

この月を見る家の屋根に上って月を眺める自分、を

想像したいと思います

長南さんありがとうございました

 

お次は小林徹也さん

粉引きの器が気になったので

灰釉が青味を帯びて青磁色になり

所々に桃色や淡くクリーミーな黄土色とでも言いましょうか

中々にきれいな器です

特に青磁色の釉溜まりは

何とも言えぬ美しい輝きを見せてくれます

土は美濃の赤土で原土を仕入れて

ご自分で精製されておられるそうです

窯はガス窯

4500円

小林さんありがとうございました

 

三番目はワークショップです

以前から一度やってみたいと思っていながらも

気が付けばいつも素材が無くなっていて

ワークショップられなかった

村上愛さんのこつこつ真鍮アクセサリー作り

まず受付け時に素材を選んで購入

ペンダント、キーホルダー、ヘアゴムなどが作れます

素材を購入したらワークショップる時間を決める

と、いう流れ

オイラは八芒星 ( 1500円 ) でキーホルダーに

時間は10時からにしたので

受付け後直ぐにスタートです

まずは村上さんの説明から

模様は金槌で槌目を付ける若しくは

刻印 ( 模様やアルファヴェット ) を単体で使うか

組み合わせて使うか

注意点としては刻印を打つ時は下の方を持って

刻印がずれない様小指で抑えておくということと

それから模様を付けていく内に真鍮が変形してくるので

出来るだけ真ん中から端に向けて模様を付けていく

ということの二点

説明の後は、まず練習です

端材の真鍮に実際に槌目を付けたり、刻印を打ったり

慣れてきたら各自本番開始です

時間に限りがあるので、時間も気にしつつです

金属に刻印を打つというのは以前に

かなざわくらふとマルシェで体験したことがあるので

要領は掴み易いかな

割り合いとサクサクと進む

ただシンプルな作業とシンプルな模様の組み合わせなので

軽く見てると失敗しちゃうんだよね~

シンプルな作業程熟練度が出やすいし

シンプルな模様だからセンスが、ね

まあ、ワークショップですから

楽しんだもん勝ちっちゃー楽しんだもん勝ちですけどもね

結構楽しいですよ模様が出来上がっていくのは !

そして完成 ! 

割りとサクサクと完成したと思ったのだけど

結構時間が経っていて 40分くらい掛かってた  笑

キーホルダーに仕上げてもらっている間

子供達が集中して作っているのを見る

やっぱ子供の集中力は凄いねえ

村上さん、お手伝いの方ありがとうございました

 

少し会場内を見て廻り四番目

四番目もワークショップです

ミニワークショップ

安藤由紀さんのワークショップで

木のコースターを作ろうの方です

( もう一つは木っ端ブローチを作ろうです )

まず木を選びます

ウォールナット、栓、ブナの 3種

コースター本体と飾り ( ? ) の丸い木をそれぞれ

オイラは両方共にウォールナットにしました

作業としてはサンドペーパーの番手を上げながら

鑢っていきます ( 120番~240番くらいやったかな )

注意点は角は落とした方が良い

番手の低いもので面の部分を鑢ってしまうと

傷が残ってしまう の 2点

これも擦っているとつい夢中になってしまい

あっという間に時間が過ぎてしまう

慌てず急いで番手を上げつつ鑢っていく

途中、写真を撮ってもいいですか ? とか尋ねられ

構いません、と答えたものの

20秒と経たずに写真のことなぞ何処へやら  笑

只管に鑢る

擦り上がったところで安藤さんが確認して下さる

好い感じだと思います、とのお言葉を頂戴したので

革紐で飾りの丸い木を付けて、完成 !  です

後は家でオリーブオイルを塗って頂くと更に良くなります

との事

ワークショップ代 700円です

安藤さんありがとうございました

( 因みにもう一方の木っ端ブローチは

  木っ端を選んでその木っ端を重ねて張り合わせていき

  ブローチにするもの。かなりセンスが問われます

  同じ時間に木っ端ブローチを作られていた方は

  安藤さんに教えて頂きながらご自分でブローチピンまで

  付けておられました !  凄い !  )

 

それにしても暑い・・・毎年参加ではないのであれやけど

オイラが参加させて頂いた中では、多分・・・

一番暑い !!

軽~くクラつく  笑

そろそろ退散せねば、と思いつつ

もう一箇所だけ気になる所へ

村松英治さん

知多半島で製作されていられるそうです

頂いたのは酒器かな ? ( お値段的には酒器だと安過ぎるけど・・ )

三彩のものを

2200円

土は美濃の土で土灰釉が基本

そこに銅釉、コバルト、鉄釉を

土灰釉の土灰選びはかなり御苦労なさったのだそうです

この三彩の全体的な色は渋目で少し淡い色味なのですが

それ故に釉の溜まりの美しいガラス質が

一層に映え際立っています

三彩の他にも手触りに拘った焼き〆

表情豊かな織部のお皿も良かったです

村松さんありがとうございました

 

車に戻り倉敷を離れる

なんやかやと 4時間少し楽しまさせて頂きました

作家さん、実行委員の方々、ボランティアの方々

素敵な時間をありがとうございました

 

帰りに少し寄り道

旧姓八木さんのところへ

頼まれていたものを届けた後

椿の落ち葉を拾いに行く

安藤由紀さんのワークショップの木のコースターを

オリーブオイルではなく椿油で仕上げる為

拾った葉っぱを適当に千切って

コースターに擦り付けながら磨く

ある程度磨いたら馴染ませる為に暫し置いておく

市販のオイルをちゃっちゃと塗っちゃうよりも手間だけど

まあ、ゆっくりと仕上げよう

 

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一段目 右 2 安藤由紀さんの W.S. のコースター

二段目 村松英治さん 三彩

三段目 左 1<2 長南芳子さんの   月を見る家

    右 1 村岡愛さんの W.S. キーホルダー

四段目 小林徹也さん 粉引き