(14日の続き)
小春窯さんを辞して、大急ぎで人丸窯さんへ
遅刻〜
13時からお願いしておきながら、30分ほど遅刻です
申し訳ありませんでした
遅れたにも拘らず御家族で御出迎え頂く
お茶を頂きながらお話を伺う
京山先生とこうしてお会いさせて頂くのも2年少し振りになるのですが
以前伺った時の細かなことも覚えていて下さり、吃驚でした
萩焼も茶陶からみやげになった
(うーん、小春窯さんでも同じに言われていたし
焼き物の現状はどこも良くないなあ)
最近は土にまで拘らないところもある
拘っても、それが分かるお客さんが随分と少なくなってしまった
(もちろん先生のところは土にも拘られています)
釉薬は今でも改良を続けている
失敗した時は、また基本の釉に戻り改良していく
最近携帯を持つようになった
万歩計として 笑
窯詰めは火の流れ、雰囲気が均一になるように
窯焚きは今でも思う通りにはいかない
焚きは火が決める
自分は火の手伝いをするだけ
窯の中のことは分からない
自分が窯の中に入るつもりでやらないと
戦時中生れの先生にとっては
技術は盗むのが当たり前のこと
生きる為に盗む
失敗してもその後上手くいけば良い
失敗と思い、そこで止めたら駄目
止めるから失敗になる
15時ごろ体験開始
本日は手捻りで
まずは土のブレンドから
見島土、福島釉薬さんの土、先生のところで取れる土
先生のところより少し奥で取れる土に2種類の砂を混ぜ合わせる
が、なかなか混ざらないーー
その後菊練りを300回
作り始めて直ぐ、先生が図録を持ってきて下さる
3時間少し京山先生や学先生のお話を伺いながら
楽しく作る
学先生はハーフマラソンにも出場されて
次はフルマラソンを目指されているとか
また、子供達にマラソンの指導もされているそうです
京山先生が何かを得ようと
オイラなんぞが作るのを楽しそうにずっと見ておられる
いえ、先生。先生が得られるようなものはオイラには
出来たのはお茶碗3つ
相変わらずの重た手茶碗 笑
先生が萩は釉薬の分があるから、水分を含んだ状態と
焼成後の重さはあまり変わらんよと仰られていたので
かなりの重た手茶碗 笑
桜高台(と呼ぶことを初めて知った 笑)にするのに箆で削っていると
それは手で押えるんだと。でもやり方は何でも良い、と
折角だから晩御飯を食べていけと仰って下さる
いえいえとんでもありませんと辞退しようとするも
結局、御呼ばれすることに
御飯を作って下さる間、またお話を伺う
土練りは作る人に合わせて練る
空気を抜くのではなく、空気を細かくする
固さや粘りを手で感じながら練る
そうでなく回数だけ練っても意味がない
使う人が気に入ってくれるかどうかが勝負
走るときは腕を出来るだけ後ろに引くことを意識すると良い
高いものでも安いものでも性根は同じに作る
百貨店には興味がない
個展なんか始めたら忙しくて
釣りをする暇が無くなる !
最近は焼き物よりも野菜作りがお気に入り
他人が自分に対してどう思うのかを気にするよりも
自分が気持ち良く過ごすことの方が大事
晩御飯を頂く
京山先生の御父君も御一緒して頂く
お料理は先生の作った野菜を奥さんが料理して下さったもの
美味 !
素材それぞれの味が、タイミング良く顔を出してくる
本当においしかったです。ありがとうございました
食後も団欒に加えていただく
先生は毎朝1時間ほどクララ(先生の家の犬です)の
ブラッシングと歯磨きをされている
野球はベイスターズファン
御父君が紫綬褒章を頂かれたそうです
御父君が漁師→鮎の養殖→焼き物→市議とされ
先生がそれをお手伝いされてきたけど
政治家だけは継がなかった
先生は今年67歳申年
奥様が酉年で学先生が戌年
奥様がパソコンで作られていた名簿が
やっと一段落した
先生のお家は絆が強いな
なんだかんだと引き止めて下さり
気が付けば22時
慌てて体験のお支払いをお願いする
うーん、6000円で
えーーー
相変わらず、安過ぎです orz
御飯まで御馳走になってしまったのに
ガソリン代くらい出してあげんと、と
京山先生、御父君、奥様、学先生、お手伝いにこられている方
とても暖かで楽しい一日を過ごさせて頂きました
本当にありがとうございました
あ ! 焼き上がりは10月頃です
化粧土までかけて下さるとのこと
楽しみ !
(以上14日の後半まで。画像は障子の上で揺らぐ木漏れ日
14日早朝 松蔭神社にて)