渡邊先生窯出し

hirunesai2010-02-27

9時過ぎ家出。コンビニにて腹ごしらえ

電話をして、いざ


到着すると渡邊先生が

まだ外でごそごそとしながら

お出迎え下さる

一番乗りかな ?

奥さんにコーヒーを出して頂き

しばしお話

実は先生徹夜で窯出しの準備をされていたそう

年末から天野先生の窯焚き

正月を挟んで御自分の窯焚き

その後澁田先生の窯焚き

それから松山での三人展

その間に窯出しやダイレクトメール作り確定申告etc.etc・・

この後も個展と陶心会展、安田さんの窯焚き

そして、今年はもう一度窯を焚かれるそう

ひーー、聞いてるこちらのほうまで忙しい気分になりそう


白胡麻

湿気ですか ? と伺うと

そうです とのこと

信楽の白い自然釉も湿気の影響やそうやけど

同じ白でも、やっぱり違うなぁ


途中お電話が。横山直樹先生から


天野先生とは20歳ごろから

先生はまだ学生、天野先生はすでに通いのお弟子さん

先生が焼き物屋になろうかと窯焚きの体験のような形で

備前に居候で来られていた時からのお付き合いだそうです

バブルの頃で景気も良く、居候先の奥さんの料理がとても美味しかったので

焼き物屋になれば、美味しいものがいつも食べられるんだと勘違いしてしまった

と笑われていました


例のアバターものの茶碗を見せて頂く

おぅ、みどりだー

たしかに所謂備前焼っぽくはないけど全然有りです

豪快な胡麻も掛かり良い景色だと思います

やっぱりある程度大きさのあるものは良いなあ

ビードロと同じ原理ではないかとのこと

急冷と還元


今回一番最初に窯から出したものが、このアバターものやったので

驚きと躊躇から一旦匣鉢に戻してしまったとか

そのすぐ後ろで焼かれたものも見せて頂きましたが、全然違う感じでした


少し晴れ間がのぞきだした頃、お客様が

仕事で長いこと岡山を離れられていたものの古くからの備前焼愛好家の方

色々な先生のお名前が出ておりました

先生のところには天野先生や内田先生から聞いて来られたそうです

けらもすもチェックされている御様子


けらもすの新メンバーは‘まげや’先生


先生とお客さんが話されている間に拝見

灰被りで胡麻のたっぷり掛かったもの。自然練り込みかな ?

もう一つ、こちらは間違いなく自然練り込みで鎬の入ったもの

形も良く、あちこちに石爆ぜが

そして、もうひとつ。ころがしで焼かれ左右両側に玉垂れしたもの

たっぷり掛かった自然釉に山吹色がかった胡麻がついています

特に玉垂れと内側の胴の部分の溜まったところにオレンジが見られ

おもしろい景色です


選んでいるうちにまた新たなお客様が二組

一人は姫路ナンバー

先生に雀口の徳利の継ぎを頼んでいたらしいのですが

その継がれた徳利が、育ちそうーー

いいなぁ

今日は引越しで、抜け出してきたとか 笑

もう一組は御夫婦で

転勤の多い季節なので と、来られてすぐに焼酎ボトルを3本

駆けつけ3本です

いいなぁ。俺も誰かくれないかなぁ、三月いっぱいやし  笑


賑やかになってきたので 先ほどの3つの酒器 (2500円×2個、3000円×1個)と

匣鉢詰めでしょうか ? 口から肩にたっぷりと胡麻が掛かり

さらに胴の途中から玉垂れしている徳利 (7000円)を頂くことに


お支払いは12000円でした

すみません、ありがとうございます


先生に誘導して頂きながら車を出してお暇するとき

下のお嬢さんがお客さんにお土産を頂いたお礼を嬉しそうに言っていました

今日もアットホームさが出てるなあ


気分良く風呂に浸かり、飯を買い込んで家へ

夜勤だブログ書いて寝よ

と、思ったら・・・・

つづく