それぞれの備前焼

hirunesai2009-02-05

10時過ぎ鵜飼谷へ。その足で夢幻庵さんの工房へ持ち込み

今回は2つだけ。結局徳利とぐい呑みは没に

600gの1割引にして下さり1415円

窯焚きは2月末

南口店が閉まったので、横山さんは辞められたそう

残念だなぁ


午後 陶苑さんへ

今日もいろいろなお話を教えて頂く

最初に渡邊先生の新作について説明して下さる

先生が自分でつかれた窖窯をものにされた と

先生は次のステージを見て、この焼けをものにしたかったのだ と

一つの杯に自然桟切りから焦げ、色の幅の豊かな焼け

店長さんもやっぱり嬉しそうだ


渡邊先生の奥さんが

拉致被害者の会を結成されたそう

だまされて・・・・

平和な生活を返せ・・・・

   笑

もちろん冗談 (不謹慎ですが、御容赦)

渡邊先生のブログを見ればね

備前焼の作家さんが良い物を作りつづけられるのは

奥さんと二人三脚でやっていけるから。 です


澁田先生のこと

土のポテンシャルを100とすると

大抵の先生はその内の、良いところ、強いところを引き出そうとする

しかし それは幅ではない

澁田先生はそれを幅で出し、定着させる

ある先生とはモチーフを同じくして鎬を削ってきた

モチーフは自然

方や枕元に土を 方やスケッチを欠かさず

道理で。納得の実力

個展は2月末頃とか。

今回の窯焚きは少し厳しかったそうやけど

新作が楽しみです


店長さんが 「買わんでもええから、いっぱい吸収していって」と

温かいお心遣い

ありがとうございます


本日は渡邊先生の沓形の酒呑 3600円をば

自然桟切り 見込みの土味 渡邊先生らしい胡麻

今までのものより軽いですね ? とお伺いすると

まだまだと

店長さんが呑まさせてもらったことのある、700年前の沓形の備前酒呑に比ぶれば

その沓形酒呑、灯皿か何かを見立てたものとか

非常に貴重な油と灯かり。その空間を大切に演出する為に作られた灯皿

別な用途に転じようとも、その誠は変わらない

機能美の奥、核なるもの・・・

今の時代のスピードの速さ。焼き物のスピードの速さ

あわせるところ あわせなければならないところ

あわないところ あわせてはいけないところ


14時半、今から行けば小橋先生の個展に間に合う

倉敷へ16時過ぎ。スペースみきさんへ

感受性の強そうな頑固者な青年

薄作りへのこだわり。技術への道

重いと先生の中では、‘気持ち悪い’との事。

形や重さのバランスではなく、重い事が気持ち悪い。

独特の感覚だな

急須は‘まだまだ’軽くしたいそう

教えて頂いた方の急須は、もっともっと軽かったから

でも 本当に軽〜〜〜〜〜ぅぅぅいんですけど

持つだけで緊張してしまう

薄作りによる強度の事は気にしていないと

ぶつけた時や落とした時に割れたり欠けたりするものなので と

笠間や益子についてなども


何故小橋先生の焼きもんは、こんなに安いのか ??

納得した

先生が目標とする高い高い技術

先生が自身で評価する自分の技術

その物差しで、焼きもんの技術の高さを測り、値段が決まる

・・・・・・

その方法でも、安過ぎるような

10年経ってもこの値段かも。と仰られていましたが

そこには決意があります

ビアタンブラー 3000円を頂く

この焼け色、焼き込みで安過ぎです orz

好い音がするんだぁ〜