法輪寺 虚空蔵菩薩立像

上郡までの切符を購入

後は関西 1dayパスの組み合わせで

始発の電車に乗り込む

 

10時過ぎ、法隆寺駅にて下車

途中、数ヶ所で目にする石仏様や

野の花などを写真に収める

曇り空なのが残念だ

小雨が降り落ちだした頃に

法輪寺に辿り着く

 

拝観料の 500円を納め講堂へ

並んで居られる仏像様の中でも

虚空蔵菩薩立像、薬師如来坐像の二像を殊に

共に飛鳥時代の作とのことで

面長なお顔、直線的で平面的なお体に

静やかに流れる水の様な美しい衣文

引き結ばれた口元は

ただそこに静かに居られる雰囲気の

二像に相応しいと思う

また虚空蔵菩薩様の胸から腹へのなだらかな曲線と

その木肌の美しさは

白洲正子さんが  「 木 なまえ・かたち・たくみ」  の樟で書かれた

( ここから引用 )

仏像はこれでいいのだ、これが檀像の源泉だと、

そう思うようになった。

うまく説明することはできないが、この彫刻はあらゆる技巧を

拒絶して、霊木の美しさを活かすことに集中している。

( 引用ここまで )

ということが少しだけだが分かった様に思える

 

暫し分からないなりにも仏像様達を拝見し

最後に虚空蔵菩薩立像の美しい後姿を拝し

絵葉書とゆめまもりを買い求め、法輪寺を辞す

 

土塀沿いの石畳の上をのむびりと歩く

止んでいた雨が徐々に強くなり

風が吹き果ては雷まで鳴り出す始末

100均の折り畳み傘は何でこうも脆弱なつくりなのだろうか

 

法隆寺駅から大阪に戻る

普通に暮らしている人々がいるから

まったくのゴーストタウンという風にはならないが

それでもいつもの大阪から比べれば

遥かに人も車も少ない

遅めの昼食などを済ませ再び電車に乗り込む

尼崎を過ぎた辺りで

三ノ宮か姫路で銭湯に入ってから帰ろう

と、思ったのだが

終点  網干~、のアナウンスでお目覚

寝台新快速

 

晩方上道着

  

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