恋の花咲くバレンタイン

たまこまーけっと 2話 「恋の花咲くバレンタイン」

好えわぁ。めっちゃ良かった

物語が進んでからではなく 2話にパッ とこのお話を入れたのが心憎い

流石、吉田玲子さんの仕事

切ないけど、最後にいつもの

- ほんとうはちょっとだけ成長した - みどりを見ると

見ているこちらまで優しい気持ちになれる


バレンタイン間近

自分の気持ちと どう向き合えばよいのか不意に戸惑うみどり

自分の気持ちにはとっくに気付いていた

相手には伝えなくてもいい

伝えることのできない、普通とは違う気持ち

ただ漠然と、そういう気持ちなんだと思っていた

だけど周りのみんなは自分の気持ちを友達に打ち明け

その気持ちを想う相手に伝えようとしている

「みんな、誰かを愛してる」

私は・・・


みんなと居ても自分の気持ちを持て余すみどり

「ふん、分かっておる」

「何が ?」

「胸が苦しいのであろう」

「私は」


「たまちゃんは商店街に夢中だね」

「ぅん・・だぁねっ !」

「誰が誰を好きになってもいいんだよ」

かんなが不意に口にする

「あ・・・だね」

かんなに自分の気持ちを許されたとき


この自分の気持ちを大切にしてもいいんだ

誰かに 伝えたいとか分かって欲しいじゃなく

この自分の気持ちを大切にしてもいいんだ


お互いが、それぞれの優しさで相手の優しさを許しあう

認め合い、受け入れてくれる

肯定してくれる


「私、今年もお父さんに上げることにした」

「・・そっか」

「私達もいつか、誰か大好きな人にチョコあげる日が来るのかなぁ ?」

「たまこ・・には、一生無理っぽい !」


「誰にも、名前の付けられない気持ちがある・・多分ある」

その気持ちがどんな気持ちなのか分からなくったって

唯、自分の気持ちを大事にすればいい、大切にすればいい