よみがえる 正倉院宝物 再現模造にみる天平の技 を見に行った

JR奈良駅から市内循環バスの外回りに乗り

バス停、氷室神社・国立博物館で下車

氷室神社にお参りをした後

奈良国立博物館

御大典記念 特別展

 よみがえる 正倉院宝物

  再現模造にみる天平の技  を見に

 

再現と作るは微妙な違いがあるものの

面白い企画だと思います

技術的に分からなかった部分

原材料が分からなかった部分なども

あったりするのだそうですが

それは仕方がないですよね

逆に言えば技術や原材料に対しての知識を失うことが

どれ程に取り返しのつかないことであるのか、を

再認識しました

 

正直、難しいことは分からんちんなので

いつも通り好みで

まあ、何はともあれ

螺鈿紫檀五絃琵琶

 ( 平成23年~30年

  木地 坂本曲齋  象嵌 新田紀雲

  加飾 北村昭斎 松浦直

  絃 丸三ハシモト株式会社

  宮内庁正倉院事務所 )

インドが発祥とされる五弦の琵琶は

結局、歴史の中に消えてしまい

現存しているのは、正倉院のものだけだとか

そう考えると本当に凄いもの

美しい夜光貝や玳瑁がふんだんに使われていて

ため息が出るばかり

銀平脱鏡箱

 ( 昭和 8年 吉田立齋 東京国立博物館 )

銀を象嵌で嵌め込み漆を塗り

銀の部分だけを研ぐ平脱 ( で、あってる ? )

この細やかな模様を、と考えたら

もう凄いな、の一言

黒柿両面厨子

 ( 昭和 竹内碧外 奈良国立博物館 ) や

黒作横刀 〔 くろづくりのたち 〕

 ( 明治 8年 奈良博覧会社 奈良国立博物館 )

刀子なども良かったです

殊に、斑犀把白牙鞘金銅荘刀子

 ( 明治 奈良博覧会社 奈良国立博物館 ) の

削り出された象牙の鞘は垂涎物、でした

それと、小石丸の絹糸 ! !

やわらかで穏やかな光沢

光の当たり具合では

春の霞でも見遣っている様な気持ちになります

糸の細さの所為もあるのかもしれないけど

普通の絹糸よりも、より白色の光沢がみられます

 

一通り見終わった後、気に入ったものだけもう一度見て

ミュージアムショップへ

模造螺鈿箱レプリカ缶飴と

模造琵琶袋 ( 部分 ) のガラスの箸置きを買い求める

2つで 1650円

 

地階のミュージアムショップを冷やかし なら仏像館へ

平安時代の仏像の自由さ ( とでも言えばよいのか ? ) に

ちょっと驚いた

形式や様式が定まる前と後では

随分と変わってしまうものなんだろうなあ

 

外に出て何年か振りに鹿煎餅を買う

一匹が目敏く煎餅購入を察知して

ゆっくりとだが真っ直ぐにこちらに向かって来る

そしてすぐ側に来て、離れない  笑

その子メインに煎餅をあげながら

他の鹿へも煎餅をあげる

一番側で離れなかった子は煎餅がなくなっても

離れずに鼻先や角を摺り寄せてきて結構愛想がよかったな

顔とか撫でても嫌がってなかったし

癒された

 

土産物を買ったりしながら JR奈良駅まで歩く

奈良から京都に出て京都から新快速で三ノ宮へ

二宮温泉さんでさっぱりとし、再び電車に乗り込み

山陽線を下って、21時頃に無事帰岡

 

満足です ! !

 

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