火焔型土器

hirunesai2009-11-11

県立博物館へ

渡邊先生がブログに書かれていた

 土と火のオブジェ

−縄文の土器・土偶から現代備前焼まで−

                を見に

駐車場に車を停め、しばし紅葉の写真撮影

雨に濡れた葉が美しい


県立博物館は初 後楽園は未  笑

600円を支払い2Fへ

展示室に入るといきなり

  火焔型土器 !

教科書やら資料集で見たもの

  すっっっげ !

四方から見て回る

  すっっっげぇーーー

こんなの今の人間には作られへんわ

身体で作ってるもん

感じたものを作ってる

詳しくはないけど縄文中期の土器って明らかに別物

晩期〜弥生にかけては、頭で作った感じやけど

これは身体で作ってる

中川一政先生の絵や。なぞった線やなくて生きた線

これは、すっげえ


衝撃をうけつつ見ていると

あぁーー !

見覚えのある深鉢が !!

以前吉備文化財センターで見たもの

他にも数点見覚えのあるものが

こんなとこで再開するとは。いやはや感激


縄文のヴィーナスは複製やったけど

見てて、妊婦やないのかな ? と感じた

三重県常光坊谷4号墳の鶏形埴輪

かわいぃ。お勧め


さて1F

大阪府陶邑窯址群の長頸壺など好み

そして丹波の壺

「猩々」や「布引」など素晴らしい

猩々の赤味を帯びた器胎に美しいビードロ。素晴らしいです

片口壺や肩衝壺も良。丹波の壺すごい


そして古備前

鎌倉時代の沈線文壺

どっしりとしたフォルムといい、黒い色といい大きな抜けといい

もおぉぉぉ、良えわぁ

鶴首

安土桃山時代で赤焼けのもの

柔らかだけど、適度にわずかな張りのある線

形のバランスも崩しようがないほど

大筒花入れの桟切りや花入れ千切の窯変も見事でした


江戸時代

備前 陶板。大胆なデザインの抜けが良い

出来そうで出来ないんですよねぇ、こんなのは

閑谷焼 伏せ獅子香炉

愛くるしい獅子の顔がなんとも

備前 狂い獅子置物

さすがは備前の細工物


備前人間国宝の作品などで総展示数、なんと228点

いや、正直草臥れました

もちろん良いもの一杯でしたけど


そのまま疲れた身体に鞭打って林原美術館

土と火のオブジェも

三井記念美術館 茶の湯の名品展 も15日までなので


もう書画は殆ど分っかりませ〜んなので

焼きもんと茶杓に重点を置いて (茶杓も分からんけど…)

卯花墻

写真でしか見たことなかったので、全然思ってたのと違う

(しかも正面の写真だけやし)

口辺の艶のある緋色が綺麗

鉄絵の線も素直な線

見る角度によって全く別の姿を現す

で破綻してない

むむむむ

後は井戸茶碗ですかね

伝秀吉所持などは風格を漂わせつつもどこか親しみやすさを感じさせます

有楽斎所持のものは流石というべきでしょうか

個人的には特に高台が好いなあ

織部所持は色が良いですねぇ

ほんとに四つにして継いであるの ?

長次郎の俊寛は見るよりも手にしたときの方が好さが伝わりそうでした



ふう〜〜、良かったけど 疲びれた