汚いものの中から真実を

この間本屋に寄った折

池波正太郎先生の 「 男の系譜 」 を購入した

その 22頁より引用させて頂きます

以下引用 ~

政治というものは、汚いものの中から真実を見つけ出し、

貫いて行くものでしょう。

それを 「 政治は正しい者の、正義の味方だ 」 というようなことを

いっても、ぼくは全然信用しない。

~ 引用ここまで

 

本当に先生のお考えの通り と唸らさせて頂きました

人間の汚い部分

けれども、今の日本の現実は

正しい行い - 特に自分の行いの過ち、非を認める - の

出来ないやつらに限って

正しい者面して正義を振り翳すんですよねえ

それも、勝てば官軍  みたいな感じで

しかも六分七分の勝ちは十分の勝ち、などという考えは

当然に持ち合わせずに

そんな人々ですから、自分が負けても負けを認めることが出来ませんし

下手をすれば負けたことすら相手の所為にしてしまい

相手が悪い・・・

自分は悪いとすら思わない・・・

人としての潔さの欠片もない

自分の汚さを見ることの出来ないものが

人の汚さだけ罵り侮辱する

自分の汚さと自分の正しさの

ヴァランスが取れてこそ真実に歩み寄ることができる