備前焼まつり 2011

hirunesai2011-10-15

2時過ぎ、遅勤終わり

帰宅後

丼にご飯、キムチ、温泉たまごを入れ

その上からレトルトのカレーをかけて

掻っ込む

5時頃まで時間を潰してネカフェに

シャワーを浴びて、キングダムの1,2巻を読む

河了貂也! しゅたっ! をやっと読むことが出来た


7時過ぎに一旦帰宅、すぐさま備前

そう、本日は、備前焼まつり!!なのです

だけど全然、寝てない〜

大丈夫かな


くはっ

7時40分過ぎ目の前で伊部小に満車のボードが掛けられる

ぐぬぬぬぬ

なんか年々伊部小が満車になる時間が少しずつ早くなっているような・・

幼稚園に車を停め、伊部駅の方へと向かう

雨のお陰か寒さは無いけど、逆に少し蒸し暑いな

学校へ向かう備前中学の生徒達とすれ違う

今年も備前焼まつりをボランティアでサポートしてくれる為に

休日なのに登校してきてくれている

毎年ありがとうございます


さて伊部駅前着。今年も去年と同じで

けらもすと咲楽の先生方のところを廻ったら、すっとこ退散する腹積もり

但し、先週九州に行ったばかりなので、超緊縮財政・・

のはずやったんやけどねぇ  苦笑

まあ、気を取り直して


まずは内田和彦先生のところ

今回、注文が入った為にまつり直前で窯を焚くことになられたとか

お疲れになられているはずなのに、気さくに話を聞かせて下さる

幾つか釉薬を使われている作品があり、その釉薬のお話

今回は漏れのあった作品の内側に漏れ防止の為に赤い釉薬を施して、再焼成

釉はアメリカ製で値段も手頃なもの

還元でも酸化でも関係なく、赤く発色する

ほんとにアメリカ人が好きそうな、釉薬なんです。と、にこやかに

同じことを捻くれもんのオイラが言うと

アメリカ人をディスってるようにしか聞こえないだろう、絶対

でも内田先生だとざっくばらんな楽しい話に聞こえる

お人柄だなぁ

この飾らないざっくばらんさ加減が先生の魅力の一つではないでしょうか

あ! そうそう、それから来月に個展を開かれるそうです

個展の案内状の陶箱、好い感じです

先生お得意のテクスチャーもの

胡麻とテクスチャーが相まって

陶箱がしずかな絵本の1ページのように見えます

個展は11月10日から15日まで

カフェドグラス 921 さんにて開かれます

お話を伺いながら選ばせて頂き

カップなどを載せるソーサーを頂きました

緋襷、胡麻、テクスチャーのバランスが良く使いやすそうです

500円也!


続いて上堂智子先生と小山陽子先生のところに

上堂先生のところはまだ準備前にも拘らず

(8時過ぎなので当たり前。オイラが早すぎるのです。失礼致しました)

あ、酒器はこの箱に入ってますから、どうぞ見て下さい

と、上堂先生。拝見していると、今度は小山先生が

宜しければこちらの椅子に座って下さい

と、椅子を持ってきて下さる。も、申し訳ないですぅ

先生方が準備でお忙しくされている中選ばさせて頂く

上堂先生の旦那様も来られて、お手伝いされていました

頂いたのは御二方の酒器一つずつ

上堂先生の方は、黄、青の胡麻たっぷりで胴や見込みに焦げ

貝の目跡の引っ付きが好いアクセントになっています

小山先生の方は少〜し赤味の強い緋色のもの

見込みには細やかな胡麻とぼてぼてと大きな胡麻の両方が

降り注いでいます。胴に箆目入り

1000円と1500円也!


その後、陶魚庵、五子窯さんと見て廻り

竹崎洋子先生のところへ

こちらもお忙しく準備をされている中での拝見

(早過ぎ>>俺 笑)

備前の金色緋襷のぐい呑みが目に留まる

これだな

このぐい呑み形が良いです

高台が広いけど、スックとしたお茶碗のよう

控えめなアスタリスクの陰刻が女性作家らしいです

上代1500円なので、1200円だな

と、思っていたら、竹崎先生が

いつも買って下さるので、1000円で! と

え!? そんな大層に買っている訳ではないのに

申し訳ないわぁ、と思いつつもお言葉に甘えさせて頂きました

ちゅーこって、1000円也!


再び駅前の通りに戻り、北へ

突き当りを右に曲がって暫し東へ、今度は中平美鈴先生のところに

小鉢? 取り皿かな?

少しクリーム色掛かった地に細やか〜な胡麻と白っぽい抜け

そこに明るいオレンジ色掛かる緋襷

とてもやさしくやわらかな印象です。流石です

土は寒風の土だそうです

1600円也!


中平先生のところから更に東へ。お次は渡邊琢磨先生

先生のtwitterにも書かれておられますが

先生、唯今4ヵ月で4kgの減量に成功され

シャープなお顔立ちになられております

それにしても相変わらずお忙しそう

今度、東北の方にも行かれるとか

挨拶の後、拝見拝見〜! と拝見しようとすると

うん?! 今年は先生お一人 ? 奥様のお姿が見当たらない

伺うとお子さんの学校行事と重なってしまい

行ったり来たりなんだとか。お陰で開店準備も儘ならないとか

むーん、大変ですな

先生曰く「決して(奥さんが家を)出て行ったわけじゃないですから」 笑

拝見しているうちに奥様とお子さんが到着

さて、頂いたのは徳利& ピッチャー& 酒器

今年の窯出しにはお伺いできず

その後もなかなか良いタイミングがなかったので

今回頂く分を今年の窯出し代わりという形にさせて頂きました

徳利はもちろん黄、茶、焦げの胡麻がたっぷり掛かり

融けた熾きが暗緑色や青、黄になり複雑な色味

しかも、その熾きの一部はやや厚みのあるガラス質に変わり

貫入が見て取れます

さらにその貫入部分の一部が白くなっております

水を含むと、更に、なんとも

なんか、すごい贅沢な感じだな

ピッチャーは小型のクッキングピッチャーかな

黄胡麻に緑掛かる胡麻、茶色のビードロまで

胴締めの線がアクセント

そして酒器

呑み口はラッパ型に拡がり底部は面取りによる五角形

熾きに埋もれた青の器胎

深〜い緑色のビードロが流れる。素敵

3点でなんと9600円也!

安過ぎでしょう〜

それとも、先生の窯焚きの技術を持ってすれば、このくらいの焼けは

朝飯前ですよ、ということでしょうか


更に東へ行き、土器ことよ先生のテントに

なんか・・すごく・・安過ぎ

良いんでしょうか ?

と言いつつも、しっかりとぐい呑みをば

貝の目跡が引っ付いていますが、オイラ的にはノープロ

流れた胡麻が1cmほどの玉垂れになっています

当然胡麻もたっぷりに、で

ぉ、お、お値段は

まさかの! 300円也!


そして、土器先生のテントの奥の建屋の2階に

安田龍彦さん

拝見していると、他のお客さんが来られる

窯出しにもよく来られる常連さんなのだそう

そして、さらに、この常連さんの御実家は備前焼の作家さん・・

えっ?!

なぜ?!

お話によると、常連さんの御実家は登り窯で

あまりお好みではないのだそう

それで、安田さんの窖窯作品を買いに来て下さるのだとか

面白いものだなぁ

まあ確かに、焼きもんは好みの部分は大きいしな

で、じっくり、こってりこと焼かれたお湯呑みを一つ頂きました

1600円也!

ムフフ


よっしゃ! これで今年の備前焼まつりは終了や、と

写真を撮りながら、道沿いに並べられた備前焼を眺めながら

備前中の方へ

途中、一つのテントで

うん!?・・あれ? この作品は確かwebで見たことがある・・・

小野山貴裕先生の作品でした

ネットで見て以来、興味があった作家さんなので、嬉々として拝見

湯呑みと刳り貫きのデミダスカップを一つずつ頂く

湯呑みは濃い緋色と熾きに埋もれた跡が好い質感に仕上げられ

もう一方のデミダスカップは見込みが落ち着いた金色

ゴールドというよりは黄鉄鉱っぽい金色かな

小野山先生に教えて頂くと・・・

予想以上に温度が上がり、しかも最後まで還元が掛かって

この色になったそう・・・なのですが

更に先生が続けられ

実は、言ってしまうと、失敗なんです と、苦笑交じりで

いえいえ、とても素敵な色の胡麻ですよ

お値段は1000円& 2000円の3000円也!

あ! 小野山先生は今年からこの場所に出店されたそうです

(備前中から伊部駅の方へ向かい交差点を過ぎて直ぐの右手)


車に戻り、頂いた焼き物を見て一人でにやにや

一頻り満足したところで備前を離脱

敷島やに行き、250円弁当で腹ごしらえ

帰ろうかと思ってたけど、再び備前に舞い戻り

トロール  笑

(なんのパトロールだよ)

くるっともう一回り眺めて備前を後にし、家路へ


いやー今年も楽しめました

ちょっとばかし、予算オーバーやったけど 苦笑

あ! 先生方の出店場所はみなさん去年と同じ場所です

(小野山先生以外ね)


先生方、本日はありがとうございました




写真

一つ多いなぁ、なんでかな?