7時45分頃、ネカフェを出る
山梨市民バス 西沢渓谷線の
9時過ぎの便に乗り
9時半過ぎ、一之橋にて下車
結構急な坂道を歩く
つか、風が冷゛でぇ゛ぇ゛ぇ゛ー゛ー゛
梅の花の香りが唯一の救い
途中、ご近所の方に道を教えて頂き
何とか無事に柚木窯さんに到着
松尾健先生が庭先迄
出迎えて下さりました
さて、柚木窯さんの体験内容は
手捻り
体験料はじゃらんさんを通してなので
2800円
足すことの送料一人分の1500円で
合わせて4300円也
土は信楽の粗目の土に
少し赤土を混ぜられたもの
基本の土量は400gで
有料で追加も可能、です
但し、手捻りと申しましても
一味二味、違います !
ほとんどの場合、手捻りだと
最終的に作家さん窯元さんが
削って形を整え、仕上げて下さるのですが
柚木窯さんでは、南斗 !
出来るだけ削らないで形を作る手捻り ! !
なのです
勿論、まったく削らない
という訳ではありませんが
より、自分で作った形、を作ることの出来る
手捻りなのです !
体験後の削りについて、以前に
別なところで伺ったお話なのですが
出来るだけ作られた形を残しつつも
道具として使い易い形に仕上げる様、に
削られるのだそうです
綺麗に削るだけであれば
プロフェッショナルなので
そんなに難しい仕事ではないのですが
元の形を残す + 使い勝手の良い形 となるので
それはそれで中々に難しいところもあるものだとか
それなので、削る仕上げか
出来るだけ削らない仕上げか
どちらが良いのか ? というお話ではなく
ただ、最後迄形を仕上げるという意味においては
こちらの柚木窯さんの
出来るだけ削らない手捻りの方が
より、自分で作った作品、に近いと
言えるのではないでしょうか
体験開始です
土は結局追加せず400g で
お抹茶碗風の湯飲み茶わん
( まあ、いつもの自称お抹茶碗という名の
フリーカップと変わらない 笑 ) を作ることに
割りとオイラは、右手と左手を寄せ
土を締めるように伸ばしてはいかないで
単純に両手の指で摘まんで
薄くしつつ土を伸ばして作るのですが
先生から
両手を寄せて土を締める様にした方が
強くなりますよ、とのアドヴァイスを頂く
右手と左手を寄せながら伸ばしていく
というやり方は、今迄にも何度か
教えて頂いたことがあるのですが
その理由の説明を伺うのは確か初めて
( オイラが忘れていただけの可能性もありますが 笑 )
まず、粘土の段階での強度が出るので
上の重みで粘土が垂れにくくなる
ばかりではなく、単に伸ばすだけよりも
寄せて締めた方が、収縮率も小さくなるし
焼成後の強度にも差が出ます、とのこと
うひゃあ
昼寝斎、陶芸体験覚醒 !
陶芸体験 138回目にして 笑
遅過ぎでござーる
完成 !
削りは先生にお任せすることにして
完成 !
20分弱程 笑
上記の様に、出来るだけ削らない手捻り
であるので、土の仕込みも
乾きの速い土に仕込まれている
ということもありますが
最短じゃない ? !
20分弱って ?
余りにも早かったので
お支払いの後ゆっくりと
柚木窯さんの作品を見せて頂く
古民家から譲って頂いた材を設えたギャラリーは
とても雰囲気が良く
薪焼成の作品などもあります
ぶどうや桃、りんごの枝から作られた灰釉
果物の木の薪を使われているそうで
眼福です
酒器、4000円也を頂戴いたしました
体験中やギャラリーで伺ったお話
先生の御両親共に九州の御出身で
松尾健先生もお生まれは九州だそうです
健先生は元々は染物をされていたそうです
正藍染も御存じでした
作品の焼成は灯油窯で一昼夜
掛けるのだそうですが
ここのところの原油高で大変だそうです
窯だけではなく、お車で出掛けられるのも
お好きだそうなので、原油高がもう
W パンチだそうです
その為最近はお車よりも
カブの出番が多いのだとか
HP 等で拝見したときよりも
実際の作品の釉は
やわらかな雰囲気だったので
そうお伝えすると
果物の枝の灰は実際の灰も
やわらかな灰なのだそうです
やさしくやわらかな白に
青や桃色、黄や葡萄色などが
時に強く、時に仄かに現れている
薪のものでは更に美しい緋色も加わり
とってもやさしく綺麗な雰囲気の焼き物です
作品は三、四ヶ月後に届くとのことです
とっても楽しみです ! ! !
柚木窯さん、松尾先生
ありがとうございました
柚木窯さんを辞して
予定よりも全然早く済んだので
歩くことに
笛吹川の水音を聞きながら歩いていると
モーター音が響いてくる
十数台のツーリンガーが
まだ冷たい春を楽しみながら走り抜けて行く
また暫く歩いて行くと今度は
サイクリンガーが坂道をピューと登って行く
更にまた歩いて行くと、今度は
レトロカーガーが
ハコスカ2台にフェアレディ乙1台
春だもんねえ
走りたいよね
結局30分程歩き室伏のバス停で
バスに乗る
12時20分、山梨市駅に到着
12時27分の電車で甲府迄
甲府駅からは北へと歩く
30分程歩き、武田神社へと向かう
甲州金を模ったお守りがお目当てで
無事にゲッツ !
勝みくじも引く
縁起物 昇鯉 をゲッツ !
バスにて甲府駅に舞い戻り
甲州夢小路の葡萄屋 Kofu さんの
レーズンサンドをゲッツ
レーズンおいしす
駅に戻り駅ビルを冷やかして
身延線に乗り込む
甲斐住吉で下車し、少し歩いて
トータス温泉さんでのむびりこ汗を流す
昨日の新遊亀温泉さんと同じくの源泉掛け流し
モール泉です
さっぱりとした後30分程歩く
19時前、道楽窯さんに到着
本日2度目の陶芸体験
今度は轆轤です
先生が準備をして下さっている間
教室内の焼き物を眺める
黄瀬戸がきれい
石川顕先生に体験内容などを説明して頂く
しかもしかも、そしてそして、南斗南斗 !
一ヶ月後に穴窯を焚くので
宜しければそれ用の土 ( =焼き締め用の土 ) で
如何ですか ? と
しかもしかもしかも
その土というのが
信楽の黄瀬土 ! ! !
もう、大喜びで、お願い致します ! ! ! です
さて、体験開始です
石川先生が師事された先生が備前焼を焼かれる
平岡陶進先生とのことで
所謂棒挽きではなく一つ挽きです
まあ、オイラの腕前だと棒挽きだろうと
一つ挽きだろうと関係ありません
どちらにせよ、上手いこと挽けませんから 泣笑
取り合えず一つ目
勿論、作るのはお抹茶碗どす
が、芯が出ていないので
高さが均一にならない &
口辺部分が切れたりもありで
せいぜい小鉢
ううう、折角の黄瀬土に申し訳ない
二つ目
芯出しの折に
手を直ぐに動かさない様に、と
先生からの御指導を頂く
手を動かさずにいれば
土の方が、その手の形になっていきます
とのこと
轆轤では、手の形や手の動き自体が
手から土への指示、なのだということです
必要もないのに指示がコロコロと変わってしまえば
形になりませんものね
ありがとうございます
上手いこと挽けずに手数ばかりが増えてしまい
一時は収拾がつかなくなる、半歩手前迄行きましたが
先生のお手伝いもありで何とかかんとか二つ目終了
多少厚目な感じはありますが
中々のお抹茶碗になったのではないでしょうか ? ? ?
外の形は可也良かったです
中は・・・笑
ちょっと内と外のヴァランスが
よろしくなかった様な ? ? ?
それでもまあ、オイラの
ろっくんろースキルを考えますれば
可也の上出来、です
正直一つ目は、折角の土に申し訳なくって
二つ目だけを焼いて頂こうかと、考えていたのですが
体験後に先生が、良い旅の思い出になれば、と
仰って下さったので
そのお心配りに甘えさせて頂き
二つとも焼いて頂くことにしました
黄瀬土 & 穴窯
しかも、穴窯は五日間も焚かれるとのことで
とっても楽しみです ! ! !
でしたが、体験料は3000円のまま ! でした
先生の南甲府駅迄送って下さるとのお申し出に
これもまた、甘えさせて頂いて送って頂くことに
正直、皸が痛かったので助かりました
車中、焼き物巡りの旅や
結婚当初に鹿児島で買われた
白薩摩を今も使われておられること
また、穴窯の焼成を一日増やしたことで
可也焼けが良くなった等のお話を伺う
穴窯の焼成を四日から五日、
一日増やしただけで
酸化と還元を繰り返す時間が
多目に確保出来る様になり
そのお陰ですごく焼けが良くなったそうです
それにしても、備前の様に
疵が出易いこともあって
焚く日数が割り合いに長い、という訳でもなく
五日間の窯焚きは長い方かと思います
現在、一人での窯焚きを任せられる方が
三人いらっしゃるそうですが
それでも先生を人数に含めても四人
四人で五日間は可也のハードさだと思います
石川先生、ありがとうございました
甲府に戻りうし丼を食し
酒折駅迄出て、駅から歩いて三十分程
快活 CLUB さんにイン