10時前に起床。2時間少々寝た
鵜飼谷から備前へ。もうお昼
陶苑さんは久し振り
澁田先生は帰られたよう。残念
もう製作に入られているそう
次も窖窯かな ? 楽しみですなぁ
先日小川先生がいらっしゃったそうなのですが
いろいろ悩まれているとか
アートとしての備前焼は本当は受け入れられていないのではないか ?
店長さん曰く 小川君はそんなことを気にせんと作りょうりゃぁ良ぇんよ
ただ小川先生の場合進むのが早すぎてお客が中々着いてこられない と
いずれは
澁田先生は自分は作るだけと悟られている
小川先生の父君は絵を描かれていらっしゃるとか
備前の良ぇものはかなり海外に持っていかれとる
ボストンなど大分良いものがあるらしい
近頃は陶商が良くない
昔の陶商は自分が手に入れた知識・見識・美をお客に伝えていた
今の陶商は何も無い、売ることだけ
苦労して作り手さんから聞きだした事教わった事
普段は語らぬ作家さんが語った事
今の日本は 作り手 売り手 買い手 三者とも大事なことを見失っている
生活の隅々にまであったもの、ごく当たり前に
日本の文化
六郎先生が一人の女性を他の男と争った
敗れた男性はかなり落ち込んだらしい
先生は女には不自由してなかろぅ とある方が言うと
いや、あの女は 備前を分かっとる。あの男では譲ってやるわけにはいかん
真剣に遊び、真剣に備前焼を作られた
杜氏の話
ある有名な産地の酒屋の旦那さん
酒造りの時期になり杜氏を集める
その杜氏を旦那が決めた女性と三日ほど一緒に過ごさす
旦那は聞く
分かったか ?
分かりました
酒造りはそうして伝えるもの
戦前までは窯元にも渡り職人の為の寝泊りする所があった
幻の鮎。鮎の燻製
話を聞いて回ったが誰も作り方を知らない
7,8年もして仕上げに来てくれるおばちゃんが それは家のお祖父ちゃん
子供の頃に手伝った
野焼きで鮎を焼き、藁や水や土をかけて最後に窯が出来上がる
それでゆっくりと徐冷する
陶岳先生も徐冷が大事と。大窯の色はそれで左右される
薪をくべながらの徐冷
大物を入れるのと入れないのとでは火の奔りが全く違う
備前は窯詰めもそれぞれ
正宗杜康先生の個展にて
店長さんが作品をじっと見ていると
顔を真っ赤にした正宗先生が近寄ってくる
どしたんなぁ、酒でも呑んどんか ?
そねぇん見るな、恥ずかしいがぁ
まるで自分を見られているかのように
小川先生曰く 正宗先生はやっぱり天才なんですかね
途中母娘が御来店
澁田先生の花器を買っていかれる
すごく楽しみにしていたご様子で
好いですねぇ
本日は澁田先生の瓢徳利を
前から目を付けていたもの
下戸っちなので、誰か買われるかなぁとずっと見ていたが
誰も買わない
なんで売れないのかが不思議やった
店長さんが 定着したカセ胡麻 と
8000円也
去年の税金を払いに行く
10万でお釣りがちょっと
まっ、10万8千円でこの徳利を頂いたことにするかな 笑