轆轤体験の削り

朝、9時前

ぎゃらりぃ松風さんに

本日は昨日の轆轤の削りをば

 

まず先生が 2碗、削りをしながら

説明をして下さる

井戸茶碗の削り

高台側面の竹の節

高台内の兜巾

削りの皺

曲線の整え等々

そして唐津のポピュラーな削り方ですが

まず轆轤に粘土を乗せて

それを上に長く挽き上げ

その上にガーゼなどを乗せて

削る器物を乗せ、削るという方法だそうです

ただ今日はオイラのレヴェルに合わせて

轆轤に直乗せしてから粘土で固定して

削るやり方を教えて頂きました

因みにですが

唐津のポピュラーな削り方だと

素人には心出しが難しくて

意図しないままに

三日月高台になってしまうことも

あるそうです

 

では、井戸の削りです

まず一番最初にすることは

厚み、の確認

それから削りに掛けるものを

轆轤の上に逆さに ( 高台を上に ) して置き

きちんと心出しをした後

4ヶ所を粘土で固定します

このとき「 固定する粘土だけ 」、を

必ず「 上から 」押さえること

内向きに押さえたり

削りを掛ける作品に力を加えたりすれば

作品が歪んだり、下手をすれば

ひび割れたりする為です

あと、きっちりと押さえておかないと

削りの途中で外れてしまうことも・・・

つか、外れました   笑

 

轆轤にセット完了したら

厚みを見ながら高台の上側脇

( = 畳付きの脇部分です ) を削り

ある程度の大きさにしてしまいます

底の厚みが厚過ぎる場合には

ここで畳付きの部分を削り

高台の高さも整えなければなりません

そして高台脇の下側部分、器の底部分を

出来るだけ削り皺を残しながら

削っていきます

形、大きさを整え

削った部分と削っていない部分を

曲線で均します

このときの両側の器の底の

曲線を延ばしていくと

二つの線は高台の真ん中辺りで

交わることになります

 

次は高台内の削りです

兜巾の頭が高台より低くなる様に

高台内の真ん中辺りを少しだけ削ります

高台内を中心から外に向けて

削っていきます

で、削り完成 という感じです

 

3碗目を削り、先生に直して頂く

特に気になる点は

見込みの大らかさが全然足りていない

ということと

茶溜まりが急過ぎるとのこと

 

4つ目

あーでもなくこーでもなく、と

何度も削り直す

既に10時過ぎ

2碗で一時間

1碗、30分    笑

下っ手っぴーですな

なっちょらん !

なんとかかんとか削り上げたものの

先生に見て頂くと

「 大き過ぎる ! 」 の一言でした  笑

なっちょらん

 

4つ目を直して頂き

削りは終了

 

さて幾つ焼いて頂こう

体験の土は 1 kg なので

体験で焼いて頂けるのは

普通ならまあ、2碗

そこで、4つ全部焼いて頂いたら

お幾らになりますか ?  とお尋ねすると

「 5000円でよか 」と仰られる

え、体験料が 5000円なので

追加の焼成料金はなし ?

普通なら 3碗目から追加の料金が

発生するのですが

ここは先生の心意気に

甘えさせて頂くことに

その代わり、といっては何ですが

先生の作品を多目に買わせて頂こう

と思い、二階へ

 

お話を伺いながら

作品を拝見する

昔ながらの唐津土と思われる

良さ気な絵唐津のお湯飲み

「 先生、これはお幾らですか ? 」

「 うぅん、1000円たい。あげるよ 」

「 えっ ! ? 」

頂いては当初の意味をなしませんし

そもそも 1000円のはずがない

安過ぎる

なので、今度は酒器を拝見し

気に入ったものを二っつチョイス

一つは井戸形の絵唐津

窯変で琵琶色と鼠色の部分に分かれる

殊に口辺の石が爆ぜ、更にその周りが

鼠色になっているところが洒落もの

もう一つは青唐津

半分だけ皮鯨で釉の透明感も秀逸に

仄かに青味のあるグレーの中に

ほんのりとした綺麗な琵琶色が漂う

どちらの酒器も堪らない

更にそれにプラスして

粉引きのティーカップ

高台から生成りの土の色、緋色

少しのグレー、そして粉引きの白

そしてその白の中には

ピンク色や青味が見られる

釉の濃淡、流れる釉溜まりが

釉の奥行きでありアクセントにも

これら三つで、お幾らでしょうか ? と

伺うと、先生は

「 うーん、じゃあ四つ

 ( 最初の湯飲みを含む ) で、〇000円でよか 」

げえっ ! 一つ 〇〇〇円じゃなかとですかーーー

( 余りと言えば余りにもなお値段故に

 自粛させて頂きます )

「 いや先生、せめて◎000円で ( 当然 〇<◎ ) 」

「 いや、〇000円でよかと

   その代わり、送料は着払いたい」

「 え~~~~~ ! 」  ( 絶句 )

焼成の追加料金を負けて頂いた分

多少なりとも先生にお金を受け取って頂こうと

考えていた目論見は

見事に打ち破られてしまいました

 m(_ _)m 参りました

ありがたく、御厚意に甘えさせて頂きました

そしてそして更に更になんとなんと

お土産として朝鮮唐津のマグカップ

じっくりと低温焼成されている〇〇〇まで

( お値段と同様に伏せます )

頂戴してしまいました

誠にありがとうございました

 

その後、電車の時間の許す限り迄

お話を伺いました

幾つか

 

唐津でも他の産地と同様に

最近はガスで焼かれる方もおられるとか

難しい問題ですねぇ

 

窯元によっては営業を雇われているところも

おありなのだとか

そしてその分配のお話

嘗ては、窯元8の 営業2だったものが

現在では、窯元4の 営業6になってしまった

売れ筋の作品や総販売量の多寡が

分からないので、その分配の変遷は

単純に比較の出来ない事柄ではありますが

大量生産品の分配かよ ? ・・・・ と

突っ込みたくなってしまいました

 

知り合いや仲の良い作家さんのところに

伺ったり、手伝いに行ったりした折に

技術を、目で盗む

出来ないんですよねえ、中々に

目で技術を覚えられたり

独学で色々と試行錯誤されたり

でも、そういう話をするときの先生の目は

子供の様に輝いておられる

 

途中、先生の娘さんが来られ

昨日門司港に行ったことをお話しすると

門司港の美味しい回転寿司のお店を

教えて頂く

博多に観光に来られた方が

ぎゃらりぃ松風に体験に来て下さり

そのときに色々な観光情報を教えて頂ける

とのお話でした

 

原材料に使う水は雨水

原材料作りに天日は欠かすことが出来ない

 

窯の中に残った黒炭を細かくした灰を使う

 

昔は耐火煉瓦がなかったので

効率よく温度を上げることが出来なかった

だがその分、焼成に時間が掛かり

結果として低温での焼成時間が長くなり

蓄熱量も多かったのではないか

 

鉄絵に使う鉄は鬼板か弁柄かでも

違ってくる

 

先生のところの朝鮮唐津の釉は

鉄釉だけでも6種類もあるそうです

それに + 他の方から教えて頂いた 1種類で

計7種類もおありだそうです

これが焼成具合、焼成温度

窯内部の雰囲気、土などによって

変化をするのですから

一つとして同じものはない

 

良か、と思ったものは自力で真似をしてみる

不自然さを感じたら、考えてみる

 

拘りを持ち、疑問を持ち続ければ

終わりはない

70歳を超えられた今も

子供の様に目を輝かせられ

工夫、独学を怠ることなく

惜しみなく手間を掛け

よか と思う焼き物を目指していかれる

自分が、よか と思う焼き物で

人が喜んでくれればそれでよか、と

 

松永先生、ぎゃらりぃ松風さん

ありがとうございました

 

ぎゃらりぃ松風さんを辞し

姪浜駅近辺の Seria さんへ

エアパッキンを購入

頂いた焼き物が割れてしまっては

大事です

 

地下鉄に乗り込み博多へ

博多からは秋の乗り放題パスにて東へ

 

小倉で寝過ごし

折り返し運転の為

危うく鳥栖に逆送されそうになるも

辛うじてセーフ

 

順調に眠り、いや乗り継いで

広島は五日市駅で下車し

塩屋天然温 ほの湯 楽々園さんで

しとっ風呂

髪を乾かす間のないままに

五日市駅に戻り

再び電車に乗り込む

 

無事、中庄駅に到着

24時前

明日は仕事なり~

 

ああ、それでも今回は

とてもとても有意義な旅でした

 

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ぎゃらりぃ松風さんにて轆轤をば

7時半頃に定宿快活 CLUB さんを出る

ざぶい゛

ざぁ゛~゛~゛ぶぅ゛~゛い゛ぃ゛ー゜

昨日の晩から

寒゛い゛

いきなし気温下がんなし

普通なら薄手のアウターを

旅の荷物に加えておく時期なのに

10月に入っても日中は

暑かったものだから

完っっ全に油断していた

半袖と七分袖のシャツ三枚しか

持って来てない   笑

しかも三枚とも、綿に麻混   笑

Tシャツも寝巻用に一枚のみやし

 

西新から姪浜

まだ早過ぎるので

駅にてぼーーっと時間調整

 

9時前、駅から歩いて 3分程の

ぎゃらりい松風さんへ

本日教えて頂く

松永 健先生にご挨拶をして

準備をして頂く間二階へ

作品がいっぱい並べられています !

 

二階にてコーヒーを頂戴する

ここで吃驚 !

このマグカップ

持ちやすく & 飲み口の当たりが

とても良い !

先生の娘さん曰く

飲み口は大事です、と

 

準備を終えられた先生が上がって来られ

実際に幾つもの作品を見せて下さりながら

説明して下さり

体験に使う土を決めて行きます

本当に、同じ釉薬であっても

土に因って焼き上がりがまったく違いますし

殊に昔ながらの唐津の土と昔ながらの釉の

焼き上がりの良さ !

そしてそして、南斗 !  南斗 !

本日は、残り少なくなってしまった

貴重な昔ながらの唐津の土 ! ! を

体験で使わせて頂けることに ! !

当に果報 ! !  です

うらららららーーー

 

土を決める迄の間

また体験中に教えて頂いたお話

そのお話を伺って思ったことなど

 

唐津焼のこと

最近では唐津の土も掘り尽くされて

昔ながらの唐津の土が

可也手に入り難いとのこと

実は、掘り尽くされた だけではなく

昔ながらの土作りをして下さる方々が

高齢で辞められたり

跡を継がれる方が居なかったり、という

理由も

 

昔ながらの土作り

自分の田に土を

幾つもの小山にして風雨に晒し

天日に干す

それを三年程も掛けて

土を作る

 

藁灰を作っておられた方

出来る限り農薬などは使わず

稲の栽培方法にも拘り

何度も何度も灰汁抜きや

天日干しをされていた

 

土作りをしておられた方も

藁灰を作られていた方も

その方達の暮らし向きは

結して豊かではなかっただろう、と

 

現在の様に効率化され

機械に頼る方法のなかった時代

前提として、大部分を自然の力に頼り

多大な手間と暇を掛けることが

当たり前だった時代の方法だ

そう言ってしまえば

そうには違いない

だが、昔ながらの唐津焼

原材料の作り手の惜しみのない手間と暇

同様な焼き物屋の惜しみのない手間と暇

によって、作られていた

 

唐津のM先生

昔ながらの唐津の土に

新たに唐津の近辺で

掘られる様になった新唐津土と

磁土を混ぜ込み

漏れを防がれる

ただ漏れなくはなるけれど

釉の調子が硬くなってしまう、と

昔ながらの唐津の土に

唐津土を混ぜ合わせれば

完全に漏れは止められないものの

釉の調子もあまり変わらずに

漏れもある程度止められる、とのこと

 

ぎゃらりぃ松風さんでは

体験作品も薪窯で焼いて頂ける ! のですが

最近では唐津の作家物や窯元の物でも

他の産地と同様に

ガスで焼かれているものもあるそうです

難しい問題ですね、ここら辺は

 

透明釉は風化長石と

窯に残る天然土灰のみで

二八

 

井戸茶碗の釉掛けは生掛けで

 

窯屋さんと相談されながら

焼き締めを焼くと同時に

釉薬物を低温でじっくりと焼く

窯を作られた

焼き締め用の登り窯の最後のところに

釉薬物を入れ、そこの部屋は

低温でじっくりと焼ける様にして

最後に普通に焼成される窯だそうです

焼き締めを焼く三、四日の間

低温でじっくりと焼かれることになるので

通常の焼成よりも

蓄熱量が多くなり

面白いものが焼けるのだそうです

 

小さめの穴窯も使われる

焼き締めは体力的にきつくなったので

小さめの穴窯で 20数時間

 

窯焚きは陶芸教室の生徒さんが

お手伝いして下さるそうで

中には、教室は辞められたのに

窯焚きのお手伝いに来て下さる方も

いらっしゃるのだとか

 

さて、体験です

土は前述の通り

昔ながらの唐津の土 ! !  を

使わせて頂きました

貴重な昔ながらの唐津の土に

三割程新唐津土を混ぜたものです

なんと 3kg も用意して下さりました

ありがとうございます

当に、果報 ! !

うらららららーーー でございます

 

そして、ここで

  orz

アクシなデント、と申しますか

粗相とでも申すべきなのか

この時に至るまで

オイラはてっきりこ

体験は手捻り、だと思っていたのですが

にゃんと、轆轤、でしたーーーーー

うおおおおおおおおおおおおおおおお

オイラ轆轤は、ほぼあかん orz  な人なのです

が、

然しながら、

唐津の貴重な土 ! ! を

使わせて頂けるのです

もうポンポンを括る以外の道が

ありましょうや ? !

 

と、いうことで

久方振りの轆轤による体験です

因みに、前回の轆轤による陶芸体験は

福島の氏家窯さんで

2014年8月以来、の

轆轤による陶芸体験となります  大汗

ポンポンを括った、とは言ったものの

やはり緊張は如何ともし難く

極度の緊張から脇を流れ落ちる汗

くっ、脇汗で目が見えねえっ !  状態です

 

心出し、土殺しから土取り

そして茶碗の原型迄

先生がして下さる

後の大きさ、形をオイラがさせて頂く

まずは碗形のお抹茶碗を挽く

お !  オイラにしてはまあまあ良いのでは

それを見た先生が

井戸茶碗を挽きたいんか ?  と

轆轤が下っ手っぴーなので

具体的に井戸茶碗を作ろう、なぞという

大それたことは

考えたこともなかったのですが

言われてみると、確かに作ってみたい

そうしたら、先生が

井戸茶碗の挽き方を教えて下さることに !

うおおおおおおおおおおおおおおおお

 

まず厚みのこと

高台部から飲み口に掛けて段々に

薄くなっていく様に

そうすることによって茶碗の重みが

手の中に心地よく落ちる

それから、腕の力は

腕を脚に押し付けておく為に使う

轆轤は脚 !  とのこと

 

目的の大きさ

ある程度の形迄挽いたら

見込みを大らかに広げる

ただ、広げるといっても

単純に広げればよい、というものではなく

茶筅摺りのことなどにも

注意しなければいけません

オイラの場合は中指に薬指を添えた上で

見込みの方は薬指だけを土に当てて

広げていくとやり易かった

 

見込みが大らかに出来たら

大きさ、形、特に高さは重要、を決め

茶溜まりを作り

更に指跡 ( 轆轤目 ) を付ける

オイラの様な下っ手っぴーは

轆轤の回転をゆっくりにして

付ければよい、とのこと

 

飲み口の少し下のところの外側を

内側に凹まし、その凹みから上を

少し外側に倒す

そして更に今度は飲み口のところを

内向きに押さえる

 

今度は内側にだけ指を当て

胴の外の曲線部分を

美しいものに整えます

これで轆轤挽きは完成 !  です

余談ながらも思うに、実はこの曲線

見込みが大らかになれば

自然とこの曲線も

美しいものになるのではないかな、と

人間も器も中の形で外の形が決まる、と

言われますが、初めて実感として

感じました

 

以上が、教えて頂いた

井戸茶碗の挽き方です

 

教えて頂いた教え通りに轆轤を挽く

いや、挽いている心算ではあるのだけども

世の中そんなに甘かない

中々思い通りにはならない

2つ目と3つ目はまず自分で挽き

先生にチェック & 直して頂く

そして説明をして頂く

 

そしてそして4つ目

なんとかかんとか自力で

井戸茶碗です、とギリギリ

名乗ってもよいものを挽き上げる

ヤッターーーーーーーー ! ! !

陶芸体験を始めて

14年と半年程の月日が

雲の様に流れ去った、今

オイラ作の井戸茶碗が

この世に現出したのだーーーーー ! ! !

(´・ω・`) 大げさ ?

いや、でもね

本当に大興奮しましたよ

大感激でしたよ

本当に考えたこともなかったですから

自分が井戸茶碗を作るなんて

しかもしかも

貴重な昔ながらの唐津の土で ! ! !

そしてそして

薪の窯で焼き上げて頂けるのです ! ! !

人間やはり

一寸先に何が起きるのかさえ

分かりませんね

なれば、楽しい

 

で、本日の体験はここまで

急遽明日の 9時から

削りもさせて頂くことになりましたので

体験料は明日でよいとのことで

12時過ぎ、ぎゃらりぃ松風さんを辞す

 

さて、如何しようか

元々の予定だと、3日目は岩国で

陶芸体験、の予定だったのですが

予約が取れず

二ヶ所予約をお願いして

一ヶ所は窯焚き直前の為

もう一ヶ所は予約が埋まってしまった為に

予約が取れず

岩国で陶芸体験であれば

このまま博多を離れればよいのですが

取り合えず明日の午前中は

急遽博多にいることになったので

どこか近辺で良さ気な所は・・・

ということでえ、門司港散策に行くことに

実はこのまま唐津行き、も 考えたのですが

この興奮した勢いで唐津に乗り込めば

大散財は必至のこと

前に述べた通り、今回の旅は

極力予算を抑えなければいけないので

唐津行きは強制却下

 

15時過ぎ門司港に到着

清々しい秋空が広がる

 

カメラ片手に散策

途中、切子のガラス製品を

置かれたお店を発見

美しかぁ~

切子線の交点がずれたりはあるものの

その分お値段もお手頃なものもあり

結構、迷う

取り合えず、買う買わないは後にして

散策を続ける

切子、欲しいんだけどさ

 

屋台が並んでいる

小腹が減ったので、はしまきを一つ

あーおいしい

おいしいけど、明太のって言ったのに

明太乗ってねえーーーーーーー

意味無ええええ

ふざくんなしーーーーー

面倒くさいからクレームは入れなかった

偶々忘れちゃったんだよね、と

善意に解釈

 

タイミングよくブルーウィングもじの

跳ね上がりタイムに出くわす

こういうギミックは楽しい

 

散策を終え

切子のところへ戻る

ああああ、欲しい、どんとポッチィ

散々っぱら迷うた挙句に

断念す

お店の方、触り捲るだけ触り捲ったのに

買わずにごめんなさいです

また、鹿児島の弟子丸さんに

切子体験をしに行こうかなあ

切子美しす 切子ポッチす

 

陽も大分に傾いてきた

再びざぶくもなってきたので

博多に戻ることにして、電車に乗り込む

博多で地下鉄に乗り換え

昨晩と同じく西新の快活さんへ

実は、既に明日の削りのことで

弱冠緊張しているのんは、内密ぢゃ

 

 

 

 

 

宇部、工房聖庵さんにて陶芸体験

3時15分に家を出る

4時過ぎ、中庄駅に到着

駅近の駐車場へ車を止める

72時間 700円 ! !

( 令和 3年 10月現在の代金 )

先日少し書いたけど

今回は秋の乗り放題パスでの旅路

先月、武漢熱フェアリーになった

オイラは予算的にチビシー

出来るだけ出費は抑え気味にしたい

なので、西国の目的地に

一本早く到着する電車に乗る為には

いつもの三石発の始発電車に

上道駅から乗り込むパターンではなく

岡山駅発の始発電車に乗り込みたいところ

そうなると乗り込む駅近くに

車を連泊、しかもお安く

連泊させねばならない

岡山駅より西手にあり

連泊可能なお安い駐車場が駅近にある

この二つの条件を満たしてくれるのが

中庄駅だったのです

因みにお安く連泊可の駐車場は

中庄駅の近くに3つ程あります

そして岡山駅からの直線距離が

上道駅中庄駅では同じくらいですね

 

お目当ての連泊駐車場に止め

車中で電車の時刻迄待機

 

5時半前、電車に乗り込む

糸崎、岩国、新山口と順調に乗り継ぐ

その間はいつも通りに爆睡

12時27分宇部線丸尾駅に到着

駅からは写真を撮りながら

とぽとぽと歩く

体験時間迄は全然余裕があるので

辺りで草木の写真などを撮り捲り

弱冠、不審者   笑

 

14時前、本日体験をさせて頂く

工房聖庵さんに

こちらは南斗 !

萩焼の体験作品を

薪で焚いて頂けるのです ! !

それでいて体験料は送料別で

2000円也~ !

もちろん土は萩の土 ! ! ですっ

因みに周囲には普通に住宅が建っており

薪窯の許可を取るのが

とても大変だったそうです

 

経験者ということで

いつも通りに玉作りで作らせて下さる

今日も自称お抹茶碗という名の

フリーカップどす

 

後から陶芸教室の方達が来られる

女性お二方と男性お一方

女性は黙々と集中して作っていらっしゃる

と、思うと

先生を交え三人でおしゃべりに花を咲かせる

そして集中し、また花を咲かせる

この辺の切り替えの見事さは

男には中々出来ませんねえ

男性は顔料で色取り取りの

絵付けをされており

これがまたきれい

こういうものはセンスのものですから

絵心ゼロのオイラには

逆立ちしたって真似出来ません

 

順調に作る

そして順調に腰の辺りが垂れ始める  笑

工房聖庵さんの粘土は腰があり

肌理も細やかでとても作り易い粘土

久保先生曰く、萩の土は手捻りに向いていて

とても作り易いです。とのこと

実際に可也作り易かったです

が、しかし

程々とか絵心とか自粛とかを

よく理解していないオイラの前では

無意味 !

調子に乗っていつも通りに垂れ始める

で、ここで先生にお助け頂く

轆轤を回しながら

腰、そこの辺りを持ち上げつつ

径を小さく絞っていく

形が変わるので少し作り直しになりますが

あ !  という間に腰が戻る

あちこちで陶芸体験をさせて頂いていると

本当に色々な技術を見せて頂けます

 

ある程度完成かな、と

細かいところに手を入れていると

先生が、高さの方が縮みますので

とのアドヴァイスが

慌てて高さ出しに勤しむ

お陰でなんとかかんとかは

形になったでしょうか ?

 

体験料を支払い工房聖庵さんを辞す

久保先生、聖庵の皆様

ありがとうございました

萩焼の体験で薪窯焼成 ! !

楽しみです ! !

 

時刻は 15時半過ぎ

再び丸尾駅迄徒歩にて

40分弱

少し小雨がぱらつくも

傘を差す程でもなく

17時前の電車に乗る

 

門司にて下車

駅から徒歩 5~6分の

やなぎ湯さんにて一っ風呂

年季は入っていますが

清潔感溢れる銭湯さんです

タイミングが良ければ

番犬ならぬ

かわいい番台犬が迎えてくれるかも

 

再び電車に乗り博多入り

地下鉄に乗り換えて西新で降りる

定宿快活CLUB さん泊

 

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届きました !

バタバタと帰宅すると

宅配便 !

7月にお邪魔した

宮崎は綾町の元町陶苑さんでの

体験作品です !

登り窯焼成です ! !

 

兎にも角にも

開けて吃驚 !  でした

色味こそ濃い緑色では

ありませんでしたが

細やかな貫入の入った

少し黄色味を帯びる淡い緑色

見込みの釉の溜まったところは

グリーンブラウンの美しいガラス質に

そして高台脇の大きくて美しい

ガラス玉の様な釉垂れ

口辺には黄色や淡いブルーの自然釉まで

もう、ただただ、ただただ

その美しい焼き上がりに

見惚れるばかりです

信楽の土ということで

以前に信楽の宗陶苑さんの

登り窯で焼いて頂いた織部と似た色味の

淡く黄色味の乗るグリーンというのも

面白いところです

日高先生、元町陶苑さん

ありがとうございました

 

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ダイエットに向いている時節

秋は骨盤が閉まる方向に

動き出す時期なので

ダイエットに向いている時節

涼しくなって来たら

一月くらいの間

腹六分目くらいに食べるのがよい

ということなのだが

あかん

ついついいつも通りに食べ過ぎてまう

やっぱり歳を取って体力が落ちて来ると

ちょっとした辛抱が出来なくなるもんだねえ

 

 

 

 

ジャーナリスト

さいとう・たかを先生の

訃報が報じられてから

数日が経った頃

さいとう・たかを先生の

偉大さに改めて思い至った

ゴルゴ13

半世紀以上に渡って描かれ

単行本の刊行数は 202巻

そして何と言っても

その話の元ネタが全て

実際の話

あるいは、実際にこうであろうと

考えられている話

または、実際はこうであろうと

推測されている話

それをベースにゴルゴ13の話に仕上げていく

その基になる話のジャンルは

あまりにも多岐に渡り

普段日本では報道されることのない

国や地域の話も豊富だ

麻生太郎自由民主党副総裁が、嘗て

インターナショナルな、と

ゴルゴ13のことを評されていたが

当に仰られる通り

そこいらの日本の報道などよりも

遥かに勉強になる

劇作家としても巨きな巨きな方であったが

ジャーナリストとしても偉大な方であった

 

 

 

 

 

ほんとうは愛国の物語なんだよ

青山繁晴さんのブログ

青山繁晴の道すがらエッセイ

/On the Road  2021-10-10

真の国士の作曲家、すぎやまこういち先生

口癖は「 ドラクエは、若いひとに

祖国を愛することを知ってもらうために

やってるんだ」より引用させて頂きます

 

11行目~13行目

当のすぎやまこういち先生はいつも

ドラクエは、ほんとうは愛国の物語なんだよ 」

と、ぼくにも、家族にも話してくださいました。

すべてのドラクエファンに、それを考えてほしいんだ

というお気持ちも感じました。

 

16行目~19行目

実際のすぎやま先生はもっと、もっと強烈で、

「 いまは日本軍と反日軍の戦いなんだ 」

ともいつも仰っていました。

ね ? ぼくよりずっと烈しい表現でしょう ?

すぎやま先生はそれを、さらりと、何の気負いも、

ためらいもなく言われるのです。

敗戦を直に体験された日本人としても、

まことに例外的な、真っ直ぐな愛国者でした。

 

( 引用ここまで )

 

 

最近はゲームもまったく遠ざかっているし

どちらかというとドラクエよりも

FF 派だったのだけど

今、無性にドラクエをやりたくなった

すぎやまこういち先生の

真っ直ぐな愛国の想いをほんの少しでも

感じることが出来る様に

もう一度ドラゴンクエスト

テーマ曲を聴いてみよう

 

すぎやまこういち先生の御冥福をお祈り致します。