鳴子大好き ! ! !

あは ぴー にゅーぃ やーーー !

はい、新年の挨拶が終わりました

終わりました

 

ちゅーこって本日も山形発新庄行きの始発に

乗り込むでやんす

 

8時20分頃に鳴子に到着

駅には無料の休憩室や半円状のコロシアムの様な

( コロシアムはオーヴァーか )  座って休憩出来るスペースがある

自由にあたる事の出来るストーブが焚かれているのもありがたい

 

駅から少し歩くと心地好い硫黄の匂い

本当に心地の好い匂い

そのまま滝の湯さんに向かう

南斗 ! 本日滝の湯さんは入浴料が

無料 !

南斗無料拳 !!  なのです

凄いですよね、無料って

寒いのでありがたく入らせて頂く

中には湯船が 2つ有り手前があっつ熱で奥がぬる湯

先日の肘折の上の湯さんに続き、ここ滝の湯さんも

目茶目茶良いお湯だーー !!

最近はアルカリ性でちょっと肌がぬるぬるすると

美人の湯  と宣伝したがるけど

こちらは一段も二段も上の〝 美人の湯 〟です

滝の湯さんは酸性、上の湯さんは中性で

両湯ともアルカリ性のお湯ではないのだけれど

ぬるぬるの下の肌の感触が

もぅ 全っっ然っ 違います !!

オイラのお勧めの湯ベスト六入りです

 

お風呂上りに身支度を整えながら外に腰掛けていると

滝の湯の方と常連さんが互いに新年の挨拶を交わされている

その後、常連さんが入浴料を払おうとすると

「今日は無料だから」

「あー無料でしたっけ」

「そう、お年玉」

本当にね鳴子の土地柄といいますか鳴子の方達のお人柄

 

温泉神社にて初詣

雪が本降り  笑

木札のお守りを頂戴する

 

一度駅に戻り観光案内所へ

鳴子の各施設、お店などの年末年始の営業時間を教えて頂く

複数の施設お店に直接電話されるよりも

こちらで教えて頂いたほうが早いかもですね

取り合えず、オイラのお目当てのお店は元日から営業をされている

やった !

 

柿澤こけし店さんへ向かう

思ったより距離があった   笑

雪の中を歩いて行く

もうちょっとかな、というところで不図目を遣ると

ゲレンデ ?!

ボーダーやスキーヤー達が楽しそうに滑っている

そういえば下の方でその様な看板を見たような気がする

今でこそ道路も行き届いているけど

嘗ては結構な山の中であったんだろうなあ

昔の木地師達に思いを馳せる

 

アポ無しの飛込みにもかかわらず

快く迎えて下さったのは

お母様の眞里子工人

オイラの肌が艶々なのに気が付かれて

温泉の話などをして下さいました

なんと鳴子には地元の方専用の会員制の温泉があり

そちらのお湯も滝の湯さん同様にお肌に良いお湯なのだとか

それと中山平温泉のしんとろの湯もお肌に良くお勧めとのこと

 

こけし自体は展示数も少なかったのですが

( 年明けにしまぬきさんで個展がある為だと思います )

超気に入るこけしがありました !

髷の子とねまりこの見上げる子

どちらも品の良い優しげなお顔立ちで眞里子工人のこけしでした

2つで 3000円

そして帰りは送って下さると言って下さり

息子さんの柿澤是伸工人に駅まで送って頂きました

どんぐりこけしのお話などをして頂きました

ありがとうございました

 

駅前のふじや食堂さんに

お店の雰囲気も好く

テーブルは津軽塗り ( だと思う。自信がないけど )

普段から入っているのかもしれないけど

多分お正月だからかな、かしわ蕎麦に焼餅が一つ入ってました

具も多目でお値段も観光地価格ではなくかなり良心的

なんか鳴子好き

 

早めの昼食後は再び徒にて

30分程歩いて岩下こけし資料館さんへ

古いこけしや東北の郷土玩具

木地師の免状など中々に貴重な展示が見られます

一通り拝見し今度は販売されているこけしを拝見

お目当ては遊佐妙子さんのこけし

遊佐工人の 2寸くらいの美少女こけしです

1つ 500円ですからお土産にもいい感じですよね

2寸の子を 3つと 4寸の子を1つお迎えしました

4つで2500円程

満足

 

お次はこけしの菅原屋さんへ

13時からロクロ体験をお願いしているのです !

凄くないですか ?!

こけしを削ることが出来ちゃうんですよ ?!

轆轤で !!

自分で !!

しかもその後自分で挽いたこけしに絵付けまで出来るんですよ ?!

そしてそれからしかも、ですよそれだけ出来ちゃって

1080円 ( 税込み ! ) です !!!

鳴子好き

もうね、二匹目三匹目は当たり前十匹目くらい迄は行ける

なんて平気で言っちゃうオイラの地元岡山とは

比べるべくもないですよ

もうほんまに恥ずかしなるわ

 

教えて下さるのはこれまた南斗

菅原昌秀工人が教えて下さりました

貴重な体験 !

手際良く体験の準備をして下さり

早速に体験スタートです

左手で削る為の工具を固定しておいて

右手で工具を左右に動かします

轆轤にセットされた木に工具の先端を当てます

当てる場所は上過ぎず下過ぎずで

削る木の水平方向の中心軸より少し下の辺りくらいが良かな

上過ぎると削れないし、逆に下過ぎると一気に削れ過ぎてしまいます

凸凹に段が出来てしまうくらいに

ポイントは左手かな。ちゃんと固定しておくこと

まあ、多少歪になっても仕上げはきちっとして下さるので大丈夫です

怪我をしない様にだけ気を付けて

思いっきり貴重な体験を楽しませて頂きましょう !

 

削る順番はまず頭の上部の丸み

次が首の部分と肩。工具の先端を右手で左右に動かし

ある程度の括れを作る。ある程度の括れが出来たら

工具を先端の細いものに換え首のところを更に細くしていきます。

それが出来たら胴の中央部分を少し削ってなだらかに括れさせます。

最後にお店の方に形を整えて頂きます。木地挽きはここまで。

続いては絵付けです。色は黒、赤、緑の 3色で本番前に

紙で練習をします。そして本番。

菅原工人曰く、こけしは目です と

目が上手く書ければ後が拙くても大丈夫です とのことです

後、削りの上手い人は何故か絵付けが下手 とか

描いた顔は本人にそっくりになることが多いので

描き上がったこけしの顔をあまり悪く言わない方がいいです との事

でした  ( 最後の 笑 )

そして絵付けが終ると南斗蝋挽きの仕上げ迄して下さる

菅原工人のサーヴィス精神の旺盛さを見ていると

商いとして成り立っているのだろうかと

客の立場ながら心配してしまいます

 

そして体験の後岡山から折角来て下さったのだからと

首と胴を嵌め込むところを見せて下さる

話には聞いていたしTVショーか何かで昔チラッと見た記憶もある

ただ、摩擦の熱を利用してという説明が

まったく理解出来ずにいたのだが、菅原さんのお話だと

摩擦の熱で木が柔らかくなる為とのこと

確かに木を曲げるのに水分を含ませて高熱をかけて曲げる

という話を聞いたことがあるし、竹なども熱を利用して曲げる

納得出来ました

( 帰宅後更に調べたらセルロースが熱で軟らかくなるとのこと )

ただ納得は出来たものの実際に見るとやはり吃驚します !!!

昔の人はこのことにどうやって気が付いたのか ?

まあ現在とはまったく生活が違うので今となっては、ですが

兎にも角にも、凄い !  の一言

頭部の差込部分の径と胴の差し込まれる穴の径の違いを見ると

目の前でそれが嵌めこまれても

どこか信じられない、と感じる部分もあり

本当に感動ものです

方法は頭を削り、頭部の嵌め込み部分を作る

次に胴の穴を広げたりと微調整

しかもこの微調整は、入れば良い、抜けねば良い  というものではなく

ほんのちょっとの違いで、あの鳴子のこけしの特徴でもある

キイキイという音が変わってしまうのだそうです

本当に凄いです !!!

 

こけしを拝見していると

水木材と槐材の輪切りのものが展示されている

水木が15年程で成長する直径に槐材の方は南斗 !!

75年 !!! も掛かるのだとか。5倍の年月です

 

災厄除けの槐材のこけしを頂く

2500円程

菅原工人本当に貴重な体験また貴重な技術を見せて頂き

ありがとうございました

 

菅原屋さんを後に駅へと向かう

途中、ドサッ と何かが脚を掠めながら落ちていく

何 ?  と思う間もなく

ドサッ  ドサドサドサッ 更に脚を掠めて何かが落ちて来る

そこでやっと何かが落ち来た方を見ると

平屋建ての屋根から雪の塊がドッサドッサと落ちて来る

うわぁーー

慌てて飛び退く

吃驚したーー

こんなん平屋の屋根やから良かったもんの二階からやったら・・

くわばらくわばら

まあ怪我とかせんで助かり申した

これも温泉神社さんで頂いた木札守りと

先程菅原屋さんで頂いた槐のこけしのお陰、かな ?

 

15時くらいの電車に乗り鳴子を後にする

いやー本当に鳴子は良い所でした

また訪れさせて頂きたいです

鳴子大好き  !!!

 

 

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上から柿澤眞里子工人のえじこと髷こけし

遊佐妙子工人の美少女こけしs

菅原昌秀工人の槐材のこけし

遊佐妙子工人は近頃多いアイドルグループ ( アイドル団体 ? ) と

コラボしてそれぞれのグループメンヴァーの 2寸こけし

作られてもいいくらいの美少女こけし

 

そして、こそーりと昼寝斎工人のこけしが・・・