木喰仏、両宮山古墳、けらもすリレー展 ❝ 彩 ❞

昼前に家を出て山陽町の

山陽郷土資料館へ

今年三月に赤磐市和田にある

大師堂で発見された

木喰上人の大師像を拝見する為に

 

穏やかであたたかく

ほんの少しだけの憂いを含む

微笑仏の美しいお顔

上人八十一歳の製作とのことで

上人の微笑が写されたものであろう

 

資料館を出て西に車を走らせる

車を停める適当な場所が

見当たらなかったので

少し離れた車中からチラと見ただけだが

今回木喰仏が発見された大師堂を見る

極普通の田舎の人里の大師堂である

保存状態の良さは

地元の方々の信仰心の賜物であろう

 

折角なので大師堂の近くにある

両宮山古墳の見学を

古墳の南手にある案内看板の傍に車を停め

案内看板を目当てに少し歩く

地元の方の居住区や畑の中を進むので

その点は気を付けて

 

小さな花が咲き

水路には蛙、カメ、ザリガニ

小魚、オタマジャクシなどの姿が見える

古墳のお堀が貴重な生息圏となっている様だ

ただ6月から条件付特定外来生物となる

生物たちの姿も見られる

彼らもある意味では

我儘放題な人間という生物の犠牲者と

言えなくもない

 

古墳の上に入ると

空気が一変した

重厚な感じの空気

嫌なとか怖いとかといった

空気ではなかったのでそのまま進む

道なりに曲がると鳥居が見える

両宮神社

奥に進むとお社の北側に

もう一つのお社が見える

一目見て、凄くパワーを感じる

本殿にお参りし

もう一つのお社にもお参りする

お参り中、ほんの少しの間

後ろの上空から強い視線を感じた

埋葬されておられる方か、祀られている神様か

将又、中世には

龍ノ口城の出城の一つであったとのことなので

そういった時代の方か

それとも偶々か

非礼の無い様に古墳を出る

 

和気のギャラリー栂さんへと向かう

けらもすのリレー展

安田龍彦さんの ❝ 彩 ❞

二年前の前回の窯出し以来でしょうか

挨拶を済ませて拝見する

美しい胡麻のたっぷりと掛かる酒盃と

凄くメタリックブルーに光る酒器が気になる

このメタリックな酒器は

前回の窖窯での焼成後にもう一度

ガス窯で強還元で焼成したものだそうです

須恵器 というよりも

もっと黒い珠洲焼 の様な感じの器胎に

美しいメタリックブルーの光沢

素直に綺麗なメタリックブルーが堪らず

こちらを頂くことに

4950円

安田さん、ギャラリー栂さん

ありがとうございます

 

8月の大阪の茶臼山画廊さんでの個展に向け

安田さんは現在窯詰め中とのことです

窯出し展示はその後くらいの予定だそうです

楽しみです ! ! !

 

ギャラリー栂さんを出て

吉井川の土手に車を停め

虫の声と鶯の声、川を渡る風を感じながら

のむびりと読書、午睡

夕暮れが終わる頃に和気鵜飼谷温泉さんへ

 

今日は近場ながらも

少し遠出な日帰りのドライヴ旅行気分で

楽しかった ! !