イメージ付け

銀色夏生さんの本を買った

内側に耳を澄ます つれづれノート36

 

この作家さんの本を見掛ける度にある女の子のことを思い出す

高校の同級生で二年の時に同じクラスだった子

Fさんのこと

流れは覚えていないけど、ある日オイラと U君、 Fさんとで

何か話をしていたときに

多分本の話か何かをしていたのだと思うのだけど

Fさんが「 私は銀色夏生が好き 」と言った

当時、銀色夏生さんをまったく存じ上げず

( まあ詩人ですから、高校生男子には縁遠いですわな )

誰 ? って感じやったんやけど

今でも本屋さんで銀色夏生さんの本を見掛ける度に

その女の子のことを思い出す

 

Fさんとは卒業後に会うこともなかったけど

数年経った頃に

「なんか、上手いことやられたなあ」と思った

だって見事に

詩人さんの本に自分をイメージ付け

されちゃったんだもんね