ひすいの夜

あなたはあの子を赦してはいないわ

そんな事は無い・・赦したさ・・・

でも あの子は・・・その事を知らない・・・

あいつならわかってくれるさ いつか  かならず

・・・ちがうの、あなた自身の問題・・・

・・赦すという事は 相手に感謝する事だもの・・・

現に今だって・・・赦さなければという傲慢さと自分の狡さにその身を焼いているだけ


あなたが、あの子の鼓動と笑顔に感謝ができますように 

あなたが・・あなた自身に感謝が・・・できます・・ように・・ 




しずかに輝く淡いモスグリーンのひすいに・・すべてが写しだされる・・・この夜に・・・