小橋順明先生窯出し

hirunesai2012-07-21

13時過ぎ鷹取閑山先生の

御自宅の工房へ

本日より 3日間

小橋順明先生の窯出し展示です


まあ、大丈夫だろう と、事前連絡無しで工房を覗いてみる

やべ、誰もいらっしゃらない

慌てて小橋先生に電話

隣りの部屋で休憩されていました

皆さん失礼の無いように事前連絡はきちんとしましょうね

ずびばぜん゛でじだ


挨拶をすませて拝見です

今回の窯は食器が大分多いですとのこと

特にカップ類、ビアマグなどがたくさん

らしい薄作りのものも多くありました


先日澁田先生に伺った湿気対策のラップ

小橋先生の今回の窯焚きでは梅雨時ということもあり

少し多めに施されたとか

勿論、燃やしても安全なラップを使用されているそうですよ


因みに緋襷の藁をセロテープで留めるというのもあるのですが

それをすると緋襷がキチッと出過ぎたり

煮えたようになったりして、ふわっと出ないのだそうです


個人のブログは削除しました

黙っていた方がいいタイプなので


食器類は結構売れるのだそうです

オイラの個人的な好みが酒器なので少しイメージと開きがあるのですが

備前焼にとっては良いことですよね

日々それだけ使って頂けるのですから

備前焼も茶人に取り上げられるまでは雑器だったのですし


来年は澁田先生らとフランスに行き窖窯の予定


英語はオイラと同じレヴェル

・・・残念


今回窯変の取れる所はほぼ焼酎カップ !

何故に ?  笑

ちゅーこって窯変の焼酎カップがいっぱいありますよ

自分使い、プレゼントに

お値段もお手頃ですよ


2月の天満屋さんでの個展が好評だったそうです

細工物もほとんど貰われていかれたとか


薪代 1束280円


備前焼は高い ! というイメージがあるけれど

実際は他の産地ほどの価格の上下の差があるわけではない

下限が高いので高く感じるわけですね

なるほどです


本日は 5つ頂きました

灰被りの焼酎カップで抜けに緋色が出たもの。水を含むと緋色が鮮やか

小振りなビアマグ。片側に黄、茶の胡麻もう片側が炭桟切りで渋目の焼け

2度焼きの湯呑み2種。桟切りと渋目の胡麻がたっぷりで金彩も

結構石が融けてます

四角の小皿。黄胡麻たっぷりで中に四角の抜けと緋襷、藁の白胡麻も

おまけをして頂いて 5つで10000円也 !

すみません、ありがとうございます


支払いの後、棚にあった閑山先生作の高砂の人形と女雛を見せて頂く

人形って不思議ですよねぇ

写実的なリアルさがあれば良いのか、といえばそういう訳でもなく

リアルさが人形から滲んでいないといけない

内に潜んでいなければいけない

雰囲気を纏っていないと何も感じられない

小橋先生曰く、細工物に特有のものです、と


小橋先生、ありがとうございました

あ、次窯は来年 1月の予定だそうです