9時前に家を出る。途中250号込み込み
加古川の gallery Y`s one さんに着いたのは
11時過ぎ
オーナーさんにお話を伺っていると
ガレリアプントのオーナーさんでもあられるとか
備前焼も使ってもらえれば、もっとファンの裾野が広がる筈と
けらもすの先生方といろいろ計画中だそうです
(オイラも常々そう思います。使ってもらえれば良さの分かる人は多いと思う
備前は高い という間違ったイメージをなんとかしたい)
酒器、徳利、片口を見て廻り
酒器に狙いを定め、2つに絞る
シャキーン !
でも、オイラはここからが長い 笑
決めるのに時間がかかる
いえ、時間をかけるタイプ 笑
(片口も良かったしぃ〜 笑)
コロガシの方は見込みが面白い発色
様々な色が見える。育つとかなり良さげ
しかして、鎬の方は正しく 鎬
鎬味(そんな言葉無いけど)抜群
スパ スパッ スパー と鮮やかな切り口
大田原店長さんが言われてた‘刀のよう’ってこの事かな ?
さんざん迷った挙句に鎬の方に
見事な鎬に柔らかで艶やかな緋色、緋襷
胡麻も面毎に異なる表情
お茶を注ぐとお茶と品の良い胡麻
見込みのやさしい緋色が相俟って
酒器の中からやわらかな光が射しているように見える
それともう一品
黒に近い青の器胎に鈍い金色の緋襷が何とも言えず
先日お酒が好きな方が買い求められたとか
決め終わると丁度、澁田先生が来られる
三月末の窯出しにお邪魔して以来。お元気そうな御様子
生けていた花を変えられたり、レイアウトを変更したり
少し変えるだけでも見栄えがコロンと変わってしまう
う〜ん、流石
一昨日ガレリアプントさんでのけらもす展に向け
皆で什器作りをされたそう
一声掛けてくだされば、駆けつけますのに
時間はいっぱい空いてますし
えっ? かえって邪魔 ?
‘初歩的’質問のコーナー
土作り編
寝かせて醗酵させても、焼き上がりの色はほとんど変わらないそう
なんだー、ガツカリだー
山土が醗酵して喜んでたのにぃ
寝かせて変わるのは可塑性くらいだとか
それなので先生も寝かさずに作ることもあるそうです
基本的には耐火度、鉄分 (色)、土味を考えてブレンドするのだとか
なるほどぉ
色は焚き方も大きいそう
胡麻の大小は窯詰めの位置
基本的には後ろの方が細やかな胡麻に
粘土の粒子の大きさは胡麻ののり易さに少し関わるのだとか
もぅ、ほんとに初歩初歩の質問
それでも丁寧に教えて頂き、ありがとうございます
支払いを済ませ、お暇
鎬の方が3500円。青の方は1000円
4500円也
澁田先生の個展は17日(土)まで (日曜休廊)
けらもす展は8月
Y`s one さん澁田先生ありがとうございました
そうそう、以前陶苑さんで頂いた澁田先生の酒杯
最近すごく優しい土味に育ちました
また育つのが楽しみ
ふふ