明けましておめでとうございます
年末の旅行中に届いていた藤沢焼
粉香木窯さんでお盆に
体験をさせて頂いたものです
まずは穴窯焼成、焼き締めの方から
全体に綺麗な緋色で
口縁全体と火の当たる側の腰の部分に
少し灰色味を帯びた肌色の自然釉が掛かっています
胴の火前側には茶色の自然釉で更に緋色が強くなり
見込みには、穴窯らしい細やかな胡麻が
一面に降り注いでいます
そして、穴窯で焼いて頂いた織部のお茶碗
濃ゆっ !
目っ茶濃ゆ !
全体的に濃緑 ! です
とはいってもまだ胴、腰は指跡や胎土の細かなひびで色に濃淡があり
土の雰囲気とも相俟って
所謂、青織部っぽい雰囲気を醸しているのですが
やや照明の暗いところで見ると見込み等の濃緑の場所が
黒に近く見えてしまうくらいの濃さなのです
しかもこの濃緑、ただ単に濃緑という訳ではなく
細かな色の粒が重なり散りばめられた様に濃くなっているので
強い光を当てると、少し鈍いメタリックなブルーが
細かくキラキラと見えるのです !
凄いです !!
というか、格好いい !!
で、上記の如く
とても素晴らしい焼き上がりに仕上げて頂いたのですが
それ以上に、書きたいことが
それは・・・
お茶碗として
すごく
良い !!!
ということです
本当に熱の伝わり方が、穏やかに、ふぅっ と伝わってくるのです
土の耐火度が高い為にそこまで焼き締められていないこともありますが
ただ単に焼き締められていないだけでは
同じ穏やかに伝わる、でも違いがあるのです
これは勿論、岩手の土と本間先生のお仕事のものだと思います
とても素晴らしいです
粉香木窯さんありがとうございました