山水長巻

午後近く迄、3時間程棚作り

13時過ぎに家を出て

県立美術館で開催中の

雪舟と玉堂 ― ふたりの里帰り に

余りにも久し振り振り過ぎて

コイ P に駐車しそうになる

いや美術館にちゃんと駐車場あるから 苦笑

 

順路通りに見て廻り、いよいよ

四季山水図巻、山水長巻

昨晩、どうせオイラが見たって分かる訳もないし

やっぱ止めとこっかなあ とも考えたのだが

来て、良かったーーー ! !

もぉぉぉおお ! !

 

圧巻 ! ! ! !

 

見ては並び直し、並んでは見てで

結句、八回程は見たか

最初に順番待ちの列から眺めただけで

 

圧巻 ! ! ! !

 

精巧精緻な立体図かと見紛うた、というより

本当の風景を小さくしたように見える ! ! !

 

なので最初の一回目は最前列の間近で見たけれど

二回目以降は 1m 程下った位置から見た

その方が断然に凄い ! ! !

 

他の水墨画でも立体感のあるものは多いけど

立体感自体が圧倒的だし

そしてまたも他の立体感のある水墨画とも違う

何が違うのかは分からないんだけど

違って見える

 

その立体的な絵の中に少し入れば

その中の空気や光、風、静けさ、水、木々の音

鳥の囀り、人の声迄が

感じられるようだ

本当にその山水図の中を旅して来た心持ちになる

 

美しいとかではなく

本当に風景がそのままに描かれてある

表現などというものを感じる余裕はない

だからといって、ただ単に写実的だという訳でもない

美しいとかでもなく、といったがそれは

表現としての美しさなどが

余り感じられないというだけのことで

そこには、あるがまま美しい自然、が描かれてある

小林秀雄先生が仰られる様に

「 自然という塊 」  なのかな

 

 

凄かった