えぇ !? そんだけなん !?

hirunesai2009-05-28

有給

今日も夜更けに目覚める

朝まで時間をつぶして10時半頃陶苑さんへ

先日upされた閑山先生のぐい呑みぐい呑み

うーん好い !!

けど・・悩む。2つとも好い

取り合えず後で決めることにす

泉先生や渡邊先生、内田先生の新作を見て回りながら考えるも決めかねる


店長さんとお話。いろいろ伺う


昔 隠崎先生のとこへ行ったとき、隠崎先生の奥さんに案内されて

先生が秘密にされている部屋へ

部屋の中には棚板10枚ほどにぐい呑みがいっぱい

そのどれもが違うもの。一つも同じものが無い

この時 この人は“本物じゃ”と思われたそう

最近先生は次代のリーダーとして自覚が出てきたんじゃないかな とも


渡邊先生の事

今の成功は今までストックしてきたもののお陰

でもそのストックも殆ど使い切り、これから新しく切り開いていかなければならない

今が正念場と

頑張れ渡邊先生


枯れた味

本当に枯れた味わいのものはあまり無い

今回upされたぐい呑みは閑山先生最晩年の手捻りのもの

閑山先生は欲も無く、善悪も無く

弟子が作ったものを見て おぉ、良ぇのぉ

そして御自分でも同じものを作られて お弟子さんのとこへ行き

おぉ、やっぱりこりゃぁ良ぇのぉ と本当に嬉しそうに言われていたそう

店長さん曰く 本間に子供なんじゃ


備前には陶工を育てる師匠はいるが、作家を育てる師匠は殆どいない

ただ閑山先生は焼き物のことは何も教えなかったが生き方を教えたんじゃ



澁田先生が用事から戻られたので

二つのぐい呑みの焼けや育ち方について教えて頂く

よし、こっちや

灰黒色の自然桟切り見込みの緋色

少し焼けが甘く、育つのに時間は掛かるが変化は大きい

閑山先生のぐい呑み 6000円也


山土とひよせの事も教えて頂く

山土の方が (一般的に) 耐火度が高い

山土が流れひよせになる過程で植物などの有機物や海だった時の塩分の

アルカリ分の影響で耐火度が下がるから

窯の中に並べて置くと焼けに差が出るそう


その流れで 話は焼きの方へ

信楽や伊賀の土は高温で焼いてもなかなか焼き締まらないが

備前は弱い土だから確りと焼き締まる

そして !! 弱い土である故に

実際に1200何十度とか、1300度近くで焼く期間は

数時間から一日も無いくらい !!

(もちろん、作家さん窯元さんによって違います)

10日〜一月の窯焚きの間で、数時間んんーー !?!?

えぇ〜っっっ !? そんだけ〜 !?!?!?

そんなもんなの !?!?!?

これには 吃驚 !! そういうものなんだァ


澁田先生いつも丁寧に教えて頂き ありがとうございます

と言いますか、いつも初歩的な質問ですみません。


陶苑さんを後に  さてと 牛窓方面へ

備前焼の店 梟さんへ

吉岡勝巳先生のところ

今日は下見

のつもりが、気付けば店内に 笑

いらっしゃいませ とジロリ

よく焼き込まれたものが多いなぁ

お値段もリーズナブル

ぐい呑みを引っ張り出して見ていると

自然釉が針状になったものが ! 

こちらを頂くことに3000円のところ2400円にして頂く

先生は 入ってきた時の‘ジロリ’ とは違い、実はフランクな感じの方

気軽に質問にも答えて下さいます

針状になっているのは雑木を使っているから

今回は久々に登りじゃったけど、窖窯で雑木を使やぁ面白ぇのが焼けるんじゃ〜

なるほどー

自然釉も灰色になったりするんじゃ

へえ〜

さすが !!

実は吉岡先生、最初は趣味として備前焼をはじめられたのですが

現在の備前焼に飽き足らず、窯を築いて20年間作陶生活をされているのです


梟さんを出て敷島やへ

弁当を食べてから 三徳園に

磨きの為に椿の落ち葉を少々頂きに

雀が落ちた木の実を啄ばみ、燕がすぐ側を飛んで行く

えさを咥えて雛たちへ

セキレイが縄張り争いをし、スズメバチは蜜探し

写真を撮りながら落ち葉を拾い戻りがけ

なんか引き止められたように上を見ると、小さな花

へぇ〜、これが楠の花かぁ

小さくて白い、6枚の花弁

さてと風呂でも行きますかね