桐箱を受け取りに

hirunesai2010-09-18

マルナカに寄り りんごジュースを買って

和気へ

渡邊先生のお家へ桐箱を受け取りに

先日頂いた片口の箱


途中 そう言えば・・片口の寸法を聞かれた時

お断りすれば良かった・・どうせ箱は使わんし・・・

と、今更気付く  笑

ダメだねぇ


少し早く着いたのでコンビニに

猛暑も去り (もう来ないよな)

まだ暑さは残るものの、長閑な山並


14時前御自宅へ

先生は現在、ヨモギ花粉症の為開け閉めは素早く

早速に箱を受け取る

それとテストピースで焼いてもらったんやけど と

小皿を頂く

にゃんと、この小皿 テストピースと言いつつも

製作は渡邊先生、焼成は安田さんの

ハイブリッド小皿 !

テストピースなのに安田さんが丁寧にぼたと藁を乗せて

焼いて下さったものだそうです

すみません、ありがとうございまっす !


先生曰く 少し硬いな

確かに硬い感じで形を選びそうな土 ?

緋襷も締まっている

張りのある曲線ならおもしろいでしょうか ?

丸味のある茶入れとか

締まった緋襷が逆に唐津の鉄絵っぽく見えないかなぁ ?

(オイラのセンスではこれが限界・・)


少しお話を伺っているとりんごジュースのお礼に

奥様と下の娘さんが顔を出して下さる

スーパーで買ったものを剥き身で持っていたのに

却って恐縮です。ありがとうございます

娘さんはお母様譲りの くりくり眼

現在小学4年生で可愛らしい娘さんです

剣道少女の上の娘さんは中2だそうで、まだまだ大変ですなぁ


中2の娘さんは一クラス20人ほどとか

部活も4つほど

しょ、少子化だー


先生は相変わらずの御忙しさ。個展後に一息つく間もなく

犬島の野焼きのイベント、佐賀でのグループ展などが

その他に次窯に向けての製作も


窯に詰めるのは(大まかながら)800点ほど

今回は土が先に出来ているので、ややゆっくり目の取り掛かりとか

(普段は同時進行・・それはかなりお忙しいのでは・・)

作らんとなー

と仰られてたけど、まだ少〜し先っぽい雰囲気・・でしょうか ?


轆轤を挽かれる時間的な割合は意外と少ない


挽いて削ってだと1日50個くらい

(先生の場合挽いて削って終わりというものが少ない)


窖窯は登り窯に比べると、窯詰めがより焼けに影響を与える


匣鉢豚ちゃんは結構好評


隠崎先生が初めて窖窯を焚かれた時

お師匠様と一緒に 見においでと誘われた


隠崎先生は火の強いところで信楽の土とかも焼かれている


隠崎先生の窯は真ん中が縊れているのだとか

陶岳先生の昔の窯(黒備前を焼かれていた頃)も縊れていたそう


先生の窯は内部に少し凸凹があり、反転流が起こる仕様

ただ窯の変形が分かり難いのが欠点


先生の窯は傾斜が緩やか目なので

胡麻が上から乗り易い


還元の掛かるスピードでも焼けが左右されてしまう

引きの強さで炭の燃え方も変わる


フレンチトーストにはヤマザキのダブルソフトが良い

奥様談


登りと比べると湿気を多目にして焚くので

割り木は窯焚き前に頼まれるとか


天野先生の窯は、窯の後ろの方から湯気が出ることもあるそう

地面からの湿気だそうです

(ちょっと怖いな)


お師匠様は(白胡麻などの為 ?)窯の中に水を掛けたりした事もあるそう

水蒸気が ばーっ と出るけど、意外と大丈夫とか


先生が弟子時代に作った、お師匠様宅の水簸用の容器の中に

今は鼈と鰻が入っている・・・


で、素敵な焼き物に囲まれ、先生のお話を聞いていれば

うずうず

と、うずいて来るわけです、悪い虫が  笑

と言う訳で、途中からはお話を伺いながら物色しておりまして

備前の徳利も良かったのですが

予算的に・・なので

その代わりにぐい呑みを一つ頂いてしまいました

(ぐい呑みも青のぐい呑みとどっちにするか悩んだ 笑)


ぐい呑みは褐色に緋襷

地は青味掛かった褐色と少し赤味を帯びた褐色

緋襷レンガ色で、全体的に重厚な感じ

見込みには黒胡麻と渋く緑掛かった黄胡麻

2割引で2800円にして頂きました !

あっ、自然練り込みです !

ふふ、渋いよ


気が付けば1時間ほど

すっかりと長居をしてしまいました

先生ありがとうございました



家に帰ってから思ったけど

やっぱり焼締めは自然光で見るのが一番やなぁ

デパートの館内やといまいち


晩方風呂の後マルナカ

不意に声を掛けられる

おお、京ちゃんだ。驚いた

新野一家は皆元気やとか。何よりですな

不景気なので京ちゃんも働きに出てるらしい