かなざわくらふとマルシェ !

hirunesai2015-10-12

織姫の里 なかのとを出て金沢に向かう

相変わらず飛ばすなあ >> 石川県民


9時前に金沢駅屋上駐車場に車を止め

カメラ片手に散策しながら、しいのき迎賓館へ

街路樹の背の高い松が金沢にとても相応しい


会場内はまだ時間前

徐々に人が増えて来る

のんびりと見て廻る

不図、少し先で回っているたくさんの風車に心を奪われる

木の風車 !

すべてが木製の木の風車が一斉に回り始める

なんだろう、子供の頃の様なワクワク感

風が止み、木の風車たちが羽を止める

その羽に様々な色が塗られている

楽しい !

この風車を作られているのは福井の指物師の方

福井県勝山市で久保指物店を営まれている、久保剛さん

三代目だそうです

よく見ると風車の羽の一枚に ‘ 福 ’ の字が書かれています

風車が回ると福の字もくるくると回る

福がくるくる

福が来る来る

そう ! ‘ 福が来る風車 ’ なのです ! !

この福が来る風車は普通の風車だけではなく

形、仕様に様々なヴァリエーションがあります

二つの風車が合わさりそれぞれが逆方向に回る風車、福連成

帽子に付ける風車、自分が風になる風車

レインボーが渦を巻いて回る福来るレインボー

形や仕様のヴァリエーションばかりではありません

色の組み合わせも様々でそれぞれのネーミングに因んだ色が塗られています

例えばトリコロールなら青白赤、松竹梅なら緑黄赤といった取り合わせ

この色の取り合わせにはご当地ものや日替わりものなども用意されています

ご当地もので金沢なら北陸新幹線 ( に因んだ色 ) とか

日替わりならバナナパフェとかです

早速オイラも頂くことに

選ぶ時は回っていないときに決めた方がいいですよ、とのこと

オイラのチョイスは、風になる風車の極楽鳥 ( 青黄赤 ) を頂きました

1200円です

この風車は車の空調の吹き出し口に取り付けられますとのことなので

こちらを頂戴致しました

楽しい !

インターネット販売もされておられる様ですので

御自分用にまた縁起物としてプレゼントなどにもいいですよ

福の井が欲しい

いやー、楽しいわー

そうそう余談ですが、この久保さんが作られた木の風車

然る高貴な御方もお持ちだそうです

何方がお持ちになられているのかは敢えてお教えしませんけど

風車の販売はイベント出店時のみとのことですので

どこかのイベントでこの素敵な風車に出会った時

聞いてみて下さいな


のむびりと冷やかして廻る

はにゃがへっちゃのでチキンオーバーライスなるものを食す。500円

ニューヨークで人気なのだとか

ヨーグルトソースの酸味とチリソースの辛味が good

ただ欲を言えば、肌寒い日だったので

出来ればチキンは熱々がよかったかな


食後も引き続き会場内を見て廻る

迎賓館内のギャラリーで燕三条で作られたティースプーンを購入

伝統工芸を担われる方の実演を拝見

金沢の伝統工芸と他の分野のコラボ、金箔で彩られた時計の文字盤や

国宝の作品をデザインとして写した

塗り物のチョロ Q ― 270000円 ( 桐箱付き ) ・・・とか


一通り見終わったので本日のお目当ての体験コーナーへ

まず、金属でキーホルダーを作ろう

金工作家の秋友美穂さん

用意された銅板の中から好きな形のものを選び

アルファベットや模様の刻印で好きなデザインのものを作っていく

というものです

刻印を打ち終わったら重曹で磨いて表面をピカピカにし、その後で燻す

燻したものをサンドペーパーで磨き表面の燻され具合を好みの感じに

キーホルダー用のパーツを付けて貰って完成


次、加賀象嵌のストラップを作ろう

( 公財 ) 宗桂会さん 講師は笠松加葉さん

実はこのかなざわくらふとマルシェ、笠松さんのブログで知ったのでした

さて体験ですが葉っぱ形のストラップと

四角に象嵌の花をあしらったピンバッジがあります

ピンバッジの梅の花をチョイス

やり方は予め彫られた溝に純銀の銀線を嵌め

溝の中に銀を拡げる様に鏨で打ちます

溝が曲がる所では打ち込み済みの方の銀線を押さえてから

銀線をくいっと曲げます

この加賀象嵌の技法、実はこの溝がみそ

横からの断面で見ると溝が下辺の長い台形に掘り込まれているのです

その中で銀を拡げるので銀が取れ難くなるということらしく

それから注意点が 2点

1つは銀線を打つ時には出来るだけ銀線以外の場所を叩かない様に

鏨を立てて打つこと。後で磨くのが大変になるので

もう 1つは銀線は一方向から順番に打っていくこと

飛ばして打つと、後で飛ばした所を打った時に打ち拡げた

銀の行き場がなくなりはみ出してしまう

といったところ

インストラクターの男性に手伝ってもらいながら

何とかかんとか打ち込みを追え

サンドペーパーの番手を変えながら磨き

磨きが済んだらピンバッジのバッジ部分を付けて貰って完成

余談になりますが、この加賀象嵌の技法

現在の京都で主流の技法や熊本の肥後象嵌の技法とは

少しばかり異なっているのだそうです

全部一緒だと思ってました


お次はやきものの器をつくろう

山崎美和さん。普段は磁器作品を作られておられる方

高知県御出身で沖縄の芸術大学の陶芸コース

金沢の卯辰山工芸工房を経て、現在も金沢にて製作

銅を使った釉を使用されたり象嵌で線画を施したりされているそうです

体験開始。体験の土は信楽の土、釉薬は黒と白

手捻りで手轆轤のないパターンです

フリーカップを・・・とか言いつつ自称抹茶碗を作る  笑

当然高台まで削る

完成 ! 結構いい感じ〜


次、型を使ってオリジナル B a g をつくろう

宮嶋千恵さん。ネットで見ると友禅の技法で〜とあるので

加賀友禅の方でしょうか

まず好きな型を選びます。型はいくつでもいいですし

後から増やすことも出来ます

オイラのチョイスは鶴とお花

選んだ型を Bagの好きな部分に置き、体験では合成樹脂の絵の具に

洗濯で落ち難くなるもの ( 名前が分からん ) を少し混ぜ

それを筆で出来るだけ垂直に真上からぽんぽんと叩くようにして

乗せていきます。コツは輪郭部分をきちんと出すこと

また淡い色薄い色の上に強い色濃い色を乗せられますので

その辺りを考慮して、です


次、かんたんキャンドルづくり

紋谷真佐人さん

ケーキ形のキャンドルを選ぶ

上に星形やハート形、花形ど用意されたいろんな形のキャンドルを

好きなように乗せていき、乗せ終わったらそれらが落ちない様に

仕上げをしてもらいます


次、超不思議 ! 3Dペンで空中にお絵かきをしてみよう

竹田太志さん。3Dプリンター技術の応用ですが技術的には

そんなに難しいものではありません、とのお話でした

ボタンを押すと 3Dペンの先から高温で柔こくなった樹脂が

押し出されてくるので、好きなようにラインを描く

温度が下ると樹脂は直ぐに固まるので平面上だけではなく

なんの支えもない垂直方向にも線が ‘ 描ける ’ という仕組み

実際にはなかなか思うような線は描けないのだけど

本当に ‘ 空中に描く ’ という感じが楽しくって仕方がない

竹田さん曰く、慣れれば結構描けますとのことてでした


ということで、体験 6つ

総て完了ーーー !!!

パチパチパチパチパチーーー

今日の体験、基本的にどの体験も一律に500円 !

オイラはキャンドルづくりのみ300円のものをチョイスしましたので

締めて2800円也ーーーー

パチパチパチパチパチーーー

安っ !

金沢市さんの御計らいに依るものだそうです

パチパチパチパチパチーーー

体験の作家さん方、金沢市さんありがとうございましたーーー


満足し、しいのき緑地を後に

雨の中、石川県観光物産館へと向かう

お目当ては加賀八幡起上り手描き体験

なのですが・・・体験コーナーのある 2階に行くと

本日の体験受付けは終了しました、という案内板が

容赦なく立ちはだかっている

oh …

体験はもう終わりですか ? と一応尋ねてみると

南斗 ! 体験時間が 1時間だけになりますけど

それを守って頂けるのでしたら、と割りと普通に答えて下さる

伺ってみるものですねえ、二つ返事どころか三つ返事で

体験をさせて頂くことに。1030円也

まずはどの地の色の加賀八幡起上りにするのかを決めます

オイラは無地の白のものをチョイス

絵の具はポスターカラーかな ? よう分からん

とりま好きな様に色を塗っていきます

時間内に描き切れなかったので、家で仕上げることに


バスで近江町市場の辺りまで戻る

めいてつ・エムザの黒門小路でばら売りの土産をチョイス

巾着と竹カゴに詰めてもらう ( 巾着、カゴ共にそれぞれ +200円 )

流石金沢、土産のお菓子選びで困ることはない


近江町市場で海鮮丼か寿しでも食べようかと思ったけれど

お目当てのところは列が出来て順番待ち

まあ、いいやとチャンピオンカレーを食す

食後、金沢駅に戻りあんとで土産物などを物色

特に何も買わず


屋上に上がり、車に乗り込む

金沢の後は名湯山代温泉を目指す

流れに乗り 1時間半程で到着

駐車場から総湯の方へ

普段、普通の温泉では湯当たり上等のオイラだけれど

ここ山代温泉山中温泉は別

そのくらいの名湯なのですよ

お湯に浸かれば実際の水圧よりももっと強い

水圧の様な感じを身体が感じる

あ゛〜゛〜゛〜゛

気持ちいい


山代温泉を出て再び 8号線に戻り

23時過ぎに福井市入り

雨がきつい

さてさて今宵はどこで寝ようかの