昨日の夕刻に三ノ宮に到着
そのまま歩いて 10分程の
予約をしたホテルへ
日曜日
10時前にチェックアウトして
異人館通りへ
お店が開くまでまだ少し時間があるので
のむびりと
10時半、ロシア雑貨のいりえのほとりさんへ
店主の牛塚さんからロシアの手工芸品、民芸品
歴史、文化など色々なことを教えて頂きながら
1時間程も楽しく拝見しました
何度もロシアに行かれているそうで
実際に御自分で見て、感じて来られているだけに
一つ一つのお話に体温の様なものが感じられます
とても楽しかったです
ホフロマ
金色の部分は木地に錫を施したもの
錫を高温に当てると金色になるのだそうです
木地に錫を施した後
金色にしたい部分 ‘ 以外 ’ の所に
赤や黒の色を乗せていきます
その後で高温に当てれば
色の乗っていない錫の所が変化して
金色に発色するのだそうです
ベレスタ
白樺細工の工芸品
カーヴィングと圧縮による模様付けがあり
当然にカーヴィングの方がお値段も
素朴さもありながらデザインや模様によっては
可愛らしさや品のあるものも
ロモノーソフ陶磁器
実物を目にすれば、一瞬で
お高い ! ! と分かるものです
青い下絵、透明釉、金による上絵になっているのですが
( マットな色合いの物程金の純度が高いとか )
釉が厚めに施されていて奥行きがあり美しいです
他にも割りとポップで現代的なデザインの
絵柄、色のものもあります
ロシアでもトップレヴェルの技術、センスを持つ方々が
作られているのだそうです
まあ元々がロシア皇室専属の窯ですものね
ロモノーソフ陶磁器は別としても
ロシアの工芸品は、例えば
おじいさんが木地を挽き、おばあさんが絵付けをする
と、いう風な家内制で作られているものが多いのだそうです
手作りのもの故にやさしさ、あたたかさが感じられるのでしょう
ロシアの民芸、工芸品は
ロシア連邦の中でもロシア以外の国のものが多く
中には中東辺りから縦方向に伝播したのではないかと
見られるものもあるそうです
サモワールなどは中近東やインドなどでも見られるそうです
また、牛塚さんは
そういった民工芸品のルーツを追うのも楽しい、と
本当に楽しそうに仰っておられました
給料が支払われなくても
取り合えず職場には毎日行くソ連の人々は
勤勉な面がある、という昔聞いたことのある話をすると
それはソ連時代の教育の影響だと思います、と
当時のポスターなどを見せて下さりました
“ 国の為に働け ” という教育
それは学校だけではなく大人に対しても、が
行われていた結果なのだと
ソスニツァという都市のソビエト時代の市章のピンバッジと
ベレスタの小物入れを頂きました
ピンバッジが1000円
ベレスタが2400円
ベレスタは花のカーヴィング模様が付いたもので
ピンバッジはエナメルの色が美しく
模様と言いますか柄といいますか、が
日本とはまた異なりアクセに使ってみても面白いと思います
因みにソスニツアですが
ヴァルト三国の東方辺りに位置する都市の名前で
またロシア語的には松の木のことだそうです
気が付けば 1時間程もお邪魔しておりました
楽しく、勉強になりました
いりえのほとりさんありがとうございました
三ノ宮駅に向かう途中
神戸ビフテキ亭さんの
お弁当 500円の声に
身も心も吸い寄せられる
黒毛和牛 ! ご飯共にヴォリュームもあり
大満足でございました
阪急で御影へ
香雪美術館さんの展示
「 茶の湯の茶碗 」 を見に
本当に日本の焼き物の色は
繊細で多彩ですねえ
燕庵井戸安定感のある品
黄伊羅保茶碗、蘆山の美しい黄色
本阿弥光悦作の黒楽、黒光悦の
立体的な線とどこか控え目で穏かな気品
川上不白作、黒楽鶴文茶碗と赤楽亀文茶碗
高台、腰、胴の健やかで伸び伸びとした線
囚われぬ箆目、粋な口辺の遊び心
とても良かったです
もっと色んなお茶碗を見て勉強せなあかんなあ
ミュージアムショップで
日月桐竹鳳凰孔雀図屏風の右隻部分と
柳橋水車図屏風 ( じゃばら ) の絵葉書を購入
各 100円と 300円
柳橋~の方は折り線入りで、線通りに折れば
ミニ屏風になるものです
香雪美術館さんありがとうございました
三ノ宮に戻りさんちかのジュンク堂さんにて
梅棹忠夫さんの「 女と文明 」 を購入
その後、駅の 7で土産物を買い求め
普通のやつとカレーチーズ
もっと油っこいお味なのかと思っていたけど
美味かった !
それから二宮温泉さんへ
・・・oh orz
そういえば 7月半ば頃まで休業やった・・・
駅に戻り電車に乗り、姫路へ
姫路で下車して森の湯さんにて
しとっ風呂浴び浴び
さっぱりすっきり !
後は姫路駅からの寝台鈍行にて
20時過ぎに帰宅
あまりきちっと計画を立てた旅ではなかったけど
楽しかった !