練習を見守ること

昔、大学の講義で教授が英才教育についての話をしてくれた

幼少からある分野の英才教育を受けた人間と

普通に育ちある程度成長してからその道に進んだもの

この二者では最終的にどちらがより高いレヴェルに到達できるのか

教授の答えは、後者


個人的に付け加えるなら、仮に

前者がより高いレヴェルに辿り着いたとしても

その間に失うものの方が多過ぎて

というよりも寧ろ、幅広くいろいろなものを得る機会が制限されて

一人の人間として、当人は本当に幸せなのかな ?


もちろんその道で高みに登り

周りの人々に多大な影響を与え

また、自信も与えられるということは出来るだろうけど


英才教育って

幼少から一つの分野に閉じ込めてしまうことではないと思うねんけどなぁ

そんなものより、いろいろな分野の良いものに触れさせる方が

大事やと思う


色川武大氏っぽく言うなら

大切なのは、好きになる練習を見守ってあげること

時に、小さな自信をプレゼントし

その好きが生かされる方向への道標を示すこと