備前陶心会 渡邊琢磨特集

hirunesai2009-09-27

行って参りました

早勤3日目でやや寝不足ですが

行って参りました

いや、もう 行って良かったです

どうしようか迷ってたんですけど


天満屋なんざ久方ぶり

岡山店なんて買い物するの 確か、三回目

オサレに着飾った御婦人方

あちしは300円くらいの無地Tシャツにわら草履

おほほほ、ごめんあさぁせ


さてさて、売り場、江戸浅草展なんざ目もくれず

5Fへ

先客あり。若い男性

先生は・・と・・・・ビッ とスーツ姿

どちらかで・・・と言った後、すぐに思い出して下さる


拝見しながら、説明して頂く

時に質問も交えながら。相変わらずの初歩質問で申し訳ありませぬ

チビ窯焼成のものも

自然練り込みの冷却還元の青備前

すげぇ、どういんだろう。本当に青。

チープな表現で申し訳ないんですけど、絵の具の青のような青

但し、色の深味が違います。寒風の土だそう

備前焼と言われても俄には信じ難い

10個焼いて完品は4つ

4つは漏れ有りで2つは割れだそう

還元は大量の炭

本来は抹茶碗などのお高いものでされる方法だそうです

先生がこの青をどのように仕立てていかれるのか

楽しみやなぁ

個人的には、サファイヤのような色の備前とか期待


湯呑みも個展仕様

3200円であの焼けは安過ぎやなぁ

と思いきや。そのお湯呑みはGWに自宅工房に置かれていたそう

いやぁ、ちょっと会わん間にきれえになってぇ

って、全然 見た覚えがありませむ  orz


綺麗な真っ青な灰被りの片口の説明から須恵器の話に

備前の須恵器は鉄分の少ない土。むしろ大阪の須恵器の方が鉄分が多いとか

須恵器の還元の一つの方法として、最後に窯に水を掛ける方法があるそう

但し、強い土でなければとのこと

水分の影響は良くも悪くも大きいなぁ


下戸っちのオイラにぐい呑みをお酒以外で使うなら

煎茶が良い育ち方をしますよとのアドヴァイスを頂く

なるほどぉ、出涸らしティーぢゃ ダメかしら


候補を絞りつつ見ていると

ぐい呑みの景色と目が合っちまう

これください

木箱付きの5040円也

見込みは片身変わりのよう

濃厚な胡麻とグレイッシュな青の灰被り

その青の灰被りの中の焦げの奥から現れた紫

これらの色が 沓型の空間の中 様々な表情を見せる

胴には見事なスカイブルー

そこにもまた 紫、緑、黄、焦げ茶が 流れる

形も秀逸

御見逸れしました

っていうか、よく残っててくれました

大らつき


帰ってから熱湯消毒だけして、早速煎茶を頂く

飲み口の作りは流石のもの

修行の成果がバッチシです



後二日、沢山の人に見て頂けますように