昨晩は22時過ぎの姫路行き最終電車に乗り
姫路で京都行きの最終電車に乗り替える
日付が変わった頃、三ノ宮で下車
快活 CLUB さんにて朝迄
5時過ぎの始発電車に乗り
愛知県の大曽根へと向かう
9時半過ぎに無事到着・・・するも
道を間違えてしまい雨の中結構なタイムロス
それでもなんとか市民ギャラリー矢田に辿り着く
早速 3階で催されている書や絵画等の合同作品展
繚乱の華 Ⅷ にお邪魔する
「 みんな、上手いなあ 」 と、溜め息混じりの
見に来られた方の声が聞こえる
オイラも書や画、彫刻等の作品を拝見する
絵心も書心もないので場違い感に汗が出てくる
個人的に気に入ったのは駒田彫刻所さんの
子犬たちと風神
そして、いよいよ
長江惣吉先生の曜変天目を拝見する
はぁー ・・・・・・・
綺麗だ・・・・・・・
見に来て良かった・・・・・・・
所謂、曜変天目は 15作品の内 1つだけだったけど
以前から長江先生の曜変天目を実際に拝見したい、と
思っていたのでとても嬉しいです
本当に来て良かった
慕曜変
2016年の作品
斑文の周りの暈状の青は濃いはっきりとした青ではなく
( 光の加減かもしれませんが ) 少し仄暗い青
ただ、玉虫色の光彩は輝きが強く大変に美しい
他にも曜々盞、光彩盞、銀兎毫盞といった
美しい焼きもんがずらり、と
銀色や様々な色の光彩はもちろんのこと
その地となる黒色も大変に美しい黒色です
光彩盞の一つなどは見込みの底に
美しい金色が現れ
まるで閑かに輝く美しい月を
お茶碗に映し捕まえたかに見えました
オイラ的にネットなどでチラッと見た
長江先生の曜変天目再現の知識としては
構造色である
( 但し、構造色というものがどういったものであるのかは
ちゃんと理解出来てはいない 苦笑 )
建窯辺りの土に含まれるフローライト ( 蛍石 )が
窯の中でガス化して影響を与える
くらい ?
殆ど全然に分かってない 苦笑
案内されておられる方が長江先生から伺った
ポイントを説明して下さる
1300℃を超える
土の成分、土が含んでいる水分量
( 構造的に含まれる水のことでしょうか ? )
これらの要因が整ったときに
あの美しい曜変天目が焼き上がるのだそうです
たっぷりと拝見した後
駄目元で写真を撮ってもよいか
一応、確認をしてみる
ほら、もしかしたら、万が一、億が一ってこともあるじゃん
その結果
どうぞお撮りになって下さい、とのお言葉を頂く
やった !
光の加減などで変化するので
思うようには撮れないものの
何とかかんとか写真に収める
満足でっす !
慕曜変を見ていたときのこと
四方から様々に見ていると
ふ と、見る方向角度に因って
玉虫色の光彩が釉の表面から知らぬ間に浮かび上がり
まるでお茶碗の中の空間、なにもない見込みの空間に
光の輪が浮かんである様に見える
錯覚かもしれないが
静かに強く輝く美しい光の粒が、空間に浮かび上がって見える
その美しい光の輪を眺めている内に
神仏とでも向き合っているかの様な
不思議な心持ちとなってきた
長江惣吉先生、繚乱の華 Ⅷ の皆様
ありがとうございました