薬の仕組み

ネットの広告メールのCM動画で製薬会社のものがあり

薬が効く仕組みの説明をしていた

薬が患部に直接届いてそこで効果を現す

( ex. 胃薬が口から入り、胃に届いた時点でその効果を発揮する)

と思っている主婦に対して

薬は消化器で一度吸収され、肝臓に行き

そこから血液によって患部に運ばれて効果を現す、という説明がなされる

そして、この説明に対して主婦は

なるほど。じゃ、食べ物に含まれるタンパク質とかビタミンといった

栄養と同じように、くすりも体内に吸収されているの ?

と、応じている


大雑把な説明だとそうかもしらんが

明らかに肝心な部分、というより都合の悪い部分を端折っている


薬はタンパク質とかビタミンといった栄養と同じように

体内に吸収はされるけど

その後は真逆

基本、薬というものは身体にとって異物と認識されるものなので

肝臓がフル稼働で体外に排出しようとする

そしてフル稼働で排出しても、排出し切れなかった異物が

血液によって患部に運ばれる、という仕組み


だから強い薬を使用する人が、元の病気そのものよりも先に

肝臓をやられて・・という話になったりするんだけどね

それを知らない人がこの広告を見ちゃうと

なんとなく、薬と栄養って似ているものって思う可能性がある


つか、分かっててミスリードにもっていってるよな

なるほど。〜(中略)〜 栄養と同じように、〜(中略)〜 吸収されるの ?

のセリフだけ、態々色を変えてあるもんな

えぐいわ


まあ製薬会社も製薬会社やけど

ちょっとしたことでも直ぐに病院だ薬だのっていう日本人も大概やけどな