オイラ的お勧め温泉

今回の旅でオイラのお勧めの温泉が増えたので

オイラ的お勧め温泉ベスト六

山代温泉 総湯    石川県 加賀市

山中温泉 総湯菊の湯 石川県 加賀市

スオミの湯      三重県 津市

鳴子温泉 滝の湯   宮城県 大崎市

肘折温泉 上の湯   山形県 大蔵村

ポルダー潟の湯    秋田県 大潟村

 

山代、山中両温泉はもうね天下の名湯っすよ

身体の芯の疲れがとろぉっと溶け出して来る

最高 !

 

スオミの湯はスーパー銭湯ながら

〝 天然の 〟炭酸泉

最近、人口の炭酸泉がチラホラ見受けられるけど

やはり天然のものには及ばない

山代、山中もそうですが、湯当たり注意 ! !

 

鳴子の滝の湯、肘折の上の湯、ポルダー潟の湯は

お肌に超お勧めの湯です

 

オイラ自身もまた行きたい

 

 

 

 

ちょっと抜けているところをメモ書き

ちょっと今回の旅の抜けている所

 

 

30日  月

7時過ぎにホテルを出る

山形は今日も大雪でニュースの映像で

昨日訪れた肘折の映像が流れていた

昨日の電車の遅れ具合も考えて

今日の予定を少し変更することにする

 

仙台駅で下車をししまぬきさんへ

作並の平賀輝幸工人のこけし

遠刈田の日下秀行工人のこけしをお迎えする

2200円と1700円程

 

再び仙台駅で電車に乗り込み原ノ町駅へと向かい

高橋通、順子両工人御夫妻のところへお邪魔させて頂き

こけし 5つをお迎えする

( → 12/30のエントリーにて )

 

山形に戻り山形泊

 

 

31日  火

平四郎こけしさんにて

阿部木の実工人のこけしを 2つお迎えする

( → 12/31のエントリー )

12時過ぎのバスで湯沢に戻り

山形へは夕刻に戻る

ホテルのコインランドリーで洗濯をして

後は、のむびりと年越し

 

 

 あ、それから

山形は結構かわいい子が多い

 

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上段 平賀輝幸工人 下段 日下秀行工人のこけし

 

 

 

平等院鳳凰堂

6時前にマンガ喫茶を出て

朝の京都を少し散策 ?

 

狐面のガチャを回す

う、昨年末と被った

 

さて、今日は如何いたそうかの ?

昨夜マンガ喫茶であれこれと調べ

一時は大阪にと思ったものの

いまひとつ決めかねる

少し迷ったまま京阪に揺られ祇園四条で下車

駅構内を歩いていると

パンフレット類が置かれているのが目に入る

その中に平等院のものが・・・

そういえば宇治にも一度行きたいと思いつつ

足を運んでないなあ・・・

よっしゃ、大阪は止めて宇治に行こう !

少し四条の辺を散策してから再び京阪に乗る

宇治へ

 

駅を出てまず橋姫神社に行き

それから平等院

参道のお店を冷やかしながら歩く

拝観料を支払い中へ

 

美しい建造物だ

朱色と空の青、庭の緑

一つの空間として溶け込み、広がる

この様な美しい建造物を平安の後期に・・・

 

写真を撮り廻り阿弥陀堂 ( = 鳳凰堂 ) の中を拝観したり

見応え十分です

因みに鳳凰堂の中を拝観される方は

先に別途の拝観料 300円を支払い

鳳凰堂内部の拝観時間が来る迄他の所を見学する

という流れで拝観するのが無駄がなく良いそうです

 

それにしても来て良かった !

殊に再現された鳳凰堂の壁面の絵の美しさと来たら !!!

目を見張るばかりでした

 

鳳凰デザインと雲中供養菩薩像デザインのお守りを 2つと

雲中供養菩薩像の絵馬

鳳凰堂堂内彩色のポストカードを 2枚購入

1500円程

 

平等院を出てのむびりと歩む

観光センターでお茶を頂き

その後宇治神社に寄り

それから宇治上神社でうさぎ七宝守りとうさぎのお御籤を

2つで 800円やったかな

それから団子を頬張りながら

ゆっくりと駅へと向かう

 

帰りは JR の宇治駅で乗車し京都駅に戻る

さてと、岡山に戻ろうかな・・・と歩き出す

昨日秋葉原こけし等の荷をゆうパックで送っといたから

荷物が軽くて楽やなぁ・・・ぁん ?!

やう゛ぁ、コインロッカーに荷物入れたまんまやん

危ねえ

慌ててコインロッカーの鍵をポケットから出して

記憶を手繰る・・・うーんどの辺りのロッカーに入れたんだっけ

心当たりの辺のロッカーに行きロッカーキーの番号と見比べるも

全然違う番号・・・あっれぇ・・・何処だっけぇ・・・

 

・・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・・・・

 

あ゛ー゛ー゛ー゛ー゛ー゛ー゛ー゛ー゛っ゛っ゛っ゛!゛!゛

 

宇治駅ぢゃん !!!!

 

思い出した orz

朝、京阪の宇治駅のコインロッカーに入れたんやった・・・

くっそぅぅう

 

慌てて京阪の宇治駅に戻り荷物を確保

なんというロスタイム

まあ自業自得なんですけどね  苦笑苦笑

 

再び京都駅へもどる

つくもうどんさんで九条ねぎうどんをば

ほんのり甘い味付けのあげさんとほんのり甘い九条ねぎ

適度な弾力と腰のあるおうどん

思っていたよりも全然美味しい

ごちそうさまでした

 

姫路行きの新快速で爆睡タイム

目が覚めると姫路パターン

姫路で乗り換え岡山へ

 

ちょいと予算オーヴァーやったけど

好え旅やったなぁ

 

 

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1段目左から 4枚目まで 祇園四条辺り1番右宇治

2段目 1番左宇治 2枚目 橋姫神社 3枚目から平等院

3段目~ 5段目の左から 2枚目まで 平等院 3枚目から宇治

6段目 左端 宇治 左から2,3枚目 宇治神社 4枚目宇治上神社

   5枚目 宇治

 

 

 

ジョイフル 2 守谷店さんでこけしを揃える

マンガ喫茶を出て

燕湯さんで朝風呂

7時45分発のつくばエクスプレスに乗り

8時20分頃守谷に到着

守谷駅で軽く腹拵えを済ませ

ジョイフル 2 守谷店さんを目指す

徒にて30分程かな

 

入り口から 2階へ

あ、あった !  奥の方にこけし達 !

ある程度系統毎に所狭しと並べられている

今回の旅でまだ未入手の肘折系、中ノ沢系もある

これで何とか 12系統が揃えられる !

やった ! !

ただやっぱりちょっぴしお高め

まあ仕方ないっちゃー仕方がないのかな

ジョイフル 2 さんの利益も確保しなきゃだしね

実際に工人さんのところにお邪魔する旅費などを考えれば

一概に高いとも決められないし

11系統揃っているところも中々

 

じーーっくりと見て廻る

新たに興味を惹かれる工人さんのこけし

悩ましい

ただ今回は本当に可也の予算オーヴァーの為

またの機会として予定通りにまだ揃っていない

2つの系統のこけしをお迎えする。肘折と中ノ沢

肘折はやっぱり鈴木征一工人の 8寸のものを

中ノ沢は柿崎文雄工人の 5寸のたこ坊主を頂戴する

それぞれ 4600円と 1800円也

それから絵付け用のミニこけし ( 一寸程 ) を 4つ

1つ 100円で 400円也

松田工房と書かれていたので鳴子の松田工房さんかな ?

うーーん、満足じゃあ

 

外に出て時計を見ると

やう゛ぁ、バスの時間を過ぎている

まあ、えっか歩こう

帰りも駅まで徒にて

 

守谷 → 秋葉原 → 東京 → 熱海 → 浜松 → 米原

順調に乗り換えて南草津で一度下車

極楽湯さんでのむびりとし

再び電車に乗る

23時前に京都着

マンガ喫茶に入る

 

 

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上段が鈴木征一工人、下段が柿崎文雄工人のこけし

 

 

 

 

→ 蔵王温泉 → 秋葉原

6時過ぎ、アルファーワン山形さんをチェックアウト

4泊 5日お世話になりました

 

コインロッカーに荷物を入れる

こけしが増えて元々の大荷物が更に大荷物になっている

( 90ℓ のバッグを買っておいて正解だった )

当然コインロッカーも大きなところ、となるのだが

大きなロッカーでも 8時間 300円というのんがあったので

大助かりでした

 

1番乗り場から 7時前の蔵王温泉行きのバスに乗る

途中見晴らしの良い景色を眺めながら

40分程で蔵王のバスターミナルに到着

 

寒ぅぅい

取り合えず上の湯を目指す

上の湯で一っ風呂浴びて温もる

 

8時半前。まだ能登屋工房栄治郎さんは開けられる気配がない

というか、年末年始のお休みは如何なのか確認していないので

開けられるのか如何かすら分からず

ちょっと心配   笑

 

先に田中こけしさんへ向かう

道を間違える   笑

間違えたけどそのまま進み

ボーダーやスキーヤーを少し写真に収め

コンビニで少しばかり腹拵えをする

 

今度こそ田中こけしさんへ到着

新作よりも少し古いものが多いのかな ?

時期的なものかもしれないけど

見て廻る内に魅かれたこけしを頂くことに

3~4年前にお亡くなりになられた

小林清次郎工人のこけしを頂く

2000円

お亡くなりになられる前の10年程は

こけしを作られておられなかったとのお話なので

10数年前の作のこけしでしょうか

 

来た道を引き返し能登屋さんへ

既に開店されている

お店に入り岡崎幾雄工人のこけしを拝見する

あれこれ悩ましい

材の木の違いに因る色の違い

大きさや形に因るインパクト、存在感の違い

お顔の違い

本当は 2つくらいお迎えしたいんやけど

今回のこけしの旅は既にかなりの予算オーヴァー

しかも帰ったら車検だし

なので、なんとか 1つに絞り込む

帯はないけど岡崎工人らしいラインのものを選ぶ

3000円也

グラマラスな美人の子

 

時計を見て、予定より 1本早いバスに滑り込む

蔵王口で下車し 5分程歩き

山形市内では土産物の品揃えが随一と噂の

ぐっと山形さんで土産物などを見て廻る

始めは頼まれ物を探すだけの心算だったけど

噂の〝 からから煎餅 〟を見付けてしまい

他にも購入することに

3000円程散在

 

その後米沢牛の牛すじ ( ライス付き 750円 ) を頂く

牛すじも美味しかったけど、一緒に入れられた

豆腐が美味い !

 

で、調子に乗り少々長居し過ぎた為に

気が付くとバスの時間を逃してしまっている  笑

 

1時間に 1本やからなぁ・・・蔵王駅迄歩くか

30分くらいかな、蔵王駅

電車迄時間があるのでからから煎餅を開封

・・・残念ながらミニこけしは入っていなかった

ただ白い猪のキーホルダーはタイムリーで気に入りました

 

山形駅に戻りコインロッカーから荷物を出す

さて・・と、この後どないしよ

しばし考えて仙台経由で取り合えず福島迄戻ることに

 

仙台で乗り換え白石へ

白石駅でも頼まれ物を探すが、無ぇ

不図気が付くと駅前の土産物屋の隣りにこけし屋さんが

きく文さんというお店

中に入り拝見する

弥治郎系、遠刈田系のこけしが並べられている

うーん、こけしって産地によって値段が全然違うよねえ

弥治郎、遠刈田系はリーズナブーな感じかな

 

佐藤美奈雄工人の桜材の子を頂く

800円也

購入後、店主さんが教えて下さったのですが

佐藤工人は御高齢の為に

昨年こけし作りを止められてしまったそうです

残念ですね

 

白石から福島へ

福島では頼まれものの土産を探したり

ごちそう館さんのお弁当を買ったり

それから、土湯温泉 きぼっこちゃんをゲット !

1080円也

実はこのきぼっこちゃん

土湯の近野明裕工人が作られているんですねえ

 

そして次の郡山でも頼まれものを捜索無え

 

その後は新白河 → 黒磯 → 宇都宮 → 上野と乗り換え

秋葉原に到着

マンガ喫茶に入る

 

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上から岡崎幾雄工人、小林清次郎工人、佐藤美奈雄工人

 

 

 

 

鳴子大好き ! ! !

あは ぴー にゅーぃ やーーー !

はい、新年の挨拶が終わりました

終わりました

 

ちゅーこって本日も山形発新庄行きの始発に

乗り込むでやんす

 

8時20分頃に鳴子に到着

駅には無料の休憩室や半円状のコロシアムの様な

( コロシアムはオーヴァーか )  座って休憩出来るスペースがある

自由にあたる事の出来るストーブが焚かれているのもありがたい

 

駅から少し歩くと心地好い硫黄の匂い

本当に心地の好い匂い

そのまま滝の湯さんに向かう

南斗 ! 本日滝の湯さんは入浴料が

無料 !

南斗無料拳 !!  なのです

凄いですよね、無料って

寒いのでありがたく入らせて頂く

中には湯船が 2つ有り手前があっつ熱で奥がぬる湯

先日の肘折の上の湯さんに続き、ここ滝の湯さんも

目茶目茶良いお湯だーー !!

最近はアルカリ性でちょっと肌がぬるぬるすると

美人の湯  と宣伝したがるけど

こちらは一段も二段も上の〝 美人の湯 〟です

滝の湯さんは酸性、上の湯さんは中性で

両湯ともアルカリ性のお湯ではないのだけれど

ぬるぬるの下の肌の感触が

もぅ 全っっ然っ 違います !!

オイラのお勧めの湯ベスト六入りです

 

お風呂上りに身支度を整えながら外に腰掛けていると

滝の湯の方と常連さんが互いに新年の挨拶を交わされている

その後、常連さんが入浴料を払おうとすると

「今日は無料だから」

「あー無料でしたっけ」

「そう、お年玉」

本当にね鳴子の土地柄といいますか鳴子の方達のお人柄

 

温泉神社にて初詣

雪が本降り  笑

木札のお守りを頂戴する

 

一度駅に戻り観光案内所へ

鳴子の各施設、お店などの年末年始の営業時間を教えて頂く

複数の施設お店に直接電話されるよりも

こちらで教えて頂いたほうが早いかもですね

取り合えず、オイラのお目当てのお店は元日から営業をされている

やった !

 

柿澤こけし店さんへ向かう

思ったより距離があった   笑

雪の中を歩いて行く

もうちょっとかな、というところで不図目を遣ると

ゲレンデ ?!

ボーダーやスキーヤー達が楽しそうに滑っている

そういえば下の方でその様な看板を見たような気がする

今でこそ道路も行き届いているけど

嘗ては結構な山の中であったんだろうなあ

昔の木地師達に思いを馳せる

 

アポ無しの飛込みにもかかわらず

快く迎えて下さったのは

お母様の眞里子工人

オイラの肌が艶々なのに気が付かれて

温泉の話などをして下さいました

なんと鳴子には地元の方専用の会員制の温泉があり

そちらのお湯も滝の湯さん同様にお肌に良いお湯なのだとか

それと中山平温泉のしんとろの湯もお肌に良くお勧めとのこと

 

こけし自体は展示数も少なかったのですが

( 年明けにしまぬきさんで個展がある為だと思います )

超気に入るこけしがありました !

髷の子とねまりこの見上げる子

どちらも品の良い優しげなお顔立ちで眞里子工人のこけしでした

2つで 3000円

そして帰りは送って下さると言って下さり

息子さんの柿澤是伸工人に駅まで送って頂きました

どんぐりこけしのお話などをして頂きました

ありがとうございました

 

駅前のふじや食堂さんに

お店の雰囲気も好く

テーブルは津軽塗り ( だと思う。自信がないけど )

普段から入っているのかもしれないけど

多分お正月だからかな、かしわ蕎麦に焼餅が一つ入ってました

具も多目でお値段も観光地価格ではなくかなり良心的

なんか鳴子好き

 

早めの昼食後は再び徒にて

30分程歩いて岩下こけし資料館さんへ

古いこけしや東北の郷土玩具

木地師の免状など中々に貴重な展示が見られます

一通り拝見し今度は販売されているこけしを拝見

お目当ては遊佐妙子さんのこけし

遊佐工人の 2寸くらいの美少女こけしです

1つ 500円ですからお土産にもいい感じですよね

2寸の子を 3つと 4寸の子を1つお迎えしました

4つで2500円程

満足

 

お次はこけしの菅原屋さんへ

13時からロクロ体験をお願いしているのです !

凄くないですか ?!

こけしを削ることが出来ちゃうんですよ ?!

轆轤で !!

自分で !!

しかもその後自分で挽いたこけしに絵付けまで出来るんですよ ?!

そしてそれからしかも、ですよそれだけ出来ちゃって

1080円 ( 税込み ! ) です !!!

鳴子好き

もうね、二匹目三匹目は当たり前十匹目くらい迄は行ける

なんて平気で言っちゃうオイラの地元岡山とは

比べるべくもないですよ

もうほんまに恥ずかしなるわ

 

教えて下さるのはこれまた南斗

菅原昌秀工人が教えて下さりました

貴重な体験 !

手際良く体験の準備をして下さり

早速に体験スタートです

左手で削る為の工具を固定しておいて

右手で工具を左右に動かします

轆轤にセットされた木に工具の先端を当てます

当てる場所は上過ぎず下過ぎずで

削る木の水平方向の中心軸より少し下の辺りくらいが良かな

上過ぎると削れないし、逆に下過ぎると一気に削れ過ぎてしまいます

凸凹に段が出来てしまうくらいに

ポイントは左手かな。ちゃんと固定しておくこと

まあ、多少歪になっても仕上げはきちっとして下さるので大丈夫です

怪我をしない様にだけ気を付けて

思いっきり貴重な体験を楽しませて頂きましょう !

 

削る順番はまず頭の上部の丸み

次が首の部分と肩。工具の先端を右手で左右に動かし

ある程度の括れを作る。ある程度の括れが出来たら

工具を先端の細いものに換え首のところを更に細くしていきます。

それが出来たら胴の中央部分を少し削ってなだらかに括れさせます。

最後にお店の方に形を整えて頂きます。木地挽きはここまで。

続いては絵付けです。色は黒、赤、緑の 3色で本番前に

紙で練習をします。そして本番。

菅原工人曰く、こけしは目です と

目が上手く書ければ後が拙くても大丈夫です とのことです

後、削りの上手い人は何故か絵付けが下手 とか

描いた顔は本人にそっくりになることが多いので

描き上がったこけしの顔をあまり悪く言わない方がいいです との事

でした  ( 最後の 笑 )

そして絵付けが終ると南斗蝋挽きの仕上げ迄して下さる

菅原工人のサーヴィス精神の旺盛さを見ていると

商いとして成り立っているのだろうかと

客の立場ながら心配してしまいます

 

そして体験の後岡山から折角来て下さったのだからと

首と胴を嵌め込むところを見せて下さる

話には聞いていたしTVショーか何かで昔チラッと見た記憶もある

ただ、摩擦の熱を利用してという説明が

まったく理解出来ずにいたのだが、菅原さんのお話だと

摩擦の熱で木が柔らかくなる為とのこと

確かに木を曲げるのに水分を含ませて高熱をかけて曲げる

という話を聞いたことがあるし、竹なども熱を利用して曲げる

納得出来ました

( 帰宅後更に調べたらセルロースが熱で軟らかくなるとのこと )

ただ納得は出来たものの実際に見るとやはり吃驚します !!!

昔の人はこのことにどうやって気が付いたのか ?

まあ現在とはまったく生活が違うので今となっては、ですが

兎にも角にも、凄い !  の一言

頭部の差込部分の径と胴の差し込まれる穴の径の違いを見ると

目の前でそれが嵌めこまれても

どこか信じられない、と感じる部分もあり

本当に感動ものです

方法は頭を削り、頭部の嵌め込み部分を作る

次に胴の穴を広げたりと微調整

しかもこの微調整は、入れば良い、抜けねば良い  というものではなく

ほんのちょっとの違いで、あの鳴子のこけしの特徴でもある

キイキイという音が変わってしまうのだそうです

本当に凄いです !!!

 

こけしを拝見していると

水木材と槐材の輪切りのものが展示されている

水木が15年程で成長する直径に槐材の方は南斗 !!

75年 !!! も掛かるのだとか。5倍の年月です

 

災厄除けの槐材のこけしを頂く

2500円程

菅原工人本当に貴重な体験また貴重な技術を見せて頂き

ありがとうございました

 

菅原屋さんを後に駅へと向かう

途中、ドサッ と何かが脚を掠めながら落ちていく

何 ?  と思う間もなく

ドサッ  ドサドサドサッ 更に脚を掠めて何かが落ちて来る

そこでやっと何かが落ち来た方を見ると

平屋建ての屋根から雪の塊がドッサドッサと落ちて来る

うわぁーー

慌てて飛び退く

吃驚したーー

こんなん平屋の屋根やから良かったもんの二階からやったら・・

くわばらくわばら

まあ怪我とかせんで助かり申した

これも温泉神社さんで頂いた木札守りと

先程菅原屋さんで頂いた槐のこけしのお陰、かな ?

 

15時くらいの電車に乗り鳴子を後にする

いやー本当に鳴子は良い所でした

また訪れさせて頂きたいです

鳴子大好き  !!!

 

 

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上から柿澤眞里子工人のえじこと髷こけし

遊佐妙子工人の美少女こけしs

菅原昌秀工人の槐材のこけし

遊佐妙子工人は近頃多いアイドルグループ ( アイドル団体 ? ) と

コラボしてそれぞれのグループメンヴァーの 2寸こけし

作られてもいいくらいの美少女こけし

 

そして、こそーりと昼寝斎工人のこけしが・・・

 

 

 

その土地に咲いた花

山の端が淡く美しい朝焼けに染まる頃

新庄に到着

暫しの乗り換え時間を挟み

秋田行きの電車に乗り込む

 

湯沢を過ぎ、十文字で下車

一時間程後のバスに乗り

20~30分程揺られ、川連で下車

バス停から少し歩き

平四郎こけしさんに到着

 

年の瀬も押し迫ったお忙しい時期に

無理を言ってお邪魔させて頂いたのにも関わらず

阿部木の実工人のお母様の陽子工人が

温かく迎えて下さる

木の実工人は用事で出られていらっしゃるとの事

本当にお忙しい時に申し訳もなく

また、ありがとうございます

 

早速にこけしを拝見

父君の平四郎工人のこけし

少しだけだがまだ置かれている

 

こけしについてあれこれとしらべていた折

木の実さんの FB や Twitterこけしを拝見した

見ている内に、へへへ  と笑いが込み上げて来た

何となく、不意に

更に拝見している内に、木の実さんのこけしには

詩がある、と思った

是非実際にこけしを拝見したい、と思った

 

拝見していると木の実さんが帰って来られる

母君の陽子工人は可愛らしく芯のある感じのお方で

木の実さんは大らかな温かい雰囲気をお持ちでいられる

お二人とも秋田美人

 

折角の機会なので木の実さんに一月にどのくらいのこけし

作られるのか伺ってみた

木の実さんの場合は伝統的なこけしよりも

創作こけしを作られることが多いので

中々コンスタントに数は作れないとのことでした

実際、木の実さんのファンの方も

創作こけしの方を好まれる方が多いそうです

 

確かにある意味では創作こけしの方が

よりストレートに、作り手の想いが伝わり易く

木の実さんのこけしを買われる方も

そこに魅かれているのかもしれません

木の実さん御自身も

こけしはその土地土地の自然を元に出来るものなので

と、仰られ

長い東北の冬を耐え、待ちに待った春に

生命溢れる花が咲くような感じを、そういうものを

お客さんが感じて下さっているのではないでしょうか

と、嬉しそうに仰られていました

伝わる、感じる

それは作り手にとっても

買い手にとっても大変に幸せなことだと思います

 

陽子工人の作られた可愛いこけしとも迷ったけれど

木の実さんのこけしを 2つ頂戴することに

石蔵型 ( でよろしいのでしょうか ? ) の子とえじこの子

8000円と5000円でした

木の実さんのえじこは絶対に ! と思っていたので

残っていてくれて嬉しいです

また石蔵型の方は木の実さんが

気に入っているものなので嬉しいです

と、本当に嬉しそうに言って下さったのが

印象に残りました

 

バスの時間迄まだ時間があったので

ご好意に甘えて少し本などを拝見する

父君の平四郎さんのことが書かれた記事や

それから、これは貴重なことですが

木の実さんの創案集も見せて頂きました

この創案集、とても素敵なもので

陽子工人のお許しの下に写真まで撮らさせて頂きました

本当に素敵なものでした

ありがとうございます

 

外に出ると雪は止んでおり

目の前に広がる冬の東北の空の青さと

降り積もった雪の白さのコントラストが

とても 美しい

冬の東北にも何度か来たことがあるのに

白い雪に覆われた厳しい東北の冬景色が

実は穏かで大らかな温かな一面を持っているのだ

と、いうことを 初めて知りました

 

本当にこけしというのは

その土地に咲いた花、です

 

 

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