利休にたずねよ読了

利休にたずねよ

先週始めに読了

最後はぐぅっとのめり込む様に読んだ

久し振りに本を読んだという心持ちになれた


純粋なまま、時の止まってしまった利休の

純粋過ぎる男の

恋の話

自分を責め

ただあの美しい女と共に生きたかったと夢見

決して‘ 完璧な美 ’を許さない

自身にも

あの女を死に追いやった世の中にも

美に傅き、美の為に生き、美に殉じて死ぬることを望み

緑釉の美々しき壺が投げ砕かれたとき

利休のあの日叶えることのできなかった想いが遂げられた

妻、宗恩の手で

宗恩は感じ取ったのだ、自身も気が付かぬ深いところで