思い出さされた

まだ少し

小林さんちのメイドラゴン S の

余韻が残っている

 

種が違い

能力も大きく違う

人間とドラゴン

だが、生きることの苦楽に

それぞれの生き方に

差異は無い

 

また、あちらの世界では

本人の意思、意向、望みにより

或いは、気が付けば

なんの疑問も感じぬままに

調和、混沌、傍観の

何れかの勢力の一員となり

その勢力の枠の中で

大部分のドラゴン達が

疑問を持つことすらなく

生きて行く

こちらの世界の人間と同様に

何かに属し、その何かの枠の中で

大して疑問も持たずに生きて来た

 

そういった中で

疑問を抱き

生き方を模索していたドラゴン達が

こちらの世界で

自分の所属する勢力とはなんの関係もなく

人間と関りを持ち

他の勢力のドラゴン達との関りを

深め直すことで

自分らしい道を進もうとする

能力の違いなどは

なんの関係もなく

互いに認め合い

いっしょに生きていく

 

自分の中の

能力というものに対する感覚が

未だに経済的なものに毒されていて

なにか人との優劣

差別化の物差しにしかなっていないと

改めて、思い出さされた