翡翠拾い 3回目 1 移動日

東へ向かう始発電車に乗り込む

架線が凍っている為パンタグラフがスパークしっ放しで

稲光に照らし出されたかの様に流れ行く景色が青白い

偶に火の粉が舞ってるけど大丈夫なん ?

 

相生の乗り換えで無事着席出来た後は

いつも通りの寝たり起きたり、起きたり寝たりを繰り返すも

乗り過ごしたりすることもなく、予定通りに乗り換えて行く

 

奈良駅

乗り継ぎの時間があったので暇潰しに土産物屋を冷やかし

冷やかしの心算だったのだが、ひよりさんで小風呂敷を買ってしまった

風呂敷の柄が気に入ったのもあるが

美人の店員さんに愛想良くされると、ついうっかり

買う心算もなかったのに買ってしまう病の発作が起きた為

この病、歳を重ねる毎に重くなるな   笑

まあ、発作だからしゃんめぇ

 

電車に乗り、とある駅で下車

バスに揺られて、とある場所へ

前回来たときには、観光スポットにする為か

きれいにして下さってはいたのだが

きれいにしてしまったばかりに、折角の雰囲気ががらりと変わってしまい

非常に残念に思っていたのだが、また以前の雰囲気に戻りつつある様で

一安心をした

 

本当に素敵な場所で、その空間のもの総べてが美しい

木々や草花、昆虫などの生き物、光や風、空気に至る迄が

その美しさで煌めいて見える

各々が持っているやさしい美しさでキラキラと煌めいて見える

花山院を思い出した。花山院に伺った折にも同じ様に感じられた

ただ一つだけ違うのは

花山院が穏かな温かい気品に満たされていたのに対し

ここは女性らしいやさしく穏かな慈愛で満たされている

 

バスの時間が近付いてきたのでバス停へと向かう

その場所には 30分も滞在出来なかったのだが

自分の心がやさしく穏かになったのが感じられる

 

再び電車に揺られながら、次は北陸を目指す

20時半過ぎ、金沢着

金沢から IRいしかわ鉄道にて一駅の東金沢駅で下車

駅から徒歩で  5 ~10分程の和おんの湯さんでしとっ風呂

更に IRいしかわ鉄道で一駅進み、森本で下車

そこから徒歩 15分程のマンガ喫茶に入る

 

 

f:id:hirunesai:20170109125403j:plain

   ひよりさん小風呂敷