小林さんちのメイドゴン S  最終話まで見て

小林さんちのメイドゴン S の最終話

12話を拝見した

 

長い寿命、人間などよりも遥かに聡く

強い力を持ち、特殊な能力すら備え持つ

あちらの世界のドラゴン達

そのドラゴン達は長い時間、それぞれに

自分を見詰め、他者を見詰め、

世界を見詰め、考え

自分にも分らぬ心の奥底で

唯只管に自分が求めているもの

望み、欲するものと向き合い

探し続け、追い求めて来た

そしてこちらの人間世界で

人間と関わり合うことで

異種間、違う者同士が好きになる為には

どの様にすれば良いのか

失敗、試行錯誤を積み重ね

必要な時には自分を許し

また、相手を許す

その時間の中で

自分の欲していたもの

望んでいたもの

今、欲するもの

今、望んでいるものを

見付け、生み出していく

そんなドラゴン達の姿に

気が付かぬ間に

自分で思っている以上に、魅かれ

大人になって行く間に

知らず知らずの内

ほとんど諦めてしまっていた

自分が居たい

居てもいいと受けとめてくれる居場所を

自分一人では生み出すことの出来ないものを

ドラゴン達と関わる時間の中から

小林さん自身も見付け

また生み出した

ドラゴンと人間の寿命の長さは違う

その為にその関係性の目に見えている形、は

変わっていくことになるのだろう

でも目に見えぬそれは変わることはない

 

 

 

結局、原作は未読のままなので

アニメに対しても

どの様な作品として見たらよいのだろう

と、いうもやっと感は少しあったのですが

最終話まで見終わり

じわぁ~~~~~  とくる

この作品の強く

そして優しくてあったかく

とても心地のよい余韻に

素敵な作品を見たな、という

満足感でいっぱいです

後、最終話までまったく

気が付いていなかったのですが

シリーズ監督として

武本康弘さんのお名前が

クレジットされていたのも

嬉しかったです