1時間弱で無事倉敷芸文館着
地下駐車場に車を停める
8時過ぎ
まだちくとばかし早いのでシートを倒し横になる
10分程休んで会場へ
流石にまだ人影は疎ら
作家さん達も準備をする人
まだ会場入りされていない人
ボランティアの方達もまだ然程に忙しそうではない
開店準備で作家さんが居るところから
のむびりと会場内を見て廻る
まず長南芳子さんの作品を拝見
以前から気にはなっていた長南さんの作品
心の中にある “ どこか遠くにある街 ” の真鍮のオブジェ
ただオイラの中でオブジェというカテゴリーが
ほとんどないので、拝見するだけだった
今日も本当はミニワークショップの
様子見の心算だったのだけど
長南さんの説明を伺っている内に
オイラの部屋にもそんな物語のあるオブジェが
一つくらいあっても好えかもな、と思い始める
実際に作品を拝見していると
その物語、どこか懐かしく優し気なフォルム
そして真鍮の穏かな金色に惹かれていく
この長南さんのオブジェはテーマ、物語から
作り始められるそうで
テーマ、物語が決まると自然に形が決まって行くのだそうです
またオブジェ通しを組み合わせることによって
全く違う作品に見えるのも中々悩ましいところで
つい集めたくなってしまいます
ということで、オイラにしては珍しく
オブジェ作品を購入
「 月を見る家 」 2160円 を頂きました
忙しい時にこの作品を見て
この月を見る家の屋根に上って月を眺める自分、を
想像したいと思います
長南さんありがとうございました
お次は小林徹也さん
粉引きの器が気になったので
灰釉が青味を帯びて青磁色になり
所々に桃色や淡くクリーミーな黄土色とでも言いましょうか
中々にきれいな器です
特に青磁色の釉溜まりは
何とも言えぬ美しい輝きを見せてくれます
土は美濃の赤土で原土を仕入れて
ご自分で精製されておられるそうです
窯はガス窯
4500円
小林さんありがとうございました
三番目はワークショップです
以前から一度やってみたいと思っていながらも
気が付けばいつも素材が無くなっていて
ワークショップられなかった
村上愛さんのこつこつ真鍮アクセサリー作り
まず受付け時に素材を選んで購入
ペンダント、キーホルダー、ヘアゴムなどが作れます
素材を購入したらワークショップる時間を決める
と、いう流れ
オイラは八芒星 ( 1500円 ) でキーホルダーに
時間は10時からにしたので
受付け後直ぐにスタートです
まずは村上さんの説明から
模様は金槌で槌目を付ける若しくは
刻印 ( 模様やアルファヴェット ) を単体で使うか
組み合わせて使うか
注意点としては刻印を打つ時は下の方を持って
刻印がずれない様小指で抑えておくということと
それから模様を付けていく内に真鍮が変形してくるので
出来るだけ真ん中から端に向けて模様を付けていく
ということの二点
説明の後は、まず練習です
端材の真鍮に実際に槌目を付けたり、刻印を打ったり
慣れてきたら各自本番開始です
時間に限りがあるので、時間も気にしつつです
金属に刻印を打つというのは以前に
かなざわくらふとマルシェで体験したことがあるので
要領は掴み易いかな
割り合いとサクサクと進む
ただシンプルな作業とシンプルな模様の組み合わせなので
軽く見てると失敗しちゃうんだよね~
シンプルな作業程熟練度が出やすいし
シンプルな模様だからセンスが、ね
まあ、ワークショップですから
楽しんだもん勝ちっちゃー楽しんだもん勝ちですけどもね
結構楽しいですよ模様が出来上がっていくのは !
そして完成 !
割りとサクサクと完成したと思ったのだけど
結構時間が経っていて 40分くらい掛かってた 笑
キーホルダーに仕上げてもらっている間
子供達が集中して作っているのを見る
やっぱ子供の集中力は凄いねえ
村上さん、お手伝いの方ありがとうございました
少し会場内を見て廻り四番目
四番目もワークショップです
ミニワークショップ
安藤由紀さんのワークショップで
木のコースターを作ろうの方です
( もう一つは木っ端ブローチを作ろうです )
まず木を選びます
ウォールナット、栓、ブナの 3種
コースター本体と飾り ( ? ) の丸い木をそれぞれ
オイラは両方共にウォールナットにしました
作業としてはサンドペーパーの番手を上げながら
鑢っていきます ( 120番~240番くらいやったかな )
注意点は角は落とした方が良い
番手の低いもので面の部分を鑢ってしまうと
傷が残ってしまう の 2点
これも擦っているとつい夢中になってしまい
あっという間に時間が過ぎてしまう
慌てず急いで番手を上げつつ鑢っていく
途中、写真を撮ってもいいですか ? とか尋ねられ
構いません、と答えたものの
20秒と経たずに写真のことなぞ何処へやら 笑
只管に鑢る
擦り上がったところで安藤さんが確認して下さる
好い感じだと思います、とのお言葉を頂戴したので
革紐で飾りの丸い木を付けて、完成 ! です
後は家でオリーブオイルを塗って頂くと更に良くなります
との事
ワークショップ代 700円です
安藤さんありがとうございました
( 因みにもう一方の木っ端ブローチは
木っ端を選んでその木っ端を重ねて張り合わせていき
ブローチにするもの。かなりセンスが問われます
同じ時間に木っ端ブローチを作られていた方は
安藤さんに教えて頂きながらご自分でブローチピンまで
付けておられました ! 凄い ! )
それにしても暑い・・・毎年参加ではないのであれやけど
オイラが参加させて頂いた中では、多分・・・
一番暑い !!
軽~くクラつく 笑
そろそろ退散せねば、と思いつつ
もう一箇所だけ気になる所へ
村松英治さん
知多半島で製作されていられるそうです
頂いたのは酒器かな ? ( お値段的には酒器だと安過ぎるけど・・ )
三彩のものを
2200円
土は美濃の土で土灰釉が基本
そこに銅釉、コバルト、鉄釉を
土灰釉の土灰選びはかなり御苦労なさったのだそうです
この三彩の全体的な色は渋目で少し淡い色味なのですが
それ故に釉の溜まりの美しいガラス質が
一層に映え際立っています
三彩の他にも手触りに拘った焼き〆
表情豊かな織部のお皿も良かったです
村松さんありがとうございました
車に戻り倉敷を離れる
なんやかやと 4時間少し楽しまさせて頂きました
作家さん、実行委員の方々、ボランティアの方々
素敵な時間をありがとうございました
帰りに少し寄り道
旧姓八木さんのところへ
頼まれていたものを届けた後
椿の落ち葉を拾いに行く
安藤由紀さんのワークショップの木のコースターを
オリーブオイルではなく椿油で仕上げる為
拾った葉っぱを適当に千切って
コースターに擦り付けながら磨く
ある程度磨いたら馴染ませる為に暫し置いておく
市販のオイルをちゃっちゃと塗っちゃうよりも手間だけど
まあ、ゆっくりと仕上げよう
一段目 右 2 安藤由紀さんの W.S. のコースター
二段目 村松英治さん 三彩
三段目 左 1<2 長南芳子さんの 月を見る家
右 1 村岡愛さんの W.S. キーホルダー
四段目 小林徹也さん 粉引き