さいとう・たかを先生が
御存命の頃のゴルゴは
極端な程無口だった
だけど最近のゴルゴは割り合いと
よく喋る
嘗ては他の登場人物の口を通して
ゴルゴの考えや心情などが語られていたものだ
そこに読者の考えや感じたことが
残される余地があったのだが
最近はゴルゴ自身が自分の考えや心情を
言葉にし外見に表すのでそういう余地が
極端に少なくなってしまった様に感じる
特に今号のラストの
ゴルゴが夢で見る、というのは
流石に ゴルゴ13というキャラクターのイメージを
大きく変えてしまいかねない表現だと思う
さいとう・たかを先生が鬼籍に入られた後も
ゴルゴ13という作品を楽しむことが出来ているのは
大変に有り難いことである、ということは
重々に承知しているのだが
昔からのファンとしてはちょっと、ね
まあ一巻のゴルゴは割り合いと喋ってるから
昔に戻ったと言えなくもないんだけどね 笑