朝顔

hirunesai2008-08-20

この間益田から萩へ向かう電車の中でふと思った

利休の家で朝顔が美しく咲き乱れている

それを聞いた秀吉が利休邸へ出かけて行く

見てみると利休邸に朝顔は1本も見当たらない

痕跡すらない

訝りながらも利休のところへ行ってみると

床の間に朝顔が一輪だけ活けられていた

利休は朝顔を1本だけにする事でその美を凝縮したのだと


これは利休の茶の湯を表すエピソードとして語られているものだが

そうなんかな ?

枝葉じゃないんか ?

利休は相手が秀吉じゃなくてもそうしたのだろうか ?

時が違えてもそうしたのだろうか ?

美が発見するものなら もてなしが相手を敬うものなら


生命感が強く感じられる一輪挿しは好きだけどね

写真は温泉津にて