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Glass Dept Panthalassa さんで蜻蛉玉体験 !

hirunesai2016-07-04

13時前、場所が

よく分からなかったので

電話をかけさせて頂いたら

お母様が態々に最寄の信号の所まで

迎えに出て来てくださる

当日の駆け込み予約を快く引き受けて頂いた上に

申し訳もないです


今日お邪魔させて頂くのは

Glass Dept Panthalassa ( グラスデプト パンサラッラ ) さん

蜻蛉玉の体験です

場所は奈良県大和郡山長安寺町、近鉄橿原線 平端駅より

徒歩で10分と掛からぬ距離

筒井順慶墓の前の道を東進して最初の信号のところの南側

信号下を右折して直ぐのお家です


車を止めさせて貰い、御自宅の方に手荷物を置かせて頂き

簡単に説明をして頂きながら、蜻蛉玉の玉になるガラス棒選び

色によっては融け難いものもあるそうで

またソーダガラスと鉛ガラス、同じ鉛ガラス同士

ソーダガラス同士であってもガラスメーカーが違えば

同じには扱えないのだとか


単純に赤、青、黄、緑などといっても、1本 1本微妙に色味が違う

選んでいるだけでも少しワクワクしてくる

先生曰く、全部出来るかは別にして、好きなだけ選んで下さい とのこと

全部出来るかは別にして、好きなだけ・・・

そうなのです、こちらの Glass Dept Panthalassa では

体験時間内 ( 先生の説明、注意事項などを含めて 1時間半程 ) であれば

数に制限がありません !

しかも体験料は 2000円 !

ネットで探してみると、こちらで初のトンボ玉作りをされた方で

7個も作られている方が !

しかもどれも綺麗 !


ガラス棒を選びお庭の工房へ

当然ながらに扱うのは、火、とガラス

そういったことの注意事項を説明して下さり

説明しながらの先生の実演を拝見させて頂きます


堀部伸也先生

ガラス工芸作家にして

現在の日本では数人となってしまった、ガラス職人

ガラス作家と職人の両方を兼ねられているのは、多分

先生お一人とのこと

正倉院展ではガラス作品についての説明もされるのだとか

職人としては、5mm玉、6mm玉の蜻蛉玉なら

1日で3000〜4000個もの数を作られ

( しかも、実際の製作時間は 7,8時間程 ! 1時間あたり 400〜600個 !)

因みに作家としては、蜻蛉玉一つを作られるのに

4時間程かかるのだそうですが・・・

4時間程なら、まあ、そのくらいのものかなあ

と、ずぶずぶ素人のオイラなぞは、ついうっかりと

納得してしまうのだけども、然に非ず

図録のお写真を拝見させて頂くと

何も説明されないままに拝見すれば

九谷の上絵 ?

磁器の染付 ?

と、普通に言ってしまいそうなきれいな柄と線の

蜻蛉玉

こちらが 4時間程とのこと !

しかも、と言いますかやはり、と言いますか

描かれている線は技法的には、私達が体験でさせて頂くのと同じもので

引っかき棒で描かれた柄なのだそうです

本当に、一見して何でもないような技術にこそ

素人とプロフェッショナルの歴然とした差が表れるものです !


職人の修行時代は、

手を出す口出す足を出す、と厳しい修行時代だったそうですが

体験で教えて下さる先生はそんなことはありません

もちろん的確なアドヴァイスは下さいますし、必要であれば

お手本も見せて下さるのですが

HP の体験の案内にも書いておられる

モノ作り、ガラスの楽しさを多くの方に知って頂き、

少しでも裾野が広がっていくことを願い・・・の通り

出来るだけ自分で作らさせて下さいます

そういう想いというものは、習うものはよく感じ取るもので

教室には京都や大阪から小学生の子が通って来られるというのも

納得です


こういうことを勝手に書くと先生に対してあらぬ誤解を招き

また他の方からお叱りを受けるかもしれませんが

飽く迄、私個人の意見として、ですが

本来、教えると育てるということは切り離せないもので

たとえ、習う方のその技術に関する技術的な結果が伴わなかったとしても

本人がそこで習い教わる中で、技術そのものより

技術というものに対して身に付けるものの方が大切である

それは一人の人間として、ひいては人として

習う者の中で大きく育まれていく

と、いうことを先生ご自身が深く知っておられるからなのではないか

堀部さんのヴァランスの良く真摯な立ち居振る舞いと雰囲気、

人に対しても、物に対しても変わらぬ、もっとはっきりと言ってしまえば

深いところでは人と物の区別などなく

人に対しても、物に対しても変わらぬ真摯な態度

謙虚に御自身を認められ真摯に相手を認められる

堀部先生が本当にそういった御方だからこそ

実際にできるのではないでしょうか

メディアへの露出も多いとのお話ですが

まったくに浮き足立った様なところなどもなく

現在の工藝家、作家の陥ってしまった現状を建て直そうと

また、その切っ掛けになれば と

自らが実行委員を務められる、ちんゆい そだてぐさ

皆が皆、堀部さんの様に想い、実際に自らが行動されることは

難しいことであろうが

一人一人がその想いをほんの少しずつ共有するだけでも

想いは大きく育まれていくはずである


堀部先生、楽しい体験をありがとうございました